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アクチュアリー試験の勉強時間はどれくらいかけられましたか?またお勧めの対策本などありましたらお聞きしたいです。

この質問への回答 1

相談室回答者

22卒 M2 生保アクチュアリー内定者 日本アクチュアリー会研究会員(数学、生保数理) 就活直後の視点からアクチュアリー就活に関してや、キャリアイメージなどについて

 私の場合は学部4年生のときにはじめて数学と生保数理を受験しましたが、その際には11月までほぼ試験対策はできず数学は1,2年生の時の講義の統計の記憶、生保数理は一応教科書を一周した程度の知識の状態で12月に突入しました。残りの1週間で過去問に3年分ほど取り組んだものの、いずれも30~40点ほどしか取れず本番も不合格III(39点以下)でした。2年目は学習記録によると時間として数学が150時間、生保数理が200時間ほど取り組んでいました。対策として最も時間をかけたのは過去問で、過去問を通じて自分の立ち位置を知ることができるレベルに達してからは2週間に1セットほどは時間を計って過去問に取り組み(1時間を3日に分けるくらいの分割も含め)、今後どのような勉強をすればよいか考えていました(あまりにも歯が立たない状態だと具体的に何が足りていないのかがわからない)。合間の時間では苦手な分野を勉強し直したり、ものによっては手間のかかる計算を暗記するなどしていました。
 教材としては、数学は基礎的な知識の部分に東大出版の統計学入門、より例題を含むものとして弱点克服大学生の確率・統計というアクチュアリー会の講座の講師もされている方の参考書、モデリング分野の過去問がわからないときに指定教科書のモデリングを使用していました。
 生保数理は初めの学習は京大の保険数理ゼミのもの(会指定の参考書?)で一通り終えましたが、実際に試験を時間内に取り組むには計算基数による表記に慣れる必要がありこの本で扱うものと少しギャップが生まれます。指定教科書は使用しませんでしたが学習しやすく書かれていると評判なので好みに合うものを使うとよいと思います。過去問に取り組み始めた後は合間の時間に合格へのストラテジーを使用していましたが、問題が単純なものが多いため学習の中心に据えることは個人的にはお勧めしません。あくまで過去問の補助に使うとよいと思います。
 また現在は今年の試験に向けて残りの3科目に取り組んでいますが、基本的に教科書と過去問を行き来しながら内容をさらっていき、ちょうどどの科目も一通りの内容を終えたところです。残りの期間で時間を計って過去問を解く回数を増やしていくような計画で勉強をしております。

回答日:2021/09/07

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