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博士の学位が文系就職において不利に働くことはありますか?

私は工学部に所属し、現在博士課程への進学を迷っています。博士課程でも工学分野を専攻する予定ですが、進学の主な目的は研究の継続や海外での経験を積むことです。一方で、就職に関しては研究職を志望しておらず、金融やマーケティングなどの分野に進みたいと考えています。そのため、博士号の取得にはこだわっておらず、満期退学の可能性も視野に入れています。

そこで質問なのですが、文系就職をする際に博士課程修了者や満期退学者が敬遠されるケースはあるのでしょうか?また、具体的な事例があれば教えていただきたいです。

志望業界としては、金融(投資銀行、政府系金融機関、証券など)、出版、シンクタンク、コンサルティング、メーカー(マーケティング部門)、商社、航空・海運などを考えています。

また、研究職以外で博士課程出身者が歓迎される職種についてもお聞きしたいです。

この質問への回答 1

目指せ!プロ彼氏

戦コン、財閥系総合商社、外銀マーケッツ系の質問、くだらない質問待ってます。

ご質問いただき、ありがとうございます。
博士号が文系就職で不利に働くケースはあまり多くは無いですが、存在します。特に日本の新卒一括採用の枠組みでは年齢やキャリアの方向性を理由に敬遠されることがありるでしょう。例えばメーカーのマーケティング職や一般的な営業職などでは博士課程修了者が学部・修士卒の候補者と比べても特に優位性を持たないため、採用側としては「扱いづらい」「給与やポジションをどう設定するか難しい」と感じることがあると聞いたことがあります。
一方で博士号を評価する業界や職種としては例えばコンサルティング業界、特に戦略コンサルや技術コンサルでは博士の論理的思考力や専門性が歓迎されることが多く、マッキンゼーやBCG、アーサー・D・リトルなどのファームでは理系博士の採用実績があります。そして金融業界でもクオンツやデータ分析系のポジションであれば、博士のバックグラウンドがほぼ必須と言えるでしょう。シンクタンクや政策研究機関でも博士人材を求める傾向があり、野村総研や三菱総研、政府系金融機関のリサーチ部門では一定の需要があるのではないでしょうか。
満期退学については企業によって評価が分かれるかと思います。

回答日:2025/03/24

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