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銀行のマーケット部門について、後々に転職することを考えるとどのようなプロダクトやどのようなデスクにいるとよいのでしょうか?
素人考えですが、プロップトレーダーのようなデスクではHFなどへ行きやすく、マーケットメイクのようなデスクではセルサイドのセールスなどと親和性が高いのではと考えているのですがこの認識で正しいでしょうか?

この質問への回答 1

目指せ!プロ彼氏

戦コン、財閥系総合商社、外銀マーケッツ系の質問、くだらない質問待ってます。

ご質問いただき、ありがとうございます。
概ねその認識で合ってはいます。ただ、より転職のしやすさを規定するのは「どのプロダクトを扱うか」と「どのようなスキルを磨くか」でしょう。
プロップトレーダーは確かに裁量トレードを行うためにHFへの転職はしやすいですが、現在は規制の影響で銀行のプロップ業務はかなり縮小しており、多くはマーケットメイク業務と一体化しています。そのため、特にクオンツ的なアプローチ(統計解析やアルゴリズムトレード)を学べるデスクにいると有利です。
また、マーケットメイクのデスクは流動性提供を担っており、セールスやストラクチャリング、クオンツ、リスク管理と連携する機会が多いためにセルサイドのセールス・トレーディング業務や、事業会社の財務部門(資金調達やリスク管理)への転職にも向いています。
そしてプロダクト面では流動性が高く、取引量の多い金利・為替・クレジット・エクイティデリバティブなどは汎用性が高く、スキルの汎用性や転職の幅が広がります。一方でストラクチャード商品のような複雑なデリバティブは専門性が高くなる分、ニッチな転職先になりがちです。
総じてHFを目指すなら裁量・クオンツのトレーディング経験、セルサイドのセールスや事業会社の財務を目指すならマーケットメイクやストラクチャリングの経験が活きると言えるでしょう。

回答日:2025/03/31

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