外資就活の相談室は、外資系やトップクラスの日本企業を目指す学生向けの就職活動支援プラットフォームです。あなたの悩みを業界の先輩が回答してくれます。

4月で高3の受験生になる現2年生です。京都大学を志望しているのですが、絶対に勉強したい学科というものだったり、絶対にここで働きたいっていう会社が特にありません。こういう場合、どのようにして進路を選ぶのが後々後悔せずに済むと思われますか?

この質問への回答 1

相談室回答者

学生時代から30年以上京都大学に在籍しています.2018年に共同創業者として大学発ベンチャー企業を立ち上げました.

心配無用です.私も大学進学するときに絶対に勉強したい学科や絶対にここで働きたいという会社があったわけではありませんが,こうして生きています.

もちろん,何かやりたいことがあって,その実現を目指して,進学先を選択するのは素晴らしいことだと思います.でも,そうではなくとも,行く先々で出会いがあり,学びがあり,それらが自分の生き方に大きな影響を与えます.たとえ第一希望の大学や学部に進めなかったとしてもです.それは不本意なことかもしれませんが,人生にとって悪いことだとは限りません.ありとあらゆる機会を活かすも殺すも本人の気持ち,気の持ち方次第です.

さて,いただいた質問は「どのようにして進路を選ぶのが後々後悔せずに済むと思われますか?」です.私の回答は「できるだけ後々まで選択肢を多く残すようにするのがいいのではないか」です.

京都大学かどうかは別にして,少ない科目を受験したらよいところではなく,多くの科目を受験しないといけないところを選ぶ.例えば,数学を勉強しないで済むところではなく,数学も勉強しなければならないところを選ぶ.自分の能力を高めておけばおくほど,知識を増やしておけばおくほど,いざ何かをしたいと思ったときに,それができる可能性が高まります.それに,能力や知識がないと,したいことも思い付かないかもしれません.見聞を広めておくのは大切です.

お勧めするわけではありませんが,成績が優秀であれば,入学後に学部や学科を変わることもできます.

とにかく自分の能力を高めるという方向性で選択を続けていけば,道は開けると思います.

回答日:2021/02/17

外資就活ドットコムは、プロフェッショナルを目指す学生のための就職活動支援メディアです。
厳選企業の新卒採用情報
先輩就活生の体験記
Premiumスカウト
選考対策コラム
アプリでより便利に