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「外資就活相談室」回答者の横顔~連続インタビュー:Vol.1 ぼうずさん

記念すべき第1回は「金融一筋25年」、ぼうずさん


9月にリリースした「外資就活相談室」、お陰様で大変な人気となっています。ご利用いただきまして、ありがとうございます。

日々たくさんのご質問をいただいていますが、「回答者の皆さんのもっと詳細な情報が知りたい」と思ったことはありませんか? この「もっと知りたい」の声にお応えするため、回答者の皆さんへの連続インタビューをスタートします。

記念すべき初回となる今回は、外資就活相談室で最も人気のある回答者・ぼうずさん(タップまたはクリックで相談ページへ)に迫ります。今後質問をする際の参考にしてください。

 

昇進する人・しない人、若手のつまづき・・・たくさん見てきた

――ご経歴を教えていただけますか?

ぼうず慶應義塾大学法学部を卒業しまして、外資系のIBDに新卒入社しました。

実は、家族には法曹関係者がいまして、私も法律には関心が高いのですが、たまたま父の本棚にあった金融関係の本を読んだらとても面白くて。こんな仕事をしてみたい! と思い、よく分からないまま金融の世界に飛び込みました。

大学時代は体育会に所属していたので体力には自信があったのですが、就職してから、自分がロングスリーパーだということに気付きました。IBDには本当に優秀な人がたくさんいて、そのうえ2~3時間睡眠でも元気だったりするんです(笑)。

私は幸運にもIBDに入社できましたが、人一倍努力しなければついていけなかった。ストレス耐性も大して強いわけでもなかった。天才ではなく“凡人”です。

ただ、この金融業界で私はもう25年余り働いています。IBDは何社か勤務していますし、新卒採用も中途採用も担当した経験があります。

あるIBDでは、新卒入社した社員をすぐ配属せずにプールして、いろいろな案件にアサインするシステムを取り入れていたのですが、私はそのプールのアサイン管理や若手スタッフからの相談、彼らの評価なども担当していました。

そのため、どのような人が適性が高く、後にプロモーションしていくかも見てきましたし、若手社員がどのようにつまずくのか、たくさんのケースを見てきました。

このような経験を元に、相談室を通して、これから就職する優秀な皆さんのお役に立てると嬉しいなと思っています。

「外資系」と「海外勤務」、混同してない?

――IBDの業務内容について教えていただけますか?

ぼうず:外資就活相談室では、IBDの業務についてたくさん質問をいただきました。

その中で一番驚いたのは、IBD、つまりInvestment Banking(投資銀行部門)の仕事を、投資業務だと勘違いしている方がいらっしゃることです。

IBDは、クライアントがM&Aをするために資金調達を行う際に、M&Aの専門家として案件をリードし、フィーをいただく仕事です。

IBDが世界を牛耳っているというような陰謀論を唱える人もいますが、それは夢を持ち過ぎ(笑)。実際はただの証券会社です。

最近は、ドラマの「SUIT」が流行っていて、華やかなイメージをお持ちの方もいるようですが、普段の業務は大変地味な作業です。

もう一つ、相談室の質問を見ていると、外資系と海外勤務を混同している方が多いように思います。

新卒入社すると半年~1年間の海外研修を実施するIBDは多いですし、クロスオーバー案件はたくさんあるので、海外出張は多いです。

でも、日本のマーケットを担当するために、日本オフィスは存在しているわけです。海外オフィスに赴任するのは、かなりのレアケース。

海外赴任したいなら、商社をはじめとする日本企業に勤めた方が、圧倒的に機会が多いと思います。まずは、このような誤解がなくなるといいなと思っています。

中途でIBD、オススメしない

――IBDで評価されるのは、どのような人だと思いますか?

ぼうず:IBDで生き残るのは大変難しいです。新卒入社したIBDの後輩でまだIBDの世界に残っているのは、1人くらいしか知りません。長く勤務することの方が例外と言っても過言ではないと思います。

これは相談室でも何度も回答したのですが、特に中途採用でIBDに入ることはオススメしません。ゴールドマン・サックス日本法人社長の持田昌典さんのように、MBA留学後に外資系のIBDに入社して大成するケースはもちろんあります。しかし、それは外資系のIBDが新卒採用をしていなかったからであって、今は優秀な若手は最初から外資系IBDに勤務してしまう。

よっぽど才覚のある人じゃないと、MBA卒業後にシニアアソシエイトくらいで入社しても、“未経験アソ”とか“Over Head”と呼ばれてしまって、新卒入社のアナリストたちに言う事を聞いてもらえないんじゃないかと思います。実際、数年で辞めていく方がたくさんいました。

「どんな本読めばいい?」ではIBDで生き残れない

――IBDの世界で生き残るには、どのように勉強すればいいでしょうか?

ぼうず:外資就活相談室でも「IBDに内定したが、どのような本を読めばいいと思いますか?」というような質問はたくさんいただきます。でも、そういう質問をされると、この子はIBDに入社してやっていけるのかな・・・と心配になってしまう。

IBDは、誤解を恐れずに言うと、気難しい職人が集まっているギルド社会なんです。先輩が時間をかけて教えてくれる世界ではありません。見て盗む、自分でマスターする世界です。

私の場合は、上司が退勤してから、上司のデスクに置いてある本や資料をこっそり拝借して、朝まで勉強するということはよくありました。

「この本を勉強しておくといいよ」なんて優しく教えてくれたことはなかったので、当時は気付かなかったのですが、今思うとその上司はわざといろいろな資料をデスクに置いていってくれていたのだと思います。明らかに、次の案件に必要な本が5~6冊積み上がっていたこともありましたし(笑)。

そのように業務時間外に勉強する生活が1年くらい続いて、上司のデスクに置いてある資料を一通りマスターできた頃、いつもは作った資料を見てもらうと毎回ボロクソに怒られていたのですが、黙って頷いて資料を受け取ってくれた時がありました。

別に褒められたわけでも何でもないのですが(笑)、その日は今でも覚えているくらい嬉しかったですね。

常に身体は不調、それでも辞めたいとは思わなかった

――そのような厳しい新人時代に、IBDを辞めようと思ったことはなかったのでしょうか?

ぼうず不思議と、辞めたいと思ったことはないんです。私は凡人で、周りのように頭が良くないから、上司の言うことは何でも聞いて、努力しなければダメだと思っていました。結果的に、上司から見ると“使いやすい”部下だったわけで、その姿勢でいたのは良かったと思います。

ただ、ストレス耐性が強いわけではないので、常に身体の不調はありましたね(笑)。

確か28歳の時ですが、普通はオフィスに戻ってきたらスーツのジャケットは脱ぐのですが、どうしてもジャケットを脱げないようになってしまった時期が2~3カ月間ありました。今思うと完全にメンタルがヘラってますよね(苦笑)。当時はなんでジャケットを脱ぎたくないんだろう・・・くらいに思っていたのですが。

あと、常に柔軟剤のダウニーの匂いがする外国人のボスから、厳しくご指導いただいていたときには、街中でダウニーの匂いがすると、急激な腹痛に襲われるようになったこともありました。ダウニー恐怖症です(笑)。

なぜかしゃっくりが止まらなくなったり、目がすぐに結膜炎になっちゃったり。長年働いていると、いろいろあります。

それでも、この業界を辞めたいと思ったことはありませんでした。30歳を過ぎてからは、もう商売を鞍替えすることはできないと、腹をくくりました。

「安定した職業」なんて存在しない

――就職活動中の大学生に、メッセージをお願いします。

ぼうず:相談室に寄せられる質問を見ると、外銀に就職するリスクを必要以上に気にしている人が多いように思います。

リーマンショックのイメージが強いのか、どういう時にリストラされてしまうのか、どんなミスをしたらリストラされるのかといったような、リストラに対する怖さがあるようです。

でも、安定した職業なんて現実的に存在するでしょうか?

私が就職した頃に人気があった日系の大手家電メーカーは、今では売上不振です。メガバンクなんて20代で出世コースかどうか決まってしまうし、今では大規模リストラもしています。日系大企業だから安定していて、外資金融だからリスクが高いなんて言えないと思います。

もちろん、日本におけるIBDのマーケットは、順調に右肩上がりで伸びる市場ではないと思います。IBDの業界では“(ウォール)ストリートにフィーが払われたか”という表現をしますが、日本は大規模M&Aが少ないので、なかなか簡単にノルマを達成できるような状況ではありません。

ただ一つ言えることは、自分の適性に合った職業を選んで、その目の前の仕事を出来る限り頑張った方がいいということです。今の時代は、もうボロクソに怒られることなんてないのかもしれないですが(笑)、働いていれば踏ん張って頑張らなければならないタイミングは必ずきます。

そんなとき、どうやって乗り越えればいいか分からなくなったら、ぜひ外資就活相談室に質問をください。

皆さんの質問を待っています。(下記スクリーンショットをタップまたはクリックで相談ページへ)

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