RPA化やAI化で日本のアクチュアリー需要は減少しているという記事を見たのですが、minoさんはこの点に関して不安などはありませんでしたか?
この質問への回答 1件
相談室回答者
22卒就活にて日系生命保険会社アクチュアリー採用の内定をいただいております。生保/損保/信託銀行/監査法人・コンサル、内資/外資問わず、アクチュアリー採用を行っている企業を中心に受けていました。アクチュアリー就活に関することや、就活一般のこと、それ以外のことでもお気軽にご質問ください。
回答が遅くなってしまい申し訳ございません。結論から申し上げますと、不安は特にありませんでした。「需要が減少することはあり得るが、まだまだ先のことなのでそのときになってから考えればよい」というのが私の見解です。
アクチュアリーの仕事がRPAやAIによって奪われるという可能性はあるかと思いますが、実際にそのような状況になるのはまだまだ先だと考えています。技術的に可能かどうかとそれが社会に受け入れられるかというフェーズがあるかと思いますが、現状はRPAが多少導入されている程度で、AIが導入されているという例はあまり聞いたことがありません。また、それが可能になったとしてもそのシステムを会社が受け入れるかという問題もあると思うので、あるとしてもまだまだ先の話だと思います。さらに、社内でアクチュアリー以外の社員に説明したり、金融庁から認可を受けなければならなかったりするので、そこにはAIの入る余地はないと思います。
仮にAIがアクチュアリーの業務を代替できるようになったとしても、なんとかなると思っています。まず、アクチュアリー自体が専門職とはいえアクチュアリーだけで仕事をするわけではないのでそちらに移るということができるかと思います。アクチュアリーが多く所属している部署は、主計部や商品開発部に相当する部署が多いですが、それ以外にも資産運用部やリスク管理部など活躍する場はあり、活躍の場は拡がっていると言われています。また、アクチュアリーは保険会社や信託銀行には珍しい理系的素養を持ち合わせている人材が多いので、データサイエンスの勉強をしておけば、そういった仕事を獲得できることもあるようです。となるとアクチュアリー以上にAIの影響を受ける仕事もあるかと思いますし、影響を受けたとしても当面の間は問題ないのでそれに向けて準備しておけば問題ないというのが私の意見です。
回答日:2021/10/18
