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就活の軸の深堀があまり出来ていません。どのような要素を元に広げていくべきなのでしょうか。
(「外資就活相談室の中の人」に投稿された質問です。中の人が質問者に代わり回答者を選びました。)

この質問への回答 1

相談室回答者

23卒で某シンクタンクの環境系部署の研究員として働きます。 文系学部卒です。 就活時はコンサル・投資銀行を筆頭に,メーカーなども見ていました。外資・日系大手・ベンチャーいずれも選考やインターンの経験があります。 かなり色々と失敗を積み重ねた質ですので,せめて皆様の一助となって経験を供養できればと思います(たとえばGD17連敗からの克服とか)。

お返事が遅れて申し訳ありません。

就活の軸の広げ方というのはいろいろなものがあります。ここでは3つほどご紹介してみますので,ご自身に合うものを探してみて下さい。

①業界分析・企業分析を念入りに,多角的に行う。
 業界の分析や企業の分析をどれくらいやられているでしょうか。就活サイトにあるコラムを読んで満足していないでしょうか。企業HPのIR(投資家情報)のコーナーにある動画やスライド,有価証券報告書には様々な情報が掲載されています。Google Newsに企業名を打ち込めば,最近のその会社のニュースが色々出てきます。そのように詳細で多角的な分析を行っていくと,志望動機が非常に強く固まってきます。実はそれこそが就活の軸につながる一路であり,やっている内に「○○って面白そうだな」と見えてきたり,反対に「思っていたほど××は魅力的じゃないな」とわかって,今までの就活の軸を考え直すことになったりします。志望動機差別化にも大きく寄与するものですので,有益な一手です。

②自分の関心とする視座をズラしてみる
 ご自身が今の業界を見ているのはなぜでしょうか。その理由は業務・事業的なものに留まっていないでしょうか。勿論それが悪いわけではないのですが,別の視点からも,たとえば「スポーツ事業が熱い」「地方創生に注力している」といった社会的な視座からも捉えてみると,別のものが見えてくることが多いです。特に就活のときはどうしても「業界」を意識してしまいがちですので,就活的なフレームワークとは外れた見方から各企業を観察してみましょう。

③自分史を書く
商社や金融などで使われる「自分史」ですが,これまでの自分の足跡を見直す材料としても有効です。自分は今までどういうことに関心があったのか,どういうふうに結果を残してきたのかをきちんと文章にして振り返ることで,見落としていた自分の性質に気づけるかもしれません。

以上,就活の軸を形成する・深掘るにあたっての提案です。究極的には選考の中で固まるのが就活の軸ではないかと個人的に思わなくもないですが,まず概要だけでもなければ固まるものも固まりませんから,いろいろな視点から考察して原型を作ることが必須なのは間違いないでしょう。

回答日:2022/08/11

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