23卒の博士後期課程です。
私は現在の研究内容(物理)と違うエンジニアの分野で就活をしているのですが、如何せん26歳という年齢が気になります。
そこで以下の三点についてお伺いしたいです。
①どういったことに気をつければ良いか
②何かやっておいたことが良い物はあるか
③そもそもこういった就活は可能なのか
経験された方や何かアドバイスをくださる方、ご回答いただければ大変ありがたいです。
この質問への回答 2件
相談室回答者
就活終えた博士課程22卒です。専門は理論物理です。 分野外就職で色々と就活で失敗したり悩んだりしましたので、博士として就活する方々や進学を悩んでいる修士の方のちょっとしたサポートができればと思い、登録しました。 外資中心にコンサル(戦略、総合、IT)、金融(ミドル、バック)、IT、メーカー、ベンチャーなどをエントリーしました。 学振特別研究員、海外長期滞在経験なし、バイリンガル、既婚者、孤児でもあるので、そのような相談にも乗れます。研究相談も大歓迎です。 盗める物はすべて盗んでください。
こんにちは
自分宛ての質問ではなく、少し前の質問ですが、自分も研究内容が物理学で分野外就活をしていたので、ぜひ答えさせてください。
すでに火鍋さんが素敵な回答をしてくださっているので、二番煎じになるかもしれませんが、ご容赦ください。
①どういったことに気をつければ良いか
博士課程という属性はよくもわるくも目立ちます。どの面接でも博士や研究に関する話になりました。
また他の学部や修士の就活生と同じ能力では、残念ながら選ばれません。よってほかの就活生より自分が優秀だということをちゃんとアピールしないといけないと思います。
博士に行ったならではのスキルやエピソードを選出し、差別化を図る必要があるかと。
②何かやっておいたことが良い物はあるか
学部や修士の方々と同様に、業界・企業研究、面接準備等をまず洗練させましょう。
それに追加して何点か説明できるよう用意したほうがいいと思います。
1. なぜアカデミアに残らないか
2. 企業側が博士を取るメリット
3. 博士で得たソフトスキルの説明。研究トピックそのもの以外の部分、例えば国際学会での発表、共同研究や学生指導
4. 自分の研究テーマに関する平易な説明
5. 社会における博士のイメージ
6. 自ら研究業績の立ち位置。アカデミアの仕組みは大抵の人は知らない。
などなどです。
また質問者さんはエンジニアを志望しているということなので、志望企業のエンジニアに必要とされるハードスキルは確実に取得しておいたほうがいいと思います。(コードインタビュー対策など)
もし自分の研究で行ったこと(プログラミング等)が、企業側の業務に関係ありそうでしたら、それもアピールできるようにすると良いと思います。
③そもそもこういった就活は可能なのか
一般的就活に比べ、すこし癖があるかと思いますが、十分に可能かと思います。
自分と比べ5,6年若い子たちと同じ土俵で戦うのは少し不思議な感じですが...
最後に火鍋さんがおっしゃるように、外資系企業を私も勧めます。
外資系企業は博士に対して寛容なイメージがあり、事実私の就活でもそう感じました。
すこしでも参考になれば幸いです。
研究と就活もとても応援しております。
回答日:2021/08/06
相談室回答者
中国人。来日4年目。IT。文系大学院。語学。プログラミング経験なし。ここではイキらないようにと気をつけております。
逆順に答えさせていただきますと、まず、博士後期課程で違う分野への就活は可能です。
何なら博士課程に在学しながら、日系大手通信会社の技術職に内定し入社した知人もいます。そこらへんはご安心ください。
27歳は博士号取得者にとって全然若いですし、まともな企業であればそれをも理解しているので、年齢も特に心配しなくても大丈夫です。
ただ、技術職ではなく総合職の場合は、年功序列のせいで博士課程在学の方を敬遠することもあると思います。この点において、外資は日系よりずっと寛容的です。
私は外国人留学生だったので、周りに留学のせいで2年以上ロスした人や、そもそも海外で一回働いたことのある人がたくさんいます。周りの就活の傾向を見ると、やはり日系で苦戦して外資に内定した人が多いです。
とある外資ITコンサルのOB訪問した際に、博士号取得し27歳で入社したOBにも会いました。その方はITとは関係のない分野でしたが、研究でデータ分析をしていたため、デジタル部門に配属されました。
ですので、外資を意識しつつ就活したほうがいいと思います。
外就相談室で同じ理系博士で分野外の就活をされたレプトンという方もいますので、レプトンさん個人宛に質問したほうがより的確なアドバイスが得られると思います。
回答日:2021/07/22
