目次
ドイツ銀行（アセットマネジメント部門）に内定する3つのポイント
こんにちは、外資就活 外銀チームです。
今回は欧州系の総合金融機関であるドイツ銀行（以下、ドイチェ）のアセットマネジメント部門に内定するための選考対策について、以下の３点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。
・自分の考えを端的に伝える能力
・アセットマネジメント業務への理解
・本質的に物事を捉える力
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※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ選考体験記から抽出しています。
ドイツ銀行グループ 17卒アセット・マネジメント統括部門本選考レポート
自分の考えを端的に伝える能力
ドイチェのアセマネ内定にはまず自分の考えを端的に伝える能力が必要です。
アセマネでは個人及び機関投資家に対して巨額の資産ソリューションを提供するような仕事です。よって巨額のお金を動かすというその業務内容からも、クライアントから信用を得るためにも、頭の回転が早く、物事を端的に伝えられる優秀さは必須と言えます。
内定者の中には「面接の質問内容とその答えに関するキーワードをあらかじめ用意しておき、質問に対して瞬時に解答できる状態にした」という人もいたようです。
以下の面接の内容などを読んでおき、ぜひ対策に役立ててください。
アセマネという業務への理解
次にアセマネという業務への理解が必要です。世間では「外銀の中では比較的ホワイト」と言われている部署ではありますが、面接を通して業務自体はかなりハードと感じる就活生が多いようです。
そのため積極的に自分の経験からストレス耐性に関するエピソードを面接で用意する必要があります。内定者の中には「他の外銀の選考を通してマーケットで働いている人とアセマネで働いている人の違いを知ることができた」という人もいます。下記に参考になる他社の外銀本選考体験記を記載しておきますので、ぜひ参考にして下さい。
本質的に物事を捉える力
最後に、本質的に物事を捉える力も必要です。2次面接の質問では外銀の選考とは関係ないような質問をされることがありますが、面接官は外銀とその質問を結び付けている事が多いです。
瞬時に面接官の質問の意図を汲みとるとともに、自分の言葉で論理的に説明することが必要でしょう。日々の社会問題に対して自分なりの考えをもつ癖をつけましょう。
選考フロー
エントリーシート（ES）→筆記試験・WEBテスト・適性検査→グループディスカッション→1次面接→2次面接
選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。
ES：なぜドイチェのアセマネなのか
（1）ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社への志望動機（日本語300文字以下）
（2）あなたの周囲の親しい人が金融業界への就職に反対しています。あなたが何故就職したいのかをどのように説得しますか？（日本語 300文字以下）
（3）What is your most important value or policies? Please explain why? （英語500文字以下）
何故ドイチェのアセマネなのか
ドイチェのESでは志望動機を明確にしましょう。多忙な外銀勤務の社会人が短時間でこれに目を通すと考えられるので無駄な文章は必要ありません。自分自身の経験を踏まえて、なぜ金融なのか、なぜアセマネなのか、そして中でもなぜドイチェのアセットマネジメントを志望するのかを分かりやすく簡潔に述べる必要があるでしょう。
・自分自身の経験を踏まえて、なぜ金融業界で働きたいのか、なぜアセットマネジメントなのかをわかりやすく伝えることに留意した。
・また、（2）の質問は「厳しい状況で働くことになっても大丈夫か」と形で自分の方で読み替え、回答するようにした。
筆記試験・webテスト・適性検査：そつなくこなそう
・形式：GAB
・内容：図表の読み取りと読解問題が大半。数Ⅲまで出題されうる他部門よりは難易度は低い。
難易度は高くない。不安なら参考書を一周すれば十分
ドイチェのアセマネでは筆記試験の難易度は高くありません。
他の部門では数Ⅲが出るなどやや高度な内容が盛り込まれていたようですが、汗真似はいたって普通のGABの形式のため、特段対策する必要はないといえるでしょう。
もし不安なら市販の参考書を一周だけで十分ですので、ぜひ解いてみてください。
・8割～9割程度の正答率。
・難易度としてはそれほど難しくはない。テストのボーダーもあまり高くはないと思う。
GD：議論中は明確に定義づけを
・社員、学生の人数：学生7人：社員3人
・時間：GDが30分、発表は代表者1人で5分
・議題：「幼少期の英語教育の是非」
・結果通知方法：10日後にメールで通知
議論中は明確な定義づけを
GDの基本ですが、曖昧なお題の際にはしっかりと定義づけをし、その場のコンセンサスをしっかりとしたものにしましょう。また、外資系の選考では日系企業よりも主体性が求められますので自分の意見をしっかりと言い切ることが大切でしょう。
・30分間GDをした後、5分間で代表1名が発表し20分間の逆質問時間が設けられる
・面接官は学生の発言の量より質を見ていると感じた
・自分の意見が全体の意見になるように議論を誘導することを心がけた
1次面接：ストレス耐性を示そう
・社員、学生の人数：学生2人：社員2人
・時間：面接25分、逆質問５分
・内容
自己紹介（英語）
志望動機（英語）
金融業界の志望理由、その中でもなんでドイチェのアセマネなのか
リスクをとった経験、ハイプレッシャーの中で何かを行った経験
自分の強み・弱み
海外での滞在経験は？
投資の経験は？
5年後、10年後の理想像は？
・結果通知方法：10日後にメールで通知
ストレス耐性を示そう
この面接ではストレス耐性が評価される選考といえるでしょう。
特に、質問内容に「リスクをとった経験、ハイプレッシャーの中で何かを行った経験」があることから、負荷がかかった状況でどれ程の成果を出せるかという点を見ていると言えます。
また、過去の経験から将来的にどうなりたくて、ドイチェにおいてどんなことがしたいのかという具体的な自分の軸を持っておく必要があります。しっかりと自己分析をして万全な準備をしましょう。
・学生２人に面接官も２人いたので、簡潔に答えることを心がけた
・深堀りの質問が来た際にはある程度長い説明が好ましいようであった
２次面接：一緒に働きたい人柄か
・質問内容
勉強は好きか
チームで行う中で、どうすればうまく機能するのか
アセットマネジメントの志望理由
アセットマネジメントで何がしたいか
最近気になったニュースはあるか
ドイツ銀行って最近ニュースになっているけど、どう思ってるか
短期的な利益ではなくて長期的な関係が大事だと思った経験ってある？
モチベーションが低い人達と働く時に気をつけること
マイナス金利の影響を資産運用会社はどのように受けると思うか
なんでセルサイドじゃないの？
どんな価値が出せるか
自分の１番の強み
顧客にボロクソに言われた時の対処法
どんな人になりたいか
他の人が反対する中で、自分はどのように目的を達成するか
物欲あるか
サマーインターンとか受けたか
自分のやりたいことって米系の他社でもできるんじゃないの？
営業で大事だと思うこと
勤務時間が長いことは大丈夫か
一緒に働きたい人柄か
2次面接ではこの学生と一緒に働けるかを見られているようです。よって質問もフォーマットがあるわけではなく、「最近気になったニュースはあるか」のような変則的な質問もあったようです。「勤務時間が長いが大丈夫か」という質問からも、1次面接の時同様にストレス耐性を重点的に見ていると思われます。
これまでの選考で能力は評価されているので、人間的な魅力を示すように、対応などは心がけておきましょう。
・社会的な事象に対する理解度、自己の理解度を見られていると感じた。
・自分の意見をシンプルに正確なに伝えることが肝要だと思う。
・不明瞭な返答をした際には、明らかに面接の雰囲気も変わったので緊張感のある面接と言える
内定者の情報
・内定者数：３人程度
・学歴：東大から早慶まで
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