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総合広告代理店に入社予定の者です。
今回は広告代理店のメディア領域の業務内容について伺いたいと思い質問しました。

OB訪問や業界本を通して、営業、クリエイター、マーケターなどの業務は多少イメージがついたのですが、メディア領域だけまだパッとしていません…

スポット業推や局担、また、もっと上流でメディアプランを考えるプランナーもいると聞いて、具体的にそれらの役割の方々がどのように仕事をしているのかイメージが掴めません。お手漉でしたら是非具体例で教えていただけますと幸いです。

この質問への回答 1

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【長文投稿です】
メディア担当という仕事は広告代理店以外に無いので分かりづらいですよね。テレビを例にして超簡単に書くと
・営業:広告主の課題解決を担当する人
・メディアプランナー:複数メディアを横断的に見ており、各メディアの効率的なプランニングやメディア選定を考える人
・業推:自分の担当メディアの全体の取りまとめ。局担から集めた情報の集約と最適なプランニング立案を担当
・局担:広告主ではなく放送局を担当している、その担当テレビ局のプロフェッショナル
※メディアプランナーと業推の仕事は一部重複しますが、メディアプランナーは横断的に各メディアを見ており、業推は担当メディア(テレビ業推や新聞業推などがいます)を俯瞰的に見ていると思ってください。

これだけでは分かりづらいと思うので大まかな広告発注の流れから説明しましょう。
まずは広告主がいます。そしてその広告主と向き合い、広告主の抱える課題を解決する提案を行う営業(BPともいいます)がいます。その営業が広告主のニーズを聞き出した中で、テレビスポットCMを検討したいという話がでてきたとしましょう。その際営業は社内のメディアプランナーやテレビ業推に相談をし、広告主にとってベストなテレビCMのバイイングを立案して貰います。しかしこのCMを買い付けるにあたってコストやどういった枠を提供してもらえるのかの確認を各テレビ局にする必要があります。全国114局あるテレビ局一つ一つと交渉するのは業推やメディアプランナーではなく、各テレビ局を担当しているテレビ局担です。広告主のプロフェッショナルであるべき営業が114局のテレビ局と向き合うのは物理的に不可能がありますし、だからこそ社内でそのメディアを知り尽くした業推やテレビ局担当の役割は必要不可欠です。業推って必要なの?と思われるかもしれませんが、確実に必要です。例えば局担しかいなかった場合。貴方がTBS局担だとしたら当たり前ですがTBSの数字向上が使命なので、広告主にとってテレビ朝日が最適だとしてもTBSのセールスをする必要があります。全体を俯瞰的に見てプランニングするメディア業推がいることで全体最適がなされますし、局担側もTBS局担と日テレ局担が競い合うことで広告主にとってベストな料金と企画提案をする事が可能となります。
上記はあくまでテレビが例ですが、例えば新聞の場合は日経の出稿をしたいスポンサーは日経だけでいいとなる事も多々あるので、業推挟まず営業-新聞担当で直接やりとりすることもありますし、なんならクライアントとの向き合いも担当することはございます。
勿論代理店によっては業推兼務もありますし、上記は総合代理店の場合だと思ってくださいませ!

回答日:2021/08/30

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