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バルジとブティックの違いみたいな話でよく「会社のバランスシートを使う」という表現を見かけますが、これはどういう意味でしょう?

この質問への回答 1

竹本 祐也¦Takemoto, Yuya

新卒でゴールドマン・サックス投資調査部に入社。商社セクター、エンターテイメント・インターネットセクターなどを経て鉄鋼セクターのチームヘッドに。A.T.カーニーに転職後、コミュニケーション・メディア・テクノロジー業界担当マネージャーとして中期戦略立案や新規事業立案などのPJに従事。現在はマーケティングデータ分析SaaS/DXコンサルティングのスタートアップにて取締役CFOとして経営戦略、財務戦略、アライアンスの推進など、経営全般に尽力。21年に上場。

「会社のバランスシートをつかう」というのは、会社が自分自身の保有するキャッシュ等を使って投融資するケースです。「投資銀行の自己勘定投資」と言われるものです。それと対比されるのは他人の身代わりで投資を実行することです。
例えば機関投資家がA社の株を買いたいと思った時には証券会社によろしく!と頼むケースは、証券会社は機関投資家のかわりにA社の株を買うだけなので、バランスシートは使っていません。一方で、証券会社の自己勘定投資とは、誰かのかわりでなく証券会社自身がリスクを取ってA社の株を買い占めたら、これはバランスシートを使った、と言えます。

回答日:2023/02/10

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