アセマネの営業に応募したら、バイサイドクオンツで内定頂きました。数理とプログラミングに詳しいクオンツ人材ばっかりの少人数のチームに文系で入っていくのは正直不安ばかりです。面接時に統計やプログラミングに対する抵抗を聞かれ、無いと回答していますが(勉強意欲あり)、出来る出来ないは実際に仕事してみないと分かりません。浪人休学そして修士のため、キャリアにもリスクが取れません。高校の時、微分積分などは出来ましたが、確率系は全くの苦手でした。CFAなどには興味ありますが、どちらかというとコーポレートファイナンスが好きです。ビジネスと算数が好きなんです。もちろん金融工学系の本を読んで出来そうか出来ないかは私が判断すべきですが、Winterさんのご意見をお聞きしたいです。クオンツに向き不向きの人材の特徴を教えてください。

ご質問ありがとうございます。
まずはご内定おめでとうございます。すごいルートですね。
バイサイドクオンツも研究者からモデルユーザー（FMなど）まで幅広いですが、後者に近いと思料します。
不向きな方は数学アレルギー、または逆に理論通りでないと気が済まない方です。モデル構築においては過去データの計量分析は必須ですが、ランダム性の高い金融市場ではある程度の割り切りも必要です。
逆に向いている方は、データ整理などをコツコツこなす生真面目さ、数理が専門でない方にも分かりやすく要点を伝える説明力、そしてパフォーマンスが上がらない時期も現実に向き合うストレス耐性がある方です。
ちなみにバイサイドの場合はジョンハルやシュリーヴのような金融工学・プライシングの知識はあまり使わず、計量経済や多変量解析、機械学習といったデータ説明や予測が主な業務となります。