昨年コンサルプロジェクトのアサインについて質問させていただいたものです。
竹本さんからの他の方への回答も参考にしながらプロジェクトアサインに取り組んでいますが、まだこの時々で何を大切に考えることが良いのか、迷い迷っています。
例えば、以前の回答でヘルスケアPJに最初に入り、次のアサインできたヘルスケアPJ拒否したら別のヘルスケアPJになったとありましたが、自分が引き受けたいPJの許容点と、年数やリプテーション観点でのなんでも引き受ける姿勢とのバランスを考えられたと思います。
そこをどうジャッジするのが良いのか、理想と現実のくびきをどう引けば理想に最も近づくのか、わからないし決断すること自体に恐怖を感じます。
とっちらかった質問で大変恐縮ですが、アドバイスいただけると助かります。
この質問への回答 1件

竹本 祐也¦Takemoto, Yuya
新卒でゴールドマン・サックス投資調査部に入社。商社セクター、エンターテイメント・インターネットセクターなどを経て鉄鋼セクターのチームヘッドに。A.T.カーニーに転職後、コミュニケーション・メディア・テクノロジー業界担当マネージャーとして中期戦略立案や新規事業立案などのPJに従事。現在はマーケティングデータ分析SaaS/DXコンサルティングのスタートアップにて取締役CFOとして経営戦略、財務戦略、アライアンスの推進など、経営全般に尽力。21年に上場。
自分自身の考え方について、参考になればと思いますので、お答えします!僕はフェーズを切って、それぞれの期間で理想と現実の間で調整をしていたと思います。
ただし、僕の場合には「やりたいことに管掌範囲広く関わりたい」というタイプで、「出世のスピードにはこだわらない」という前提があります。また、パートナーなどへの道についてはまったくわからず、あくまで若手のかたの想定です。
フェーズは3つあります。
①信頼獲得
②キャリアコントロール
③昇進チャレンジ
①は特に最初の頃です。
信頼獲得が最優先です。また使いたいと思える人材になることがすべてです。これはセーフティネットになります。
プロジェクトはあまり選ばずに受け入れます。ゴールは「きっと次回も使ってくれる」という確証を得れば次のフェーズに進みます。
僕の場合には、拒否しだしたのは早めでしたが、拒否しても別のPJで使ってもらえたことで、次のフェーズに進む勇気が持てました。
②キャリアコントロール
このフェーズでは、自分のやりたいテーマなどにチャレンジします。失敗も一定許容します。そこで成果をだすことで、さらにやりたいテーマが降ってくる状況を目指します。
③昇進チャレンジ
ここは失敗は許されません。チャレンジする気持ちは押し殺して、昇進のための成果に全振りします。
自分の得意領域であるとかプロジェクトのスコープに無理がないとか「失敗しないプロジェクト」であることは確認します。また、昇進のためにスキルアップした証明が必要なら、その穴を埋められるテーマ性があることです。ファシリテーション力を高めることが求められていたらなら、ファシリテーション機会のあるプロジェクトである、といった具合です。
参考になれば幸いです!
回答日:2021/05/18
