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ベンチマークに勝ててないアクティブファンドの存在意義(esgエンゲージメントなどを除く)を教えて欲しいです
この質問への回答 1件

yasu
理系院卒 国内金融→欧州駐在員→外資系アセマネアナリスト
回答遅くなりました。
さて、ご質問の件ですが、存在意義としては苦しいですが2点です。
まずは、雇用機会の提供です。世界の全てのファンドがパッシブになってしまったらPMやANは全く生まれなくなってしまいますよね。そんなパッシブに負けるような雑魚PMはいらん、という指摘があるかもしれませんが。。
2点目は、消費者の選択の幅が広がる点です。世の中にパッシブファンドしかなかったら、投資家(個人と機関ともに)からしたらインデックス投資しか選択肢がないわけです。こうなると、自分でアクティブにガンガンやるか完全パッシブでやるかの2択となってしまいます。例えば、FAANG+ファンドに投資したいなーと思ってもそういうファンドがないため困ってしまうかと思います。まあそういう世界線になれば、そういった細かいニーズにも応えるインデックスが爆誕していそうな気はしますが。。
最後に、存在意義とは少し異なりますが、インデックスはあくまで理想的と言いますか理論的な話であって、世の中には当然流動性やトレードコストなど様々なリアルなものがありますが、それらを無視しているのがインデックスです。なので基本的にインデックスファンドはインデックスに絶対に勝てないです。加えて、流動性が薄いアセットクラスはそもそもインデックスファンドを組成することができませんし、そうなるとオルタナ系の投資はどうするの?って話になります。オルタナ系のインデックスというかベンチマークは、色んな実ファンドのトラックレコードから生成されたりしています(ヘッジファンドだったらHFRIやHFRXをご覧になればわかると思います)。
回答日:2023/08/05

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