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コンサルにてマネージャー手前の者です。
専門領域(インダストリー)について質問させてください。
ずばり、インダストリーを選ぶときの基準について、考え方をご教示いただけないでしょうか。
私がメインで持っているのはファンクション(コーポレートファイナンス&ストラテジー)でして、どこか特定のインダストリーと深く紐づくものではないと考えております。(マーケなら消費財、など)
今後の専門性のイメージとして、ファンクションで主要軸とサブ軸(現状サステナorデザイン)の2軸を持ちつつ、主要軸の中でも特にこのインダストリーは知見が深い、という形で自分の領域を作っていけば良いのかな、と想像しています。
そうした時に、インダストリーはB2Cがいいなくらいしか希望がなく、今後ファームで生きていく(出世)ことに最も寄与するインダストリーを選びたいと考えているのですが、どの観点でそれを評価すれば良いか検討がつかずにいます。
ベンチャーですと、これから伸びる業界、になるのでしょうが、クライアントをもつことを考えた時に、また別の観点が必要になるのかな、と考えています。
お考えお聞かせいただけますと幸いです。

この質問への回答 1

竹本 祐也¦Takemoto, Yuya

新卒でゴールドマン・サックス投資調査部に入社。商社セクター、エンターテイメント・インターネットセクターなどを経て鉄鋼セクターのチームヘッドに。A.T.カーニーに転職後、コミュニケーション・メディア・テクノロジー業界担当マネージャーとして中期戦略立案や新規事業立案などのPJに従事。現在はデータ分析SaaSのスタートアップにて取締役CFOとして経営戦略、財務戦略、アライアンスの推進など、経営全般に尽力。

まずバリュープロポジションの観点を持つことが第一です。自分が好きで、競合が少なく、市場として伸びる部分、です。

この3点目にはおっしゃる通り、その業界として伸びるだけでなくコンサル業界としてというのは含まれます。つまり、そもそもコンサルフィーを出す業種であるかという観点です。あまりコンサル向け支出の大きくない業界の場合には、その業界に強いファームでないと難しいでしょう(この点でファームを変える人は多いと思います)。
また、市場として伸びるという観点では、自分の“トガった部分”が、今後10年スパンで世の中のテーマとなりそうかというのが重要だとコンサル時代にパートナーからご指導いただきました。たとえば自動車業界ならEV化と排出権取引など息の長そうなテーマです。

つまり、主軸はインダストリー✕ファンクションで存在しながらも、どちらの軸も若干ズラシての専門領域と捉えるべきだということです。たとえば、上記の自動車業界の排出権取引に詳しいのであれば、そこから関連してESGなどのテーマにも精通することで、自動車業界以外にも対応可能ではないかということです。

ご参考になれば幸いです。

回答日:2022/11/04

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