外資就活の相談室は、外資系やトップクラスの日本企業を目指す学生向けの就職活動支援プラットフォームです。あなたの悩みを業界の先輩が回答してくれます。

23卒就活生です。GDで売上向上系のお題が出ることが多いですが、その時に売上=客数×客単価みたいな形で何がなんでも因数分解しようとする人に出会うことがよくあり、すごく違和感を感じてしまいます。清水さんはこんなときどのようにGDで立ち回られていましたか?

この質問への回答 1

相談室回答者

新卒(22卒)で戦略コンサルに入社します。GAFAM・日系大手企業・その他ベンチャー企業にも内定しました。就活での不安や疑問などがあれば、何でも質問してください。ESと面接はかなり得意でした。就活生の方々に少しでもお役に立てたら幸いです。

質問ありがとうございます。おっしゃる意図は大変良くわかります笑。

結論から申し上げると、GDのゴールに足りない要素を適宜補うスタンスを取っていました。

そもそも売上を要素分解するのは手段です。人に説明しやすいのと、売上を上げることが最終的な目的になりやすいので、よく出てくると思うのですが、あくまで道具です。だとすれば、道具は目的に沿って正しく使う必要があります。また一般にGDは、時間の成約とゴールがあるはずです。例えば「30分で”テレビ業界の市場を大きくする戦略”を考える」とか「20分で”10年後の電子決済普及率”を考える」とかです。GDの評価は、これらの条件の下でどれだけ良い結論が出せるか、に終始するはずです。加えて、型にはめようとするという人間は、型にはめることが目的になり、最終的なアウトプットへの意識が飛びます。

これらを総合的に加味すると、”型にはめたがる人”は、GDの大きな評価ポイントである時間内に目的に沿ったアウトプットを出す、という目的を見逃しがちになります。例えば時間が明らかにオーバーしそうなのにずっと細かい議論ばかりしていたり、ゴールから逸脱した話をしたがります。そんなときが質問者さんの出番です。「このままだと時間が明らかに足りないので、一旦Aと仮定しましょう」とか「最終的なゴールは〇〇なので、いまその議論は必要ないです」とか釘を差してあげましょう。最終的にはグループで良いアウトプットが出れば良いのですから、船の舵を切るつもりで、ゴールへ導くようなスタンスが取れるとバリューは高いと思います。僕はそうしてました。

回答日:2021/10/16

header description