知識不足で申し訳ないのですが、学振特別研究員とはどのようなものでしょうか?博士の方が与えられる肩書き?なのでしょうか。ご回答よろしくお願いします、
この質問への回答 1件
相談室回答者
就活終えた博士課程22卒です。専門は理論物理です。 分野外就職で色々と就活で失敗したり悩んだりしましたので、博士として就活する方々や進学を悩んでいる修士の方のちょっとしたサポートができればと思い、登録しました。 外資中心にコンサル(戦略、総合、IT)、金融(ミドル、バック)、IT、メーカー、ベンチャーなどをエントリーしました。 学振特別研究員、海外長期滞在経験なし、バイリンガル、既婚者、孤児でもあるので、そのような相談にも乗れます。研究相談も大歓迎です。 盗める物はすべて盗んでください。
質問ありがとうございます。
短く言うと「博士課程に所属する学生が得られる研究員としての身分」です。(ポスドクのもありますがここでは割愛します)
日本学術振興会、通称「学振」という団体が、博士課程の学生が研究に専念できるようにと作り上げた制度です。
約20%の採用率を潜り抜けた学生には、2,3年間にわたり、月々の20万ほどの奨励金と科研費が与えられます。前者は生活費や学費等にあてることができ、後者は自らの研究に用いることが出来ます。(実験器具や出張費等)
また日本学術振興会と雇用関係はないので、アカデミア外ではあまり経歴として見られていません。(そもそもアカデミア外ではあまり認知されていない気がします)
現状日本にいる博士課程学生にとってほぼ唯一の資金を獲得する制度なので、博士にいる学生はまず獲得を目指します。注意として、大学によって個々で似たような制度も設けているところもあるので、学振しか選択肢にないわけではありません。
大体M2またはD1,2の春に、綿密な研究計画書を建て、複数の審査員に見てもらい、採用に至る流れです。
参考になったでしょうか。
またぜひ質問してください。
回答日:2021/04/13
