【3分選考対策】日本ロレアル(マーケティング・セールス・サプライチェーン・ファイナンス部門)の本選考対策まとめ
2018/11/02
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目次
日本ロレアルの選考のポイント
こんにちは、外資就活 メーカーチームです。
今回は代表的な化粧品メーカーである日本ロレアルのマーケティング・セールス・サプライチェーン・ファイナンス部門に内定するための選考対策について、以下の3点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。
・多様な観点から物事を把握する
・端的に・わかりやすい言葉で伝える
・1人で考え込みすぎず議論して進める姿勢を忘れない
※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。
多様な観点から物事を把握する
まずは多様な観点を持つことが必要です。
ESはもちろんのこと、2次面接以降では「〇〇の場合、君はどうする?」というケース問題も多く課題として出されます。多くの観点・広い視野から課題を分析し、アクションを考える姿勢が求められていると言えるでしょう。普段から物事の両面を考える訓練をすることがオススメです。例えば、「この消しゴムは安いし大きい、でも柔らかすぎて消しにくいな」という分析をしたとします。そこで考えるべきことは「ではなぜ、柔らかい素材を選んだのだろう、そこにはどんな狙いがあるのだろう」です。そこまで考えると企業の深い狙いやターゲット層が見えてくると思います。
端的に・わかりやすい言葉で伝える
次に面接では端的に説明する力が必要です。
他社の選考に比べ、面接時間が短いのが特徴ですので、その時間でできるだけ多くの質問をしてもらうことが必要になります。こちらがいくら長々と話しても面接官が聞きたいことはそこではないことが多々あります。できるだけ細かく会話のキャッチボールをすることで相手が聞きたいことにピンポイントで答えることができるようになります。
テンポよくキャッチボールをするためには「結論から述べる」「相手の質問を噛み砕いてから質問に答える」ということが重要になります。面接官の質問にすぐに答えるのではなく、一旦自分で考え、一呼吸置いてから答える、というのが良いでしょう。
1人で考え込みすぎず議論して進める姿勢を忘れない
最後に内定を掴むためには議論を厭わない姿勢が必要です。
面接の各段階でケース問題が課される場合があります。特にマーケティングやセールスでは毎年のようにケース課題が出されています。もちろん、自分の頭で考えることも大事ですが、日本ロレアルでは面接官が助け舟を出してくれることが多く、「他者を巻き込んで、より意見を洗練させていく」ことが求められているのでしょう。ついつい、自分で考え込んで、意見がまとまりきらず面接が終わってしまう、という失敗をしてしまうこともあるので、頭の中の動きを面接官に伝えながら一緒に議論を深めていく姿勢が大切になります。この姿勢は、面接に慣れていく中で磨かれていくと思うので、1次面接からその意識を頭に置いておくことで、ケース面接までに十分に慣れることができると思います。
エントリーシート
(2)ロレアル製品が展開されているお店に足を運んでみてください。(ドラッグストア、バラエティストア、百貨店、美容室など)お気づきになった点を、ご自由にお書きください。(例)他ブランドと比較した際の優位性、改善点 など
(必須:400文字以内)
年によっては(1)の質問がマーケティングのみ以下に置き換わることがある。
(1)自らイニシアチブをとって、周囲の協力を得ながら、成し遂げた活動について教えてください。又、その活動がもたらした「変革」についてお書き下さい。(700字以内)
選考のポイント:具体性と端的さの両立
ここで書いたESは後の面接で何度も聞かれることになります。自信のある内容を書くことも大事ですが、そのせいで内容が専門的になりすぎると説明が追いつかなくなります。まずは一目で理解してもらえるものを書くように心がけてください。
(1)の方では、できる限り具体的に書くようにするなどですね。例えば「飲食店のアルバイトを長期にわたってやっていました」、ではなく「マクドナルドで2年間接客や清掃などを行なっていました」など。ここで具体的な企業名を出すことでマイナスになることを心配する学生も多いですが、ここは一目で理解してもらえる、想像しやすくする、という点から具体名を書くようにしましょう。
(2)については課題文で言及がありますが、様々な視点から述べる、ということが最も重要になってきます。商品の成分もそうですが、並べ方や隣に置いてある商品との関連、価格など多くの視点を盛り込むことが重要になってきます。
WEBテスト
18卒はCUBIC(言語、数理、図形、英語)。玉手箱やSPIの年もあり。
選考のポイント:簡単な問題で間違えないように
外資のコンサルや銀行に比べると比較的容易。英語のレベルも高くはありませんない。対策はそこまで必要ではないと思われるレベルだが、不安な人は対策本で基本レベルの問題に目を通すくらいが必要十分だと思われます。
1次面接
学生:1人
時間:30分
質問内容:
・大学での専攻と研究内容に関して
・強み2つ弱み2つ
・リーダーシップ経験
・志望する業界
・就活の軸
・日常生活で英語を使う頻度はどの程度あるか
・英語質問(あなたの好きな食べ物は何?理由は?)
逆質問
選考のポイント:端的に述べる
基本的な質問です。ESに関するものは事前に想定される受け答えの準備は用意しておくのが無難でしょう。この面接は職種共通であることから「受け答えや頭の回転の速さ」という一般的な能力を見ていると思われます。面接に慣れていないこの時期の学生はついつい話しすぎてしまう傾向がありますので、「短く簡単に」を意識しておきましょう。
ここからは職種別にフローが分かれます。
・マーケティング
・セールス
・サプライチェーン
・ファイナンス
の順番でお伝えします。
マーケティングの選考フロー
2次面接→最終面接
2次面接
学生:1人
時間:30分
質問内容:ESに沿った基本的なものが前半に。後半には面接官が担当しているブランドの商品を目の前に並べられ、それについてプロモーションのアイデアを考える課題が出される。
選考のポイント:議論を楽しむ姿勢を持ち続けて
後半のプロモーションの課題については、もちろん自分1人で考え抜くことも必要ですが、面接通過者を見ていると多くの場合「面接官と議論し、助けてもらっている」ケースが目立ちます。自分の思いつきでもまずは社員に投げて見て、そこからアイデアや具体的な戦略につなげていく姿勢が求められる面接です。考え込みすぎず、議論を楽しむ姿勢を持って臨んでくださいね。
最終面接
学生:1人
時間:30分
質問内容:自己紹介を数分で行ったのちに「My Biggest Achievement」というテーマで5分程度英語プレゼンをする。後半ではESに関する基本的な質問に加えプレゼンテーションに関連する質問もなされる。最後に逆質問の時間も設けられている。
選考のポイント:シンプルで身の丈にあった回答を
選考そのものは英語で行われるケースがほとんどです。トップの責任者がアメリカ人やフランス人であることも多く、質問されることが聞き取れないことが多いです。しかし、隣にいる日本人社員が助け舟を出してくれるので、自分がどこで詰まっているのかを伝えることで議論が進みます。
プレゼンでは、言いたいことを2つか3つに絞り、できる限りシンプルに伝えることが必要です。こなれた表現ができればそれに越したことはありませんが、こなれた表現を使うわりに受け答えのレベルが低いな、と思われると印象は悪くなります。自分の身の丈にあったレベルの英語で伝える姿勢を最後まで崩さずに臨みましょう。
セールスの選考フロー
説明会→2次面接→3次面接
説明会
内容:会社全体の説明が15分程度、営業職に関して15分程度、実際に営業職についている方の働き方が45分程度(各事業部から1人ずつ3人)、人事1人と営業3人それぞれに質問できる時間が10分×4程度、アンケート記入後解散。
参加学生は1次面接通過者のみ(50人弱)。
社員は人事が3人、営業が3人。
座談会形式で4人の方の話を聞くことができ、質問は比較的沢山できる。
選考のポイント:今後の面接のネタ集めを
この説明会は、評価の対象とはなっていないようです。どの社員さんからどんな話を聞いたのかをメモしておくとその後の面接で話すネタになります(説明会で〇〇さんが……とおっしゃっていたのですが、という具合に)。
2次面接
学生:3人
時間:1時間
質問内容
・なぜ化粧品業界か、なぜロレアルか、なぜ営業職か
・希望する事業部とその理由
・最近購入したもので気に入っている物とその理由
ケースワーク
・ 取引先から10万の値引きを要求されたが、あなたはそれをすると目標を達成できない。この時、次にどんな行動をとるか?
選考のポイント:自分以外が話している時こそ集中して
雰囲気が厳格で、面接官の反応が良くない、という圧迫面接になることが多い2次面接。3人でのグループ面接ではありますが、学生同士で議論をする時間はなく、話していない間の時間の過ごし方もチェックされています。面接後にフィードバックされる場合があり、そこで態度を指摘された学生がいます。自分以外の人が話しているときは気を抜きがちですが、姿勢を保つ、常に疑問を持ちながら話を聞くなど、集中を切らさない工夫が必要です。ケース問題については、自分1人ではなく社員との議論が認められているので、うまく面接官を巻き込んで具体的な施策に落とし込むことを目指しましょう。
最終面接
学生:1人
時間:30分
質問内容:
・志望動機
・なぜ他社ではだめなのか
・なぜ営業なのか
・営業に必要な素質とは
・ これまでに対立した経験とどのように乗り越えたか
選考のポイント:英語面接に圧倒されることなく淡々と
選考そのものは英語で行われるケースがほとんどです。トップの責任者がアメリカ人やフランス人であることも多く、質問されることが聞き取れないことが多いです。しかし、隣にいる日本人社員が助け舟を出してくれるので、自分がどこで詰まっているのかを伝えることで議論が進みます。言いたいことを2つか3つに絞り、できる限りシンプルに伝えることが必要です。
こなれた表現ができればそれに越したことはありませんが、こなれた表現を使うわりに受け答えのレベルが低いな、と思われると印象は悪くなります。自分の身の丈にあったレベルの英語で伝える姿勢を最後まで崩さずに臨みましょう。質問内容自体はこれまでの面接と同様ですので、自信を持って話すようにしましょう。
サプライチェーンの選考フロー
説明会→2次面接→最終面接
説明会
内容:1次面接通過者向けに会社説明会とグループワークと社員座談会を行った。
学生5人程度と社員が5人程度。
1時間程度の説明会で、職種の詳しい説明がある。
グループワークは、渡された資料をもとに20~30分程度でケーススタディに取り組んだ。
最後に社員の方に発表し、少し全体に対するフィードバックをもらった。
社員座談会は2人の社員の方とざっくばらんに話すことができる。
選考のポイント:面接に向けたネタ集めを
選考の要素はないが、社員が数名見ているということだけは忘れずに振る舞うようにしましょう。ここでの話はその後の逆質問でも使いやすいネタになりますので、忘れないようメモを取ることを忘れずに。
2次面接
学生:1人
時間:30分
質問内容: ESに書いたこと(学生時代頑張ったこと)に関して、具体的な説明とそれに関する質問。また自身の経歴について、大学でどういったことを学んでいるのかについて。最後に逆質問。
選考のポイント:1次面接プラスアルファで何を言えるか
1次面接の内容はもちろん共有されているので、その時以上の具体性があるとより良いです。それ以外はオーソドックスな内容であるため冷静に答え切ることが最も重要です。
最終面接
学生:1人
時間:30分
質問内容:質問の内容は、経歴に関することや学生時代に頑張ったことについて。面接の前に英語の履歴書(書式自由)を提出するので、その内容に沿った質問。
選考のポイント:英語面接だからこそ、シンプルに
選考そのものは英語で行われるケースがほとんどです。トップの責任者がアメリカ人やフランス人であることも多く、質問されることが聞き取れないことが多いです。しかし、隣にいる日本人社員が助け舟を出してくれるので、自分がどこで詰まっているのかを伝えることで議論が進みます。言いたいことを2つか3つに絞り、できる限りシンプルに伝えることが必要です。こなれた表現ができればそれに越したことはありませんが、こなれた表現を使うわりに受け答えのレベルが低いな、と思われると印象は悪くなります。自分の身の丈にあったレベルの英語で伝える姿勢を最後まで崩さずに臨みましょう。質問内容自体はこれまでの面接と同様ですので、自信を持って話すようにしましょう。
ファイナンスの選考フロー
グループディスカッション→2次面接→最終面接
グループディスカッション
学生:4人×2チーム
時間:2時間
内容:企業・職種説明→班に分かれてグループディスカッション→発表→講評→社員と交流
ディスカッションは約40分。意思決定に必要な情報がある程度揃った資料を渡され、4人1チームになって、意見を言い合い、結論を出す。
事前にPLとは何かという資料を共有されており、最低限の知識があることを前提として議論がなされる。
選考のポイント:議論を収束させる能力が評価に繋がる
議論の中心になる役割とともに、書記として議論を整理し、最終的な結論への道筋を示す役割を果たした人が通過しています。他の学生の話を良く聞き、自分が話すぎないよう意識しましょう。議論の整理をし、適宜議論の流れを立て直す質問を投げるようにしましょう。
2次面接
学生:1人
時間:30分
質問内容:なぜロレアルのなのか
なぜファイナンス職なのか
ブランドコントローラーとして、どのような価値を提供できると思うか
人と協力して納得のいく答えを出すために、重視すべきことは何か
ロレアルの存在意義は何か
選考のポイント:なぜファイナンスかを強く意識した回答を
1次面接の内容はもちろん共有されているので、その時以上の具体性があるとより良い。それ以外はオーソドックスな内容であるため冷静に答え切ることが最も重要です。マーケティングではなくなぜファイナンスなのか、という視点を一貫して持ち続け質問に答えるようにすることが軸がぶれないポイントだと思います。
最終面接
学生:1人
時間:45分程度
質問内容:なぜロレアルなのか
なぜファイナンスなのか
学生時代に頑張ったことは何か
簡単なケース(こんな状況になった時、あなたはどう振る舞うか)
ロレアルに限らず、好きなブランドは何か
CFOによる、職務内容に関する説明
選考のポイント:英語での議論を楽しむ余裕を持つ
選考そのものは英語で行われるケースがほとんどです。トップの責任者がアメリカ人やフランス人であることも多く、質問されることが聞き取れないことが多いです。しかし、隣にいる日本人社員が助け舟を出してくれるので、自分がどこで詰まっているのかを伝えることで議論が進みます。言いたいことを2つか3つに絞り、できる限りシンプルに伝えることが必要です。
こなれた表現ができればそれに越したことはありませんが、こなれた表現を使うわりに受け答えのレベルが低いな、と思われると印象は悪くなります。自分の身の丈にあったレベルの英語で伝える姿勢を最後まで崩さずに臨みましょう。質問内容自体はこれまでの面接と同様ですので、自信を持って話すようにしましょう。
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