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はじめに
こんにちは。ライターのTASKです。
先日、大ヒット書籍「バカでも年収1000万円」著者、伊藤喜之氏のお話を伺う機会に恵まれました。以下でその内容をお伝えします。
就職氷河期時代に内定を取った学生は伸びる
―最近は「就職氷河期だ」と騒がれていますが、昨今の就職難について伊藤さんはどう考えていらっしゃいますか。
伊藤 私は就職氷河期は学生にとって大きなチャンスだと思っています。
企業は、好景気な時はある程度人材をストックすることができるんですよ。お金があるから。学歴があってそこそこ魅力的ならどんどん採る。
でもですね、就職活動は恋愛と一緒で、相思相愛じゃなきゃうまくいかないと思うんです。好景気の時に「余分に」採用された人ってかわいそうですよ。
結局その入社してみると、その会社でうまくいかなくて、転職活動を繰り返すことになる。その過程で履歴書がどんどん汚れていっちゃうんですね。
それに比べたら、現在の就職氷河期は素晴らしい。企業は景気が良くないので、そんなに人をとる余裕がないから、真剣に学生を厳選する。
そういうプロセスで丁寧に取られた学生は、企業に入ってからも大事にされる。本質的に相思相愛だから、やっぱり活躍できますよ。
まとめると、「 好景気のときに企業に入るのは簡単だが、その後悲惨なことになる可能性が高い。不景気の時は、入るのは難しいがその後活躍できる可能性は高い 」ということですね。
―なかなか企業と相思相愛になる、というのは難しいと思うのですが
伊藤 相思相愛になるには、お互い地と地でぶつかり合う必要があります。だから、僕はそもそもリクルートスーツなど着る必要がないと思います。
服装には、その人の生き方が出るんですよ。だから、私服で面接に行けばいい。私服で面接に行くと、ほぼ必ず「なんで私服なの?」と聞かれるだろうから、「就活は相思相愛にならないとお互いにメリットがないと考えているので、自分の地がはっきりと表れる服装でなければと思ったからです」と答えればいい。
そこで即採用になるかもしれないし、「お帰りください」となるかもしれませんけどね(笑)
私服は極端なお話かもしれませんが、せめて面接の時に面接官を質問攻めにしてほしいですね。
面接はお互い分かりあう場なのだから、一方的に話をしても意味がない。相手のことも自分のこともよくわかるために、最善の努力を尽くすべきです。
―学生は内定を貰うことに集中してしまいがちで、その後のことをなかなか考えない傾向にあります。本日は、就職活動だけでなく社会に出てからも役立つ「20代のうちに一流になる方法」についてお話を伺えればと思います。
伊藤 はい。早く一流になり、20代のうちに1000万円の年収を得る方法として、今回は3つお伝えします。
20代のうちに一流になる方法
1.「弱点レーダーチャート」を使って、大物へアプローチする
伊藤 どんな一流の人でも、苦手な分野というのはあります。そこを攻めて(サポートして)いけば、どんな大物にも一目置かれるようになります。
相手の話を、「この人の弱点(困っていることや、今やりたいこと)はどこだろう」と考えながら聞きます。そして、相手の弱点を見つけたらその弱点について話すのです。
有名経営者、例えばJALの稲盛会長から一時間話を聞くと仮定しましょう。稲盛さんと経営の話をしても、学生の経験では当然、勝てるはずがない。
相手へのメリットは与えられません。だからといって、「すごいですねえ」とただ頷きながら話を聞いていても何の意味もありません。
自分の主観でいいので、「今の20代が好む旅行の場所」とか「大学生から見た飛行機会社への不満点」とか、そういうことを話してみてください。
20代の実感がこもった言葉というのは、稲盛さんも頻繁に聞く機会がないでしょうから、「なるほど」と感謝されるでしょう。
そういうお話ができれば、帰り際に「もう一度しっかりお話をお聞かせ頂けますか?」と少しわがままを言っても、ほぼ確実にOKされます。
お互いがお互いにもっている情報(長所)で補い合っているということ。これこそが真に使える人脈の作り方です。
2.木曜日にいつもとは違ったことをしてみる
伊藤 人の人生は、能力ではなく、これまで選んできた選択肢の積み重ねで作られています。
食べたものの質によって体がどんどん変わっていくように、普段の行動によってビジネスの質もどんどん変わっていきます。
自分を大きく変えたいのならば、今までなら絶対にチョイスしてこなかったような選択肢を意識的に選ぶことが必要になります。
例えば、高級レストランに一人で行ってみたり、あり得ないぐらい高価な時計を買ってみたりするなど、とにかく昔の自分なら確実にしなかったことをやってみましょう。
ただ、このメソッドには「時間とお金がなくなってしまう」という欠点があります。ですから、「今までと違う選択肢をするのは木曜日」と決めましょう。
1週間に1度なら、ペース的になんとかなります。「自分にはこれがあっている」と思っていることをやり続けても人生、何も変わりません。
どんどん新しいことをやり、刺激を受けましょう。そうすることで成功への道が開けます。
就職活動においても全く興味のなかった業界を受けるであるとか、普段と話す内容を変えて面接を受けてみるであるとか、何か違ったことをやってみる のはお勧めです。
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そうすることで真に自分のパターンが確立し、内定への道も近付くでしょう。
3.「超速行動」を使ってライバルたちを置き去りにする
伊藤 まったく同じ行動をするにしても、スピード違うだけで相手に与えるインパクトは10倍以上強くなります。
23の頃のころ僕は「人の2倍、3倍やってやろう!」と決め、連日深夜2時まで仕事をし続けたことがあります。
ところが、1ヵ月たっても2ヵ月たっても、まるで成果は上がりませんでした。
毎日深夜二時まで仕事をして作った資料を上司に提出したら、速攻でゴミ箱行きになりました。理由を聞いたら「確かにお前にしてはがんばった。でもせいぜい60点だ。」と言われてしまったのです。
そこで私は「量ではなく、スピードで勝負しよう」と考え方をチェンジしました。
社長との雑談をその日のうちに営業資料にする、人からものをすすめられたら即座に買う等の行動を繰り返すことによって、いつの間にか評価がうなぎ上りになり、取締役になり、本まで出版することができました。
とにかく人の10倍のスピードでやる。それだけで見込みがあると思われ、勝手に成功のエレベーターに乗ることができます。
これらの三要素を常に心がけてほしいですね。
そうしたら信じられないぐらい素晴らしいことがどんどん起きますから。
―ありがとうございました。
伊藤喜之氏
1981年、愛知県一宮市生まれ。
幼少時からスポーツに明け暮れ、体育はいつも学年トップ。小、中学生時には生徒会など、ありとあらゆるポストに立候補するも落選。
目立ちたがりの性格がわざわいし、逆にいじめの対象となり自殺を考える毎日を送る。唯一誇れた特技ソフトテニスで「スポーツ特待生」として高校進学するも挫折。
中学、高校では年間350日を部活動に当てたため、学力ゼロ。偏差値は20台を記録。
大学生時には一発逆転を図り、 ベンチャー企業アライブ株式会社の立ち上げに協力するも、創業者から「バカなお前は生きる価値がない」と吐き捨てられ、会社を飛び出しサラリーマンに。しかし、営業で入社した商社でも成績ふるわず、倉庫での出荷担当者になり1年半で退職。
全てに挫折した怒りから、学歴や専門スキルがなくても、成功するためのメソッドを実践しながら開発。
その後、そのメソッドを実証するため、かつて見捨てられたアライブ株式会社に出戻りし、たった3年で平社員から取締役に昇進。
年収も200万円から1000万円に。 その独自メソッドをまとめた書籍「バカでも年収1000万円」がダイヤモンド社より発売された。現在では東証一部上場メーカーや、外資系大手レコード会社から指名が来る、広告戦略のコンサルタントとして、数々のヒットを生み出している。
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