【3分選考対策】クレディ・スイス証券(投資銀行部門)の本選考対策まとめ
2018/11/02
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目次
こんにちは、外資就活 外銀チームです。
今回はクレディ・スイス証券(以下、CS)の投資銀行部門の本選考対策について、以下の3つのポイントからお伝えします。
・投資銀行業務に耐えられるタフさ
・本当にCSに入りたいかどうかを伝えられるか
・人数の少ない日本オフィスのカルチャーにフィットするかどうか
CSは面接中に何回も「なぜ投資銀行か」、「中でもなぜクレディ・スイスを志望するのか」を繰り返し聞かれます。
入る意志があるかを見られているため、しっかりと説明できるようにしましょう。
また他社に比べてCSの日本オフィスは人数が少ないです。そのため面接では終始、カルチャーに合うかどうかを評価されています。
説明会や懇親会などに積極的に参加し、自分が会社に合っているか、激務な投資銀行で働けるかに加えてCSのカルチャーに合う人材像を把握しておきましょう。
※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。
選考フロー
エントリーシート→筆記試験・WEBテスト・適性検査→1次面接→ 2次面接→3次面接→(17卒時はここにジョブが入る)
選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。
ES:伝えたいことは端的に
・時期:11月下旬
・設問内容:
※すべて字数制限はなし
(1)外資系投資銀行を志望する理由についてお答えください。
(2)これまでの人生においてもっとも挫折を味わった或いは苦しい思いをした、失敗したという体験と、そこから学びとったことや現在の糧になっていることについてお答えください。
(3)ご自身の長所と短所についてお答えください。
(4)いまもっとも楽しいと思える瞬間はどのような時か、簡単にお答えください。
・結果通知方法:2週間後メールで
伝えたいことは端的に
CSのESの大きな特徴は字数制限がないことです。しかし沢山の情報をつめこむのではなく、伝えたいメッセージを明確にして簡潔に書きましょう。ここで自分がアピールしたいことを明確にしておくことで面接で突飛な質問が来てもそのメッセージに繫がるよう返答することができます。
また志望動機では、なぜCSかなのかではなく、なぜ外資銀行かというのを問われています。この点を間違えることなく、外資銀行で働きたい理由を書きましょう。
・投資銀行は志望動機が特に重要という話は聞いていたので、しっかり書いた。
・なぜ投資銀行部門かという理由を学生目線で単純明快にするよう心掛けた。
・志望動機に関しては投資銀行業務に耐えうるほど志望度が強いことをアピールした。
筆記試験:難易度は高いが対策可能
・時期:12月下旬
・試験内容:数学、英語(企業オリジナル)
・試験会場:企業オフィス
・時間:30分
・合格ボーダー:数学6割、英語9割程度
難易度は高いが対策可能
1次面接と同じ日に筆記試験が行われます。企業オリジナル問題で、難易度は高めのようですが、その分、ボーダーは高くないようです。GMATや判断推理、数的処理などの対策をしていれば通過は可能なようなので、対策をしましょう。
・計数に関しては玉手箱より難しめ、英語はウェブテストレベルであった。
・問題数が多く、時間内には解き終わらなかった。
1次面接:短時間で入社アピールを
時期:12月下旬
形式:面接官1人対学生4人程度
時間:30分
面接官:30代くらい
内容:主な質問は以下の通り
‐志望動機
‐なぜ投資銀行か
‐激務な投資銀行で働くモチベーションは何か
‐最近関心のあるニュース
‐上司が自分の推薦書書くとしたら何を書くか
結果通知方法:筆記試験と合わせて1週間後メールにて
短時間で入社アピールを
面接官が1つ質問を提示し、学生が順番に回答する形式をとっています。1次面接は時間が短く、なぜ投資銀行か、なぜCSかという質問が全員が聞かれ、その後深掘りもされるので、会社側が重視していることがわかります。
また激務な投資銀行で働くモチベーションは何かや、なぜ外資系投資銀行の年収が高いと思うかといった投資銀行のキャリアについても聞かれるので注意しましょう。
そのほかにも人によって様々な角度で質問がされます。
例えば、最近関心のあったニュースや米国の大統領がトランプになったらドルの価格はどうなるかなど時事と絡めた金融の質問。4人乗り救命ボートしかないが、5人いる場合はどうするか、上司が自分の推薦書書くとしたら何を書くかなど個人の性格にせまった質問もされます。
面接の雰囲気としては、圧迫まではいきませんが、厳格な雰囲気なこともあります。雰囲気に負けず、ハキハキと論理的に答えることが重要です。
・本当に投資銀行部門で働くだけの体力とやる気があるのかを見極めている様子だった。
・面接では1人当たりの時間が短く、質問内容もオーソドックスであるため、筆記試験が重視されているかも。
・誰に対しても、志望動機から派生しうる質問がされていたので、焦らず論理的に答えれば問題ないだろう。
・志望動機が十分に練られていない学生は通過していない印象。
2次面接:論理性と機転が重要
2次面接は18卒と17卒以下で形式が異なるようです。
18卒は例年とは異なり、グループディスカッション(以下GD)を行った後に面接が行われました。今年も形式が変わるおそれがあるので要注意です。
時期:1月中旬
形式:学生4人でのGD→面接官1人対学生2人の面接
時間:1時間
面接官:GDを見ていた社員がそのまま面接をする
内容:主な質問は以下の通り
‐志望動機
‐将来どうなっていたいか
‐趣味についてプレゼンして
‐GDに関する質問
結果通知方法:1ヶ月半後メールにて
論理性と機転が重要
最初の20分間でGDが行われます。形式は進め方の指定がなく、最後の発表も特にありません。面接官は結論を出す経緯を見ています。
沢山話すよりも、論理的におかしくないかを重視する学生が評価されているようです。
その後の面接では自身に関する質問やGDに関する質問をされます。
志望動機を伝えると共に、投資銀行への志望度の高さを市場予測などの金融に関する質問への準備を行うことで証明しましょう。
具体的には10年後の自分の姿は何か、会社で長く働いてくれる人材かどうかなど、会社へのロイヤルティの高さを測る質問がされます。
さらには3年後の株価予想、10年後のドル円相場予想など金融に関する質問も過去にはされたため、勉強をし、自分の意見は固めておくと良いでしょう。
GDに関する質問は自分は100点満点中何点だったか、自分はどんな役割をしたか、反省点などです。
この面接でも趣味など様々な角度で質問されるため、機転をきかせられることが重要です。
2次面接では厳格な面接が行われるようですが、志望動機や10年後の姿という質問で会社に入りたいことを伝え、逆質問で業務に関して深い質問をするとより関心が高いことをアピールできます。
・GDもその後の面接も面接官は無表情だった。特に非論理的な回答をした際は、露骨に顔をしかめていた。
・落ち着いて回答できる学生が意外といないので、落ち着いて回答することは好印象だと思う。
・深く練られた志望動機を述べていた人が受かっていた印象。
・次回選考への案内が2次面接の1ヶ月半後で、この選考の結果によって通過者は第一軍と第二軍に分けられて選考が行われたと考えられる。二軍から内定した人もいるので、焦らず連絡を待っておくべき。
最終面接:厳しい質問もロジカルに答える
時期:3月中旬
形式:面接官6人対学生1人
時間:3時間程度
面接官: VPクラス(課長レベル)やMD(責任者レベル)
質問内容:志望動機、他社選考状況、自分の強み、突発的な質問、逆質問
結果通知方法:2日後、メールにて
厳しい質問もロジカルに答える
20~30分毎に面接官が1人ずつ入ってきて、面接を6セット程度行います。面接官により形式は異なり、志望動機について深掘りされた回や逆質問のみの回など様々です。
最終面接でも必ず志望動機については深掘りされ、内定を出したらCSに来てくれるか確認をしています。
また意地悪な深掘りや厳しい質問が多いので、矛盾が生じないように答えることが重要です。ここで少しでも矛盾を見つけると、面接官から「なぜ? 」や「矛盾していない? 」と言われてしまいます。さらに瞬時に返答できないと面接官がつまらない顔をするという話も。答えの整合性を合わせることも必要ですが、考え込みすぎないようにしましょう。そのために事前に聞かれうる質問(志望動機や金融の知識、趣味や自身に関すること)は準備し、ロジカルに答えましょう。
ケーススタディや突発的な質問(童話アリとキリギリスのプロットを説明された上で、この世にアリとキリギリスしか存在せず、自分がこの世で唯一のキリギリスだった場合、冬に食料が無くなったらどう生き延びるか?)といった質問もされるので集中力、機転を利かせることが必要です。時間も長く、厳しい面接が続くため、面接官の入れ替わりの時間で切り替えるよう意識するといいでしょう。
最終面接前には懇親会が開催され、面接官と最終面接に進んだ学生が集まります。今までの面接についてや最終面接のこと、プライベートな話など様々なことを聞けます。社員は特にメモを取ったりはしていませんが、学生の人数が少ないので覚えられていて、素の部分を見ている可能性が高いです。
・全体的に厳しい雰囲気。少しでも矛盾を見つけると最深のところまで突いてきた。
・面接回数・時間が長いので、集中を切らさないように心がけた。
・返答に対しては意地悪な深掘りがなされるため、うまく切り替えせるかどうかが重要。
・非常に人数の少ない日本オフィスであるため、カルチャーフィットが重視されたと考える。
・懇親会という名前だが、仲良くなった社員は最終面接においても和やかに、またそりが合わなかった社員には厳しめな質問を浴びせられ、面接を左右するものであったと思う。
(過年度のみ)ジョブ:個人ワークのため知識をつけておく必要あり
※18卒ではジョブは行われず、17卒の選考になります。
時期:3月末
期間:2日間
人数:6人
1日目:課題説明、課題準備、本部長面接、
2日目:課題準備、プレゼンテーション
結果通知方法:翌日、電話にて
CSの投資銀行部門のジョブは2日間通して課題を行います。
1日目は課題の説明後、1人20~30分ずつ本部長面接を行い、その後はずっと作業です。
2日目も夕方前まで課題の作業を行い、その後1人20分でプレゼンテーションをします。1人ずつ発表用の大会議室に入る形式で、1人の学生が発表している間、他の学生は作業部屋で待機します。
本部長面接は、志望動機とそれに関する問答、内定状況、CSの印象、逆質問を聞かれます。
個人ワークのため知識をつけておく必要あり
ジョブ自体は、個人作業で、17卒のテーマは「ある日系メーカーに対してM&Aの提案する」というものでした。1人1台パソコンが与えられ、M&A対象の業界・企業共に自由に選べます。
プレゼン用のパワーポイントのフォーマットは、過去の株価変動要因の分析のページと、簡潔な財務分析のページのみ与えられ、その他は自由です。財務分析の手法やバリュエーションの方法についての講義などは一切ありませんが、定期的に作業部屋を訪れる社員に質問すれば丁寧に説明してもらえます。
しかし基本的に個人作業のため、事前にM&Aの知識をつけておくことで、プレゼンの質が上がります。このジョブで半分以上が落ちてしまうため、会社側は個人の能力を大切にしていることがわかります。
・個人ワークかつ社員が作業部屋を訪れる頻度も高くないため、グループ内での立ち回りは評価されていないのでは。
・プレゼン内容と質疑応答でのパフォーマンスが大切。
内定者の情報
内定者学歴:東大、慶應
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