外資就活の相談室は、外資系やトップクラスの日本企業を目指す学生向けの就職活動支援プラットフォームです。あなたの悩みを業界の先輩が回答してくれます。

大手企業になるほど新卒で経営企画党の中枢の部門に配属されるのは難しいと思うのですが、面接の際や配属面談でどのように立ち振る舞えばよいのでしょうか。

この質問への回答 1件

相談室回答者

営業5年、事業開発4年。副業7つ、起業1つほど。 文系で新規事業企画・開発系のクリエイティブサイドに行きたい方、なんでも質問どうぞ。

ご質問ありがとうございます。

まず大前提、経営企画等に初手から入ることはほぼ不可能かと思います。
シンプルに、当該部署等へ配属されるためのスキルアセットと経験を新卒が持ち合わせないからです。

経営企画にもいろいろとありますが、企画経理の経理側・企画側双方の視点がまず必要です。また経営企画は管理運用の側面が強いので、プロジェクトマネジメント遂行能力も求められます。
会社全体の資産と原価のバランスを見ながら、また市場動向や新規性のある事業動向を把握しつつ、横断での対応策を適切かつ効率良く打ち込んでいくための意思決定力が必要です。これには各業界の知見も求められますので、一朝一夕に養われるものではありません。

その上でもしそうした配属を希望なのであれば、まず中途採用の募集要項を見てみることをオススメします。そうするどの程度のスキルアセットが必要なのかを知ることができます。リクルートのプロジェクトマネジメント(経営管理基盤DX推進)など見てみてはいかがでしょうか。
その上で、近しい資格を取得してみることをオススメします。もしくはそれに類する見識を深めておくこと。PMBOK等を理解しておくとよいかもしれません。

ここまでが前提です。あとは、なぜ経営企画に参画したいのか?の意思を明確にしておくことが重要かと思います。
経営企画というのはある種どの会社でも求められる部署です。ゆえに差別化がしづらい。別にうちの会社じゃなくてもいいよね?となりがちです。
就活の面接では特に「何故当該業界なのか」「その中で何故弊社なのか」「その上で何故経営企画なのか」という点が往々にして聞かれますが、この切り返しトークを寝るのが非常に難しい。

例えば、さまざまな業界があるが、形に残るものをキャリアの軸にしたいので不動産デベを選んだ。xxx社は他社と違い業界内のパイオニア企業である。そもそも業界課題として、100年近く業界構造やパワーバランスが変わっていない。なので変革を最短最速で起こすためにも、経営企画で舵取りをすることで、業界全体への波及を目指す、など。適当ですが。

なお配属面談の話ですが、配属先に経営企画があるケースは極めて稀ではないかと思います。新卒に期待することではない(というか、新卒にはもっと別に期待していることがある)からです。
経営にかかわる部分や、大きな潮流を起こす仕事はベテランがやればいい。大事なのはこうした潮流を起こすこと以上に、新しい風と共に目先の小さな火種をを起こし、それを大きくしていくことです。
つまり、変える必要のある既知の課題は出来る人間がやればいい仕事ですが、今はまだ見えていない課題を見つける、作っていくことの方が「社会的に価値がある」と考えます。新卒の皆様にはそうした次世代を作っていくことをどの会社も多かれ少なかれ期待していると思いますし、そのために必要なのは、フロントオフィス業務で華やかに活躍することです。
(勿論組織内バランスから何名を営業に、等の決められた枠の中で泳ぐしかないということもあるかもしれませんが)どのポジションにアサインすれば、そうした芽を一番出してくれるのかを、配属決定権のある社員は見ていると思います。
まずは最大限自分らしく振舞って目先のパフォーマンスを出すことに集中すると、きっと希望の未来が見えると思いますよ。

回答日:2023/01/23

header description

会員限定コンテンツ多数!