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成長速度を上げるため、気をつけていることや仕組み化していることなどありますでしょうか。
僕は、今までよりいいなと思えるアクションを思いついた時、「もっと早く気づけばよかった」と思うことが多々あり、どうすれば自分の行動や気づきを早いサイクルでステップアップできるのか、アドバイスいただけると助かります。

この質問への回答 1

竹本 祐也¦Takemoto, Yuya

新卒でゴールドマン・サックス投資調査部に入社。商社セクター、エンターテイメント・インターネットセクターなどを経て鉄鋼セクターのチームヘッドに。A.T.カーニーに転職後、コミュニケーション・メディア・テクノロジー業界担当マネージャーとして中期戦略立案や新規事業立案などのPJに従事。現在はマーケティングデータ分析SaaS/DXコンサルティングのスタートアップにて取締役CFOとして経営戦略、財務戦略、アライアンスの推進など、経営全般に尽力。21年に上場。

成長というものは、慌てなくてもいいと思います。それよりずっと”着実に進み続けること”が大切です。

うさぎと亀なら、亀がいいんです。

だから、「もっと早く気づけばよかった」と自分を責めず、「いいなと思えることに出会え、アクションできた。よかった」と自分を褒めましょうよ。ポジティブなサイクルをまわすなどして、「そのサイクルが続くこと」を大切にしてください。

そのうえで、以下のようなことを僕自身は意識しています。こちらは「成長サイクルを速めること」ではなく、どちらかというと「成長を続けるためにしていること」です。ただ、「成長を続けること」が、長い目で見たときには「成長を速めること」と同義だと思いますので、書かせていただきます。

①どう気づきを広げるか
「ジョハリの窓」というものを頭において、「盲点の窓」とよばれる「自分自身は知らないけれど、他人は知っている自分」をいかに取り込んでいくかだと思います。
そのために、自分に対して気を遣わずにズバッと言ってくれる友達・同僚と話すなどしてください。

②どう定着させるか
いかに根強く自分に新しいものを定着させるかも重視しています。人間なので怠惰です。一度、「こうしなよ」と言われたことをその日は出来ても1週間後には忘れてしまいます。なので、僕はできるだけ何度もその意識すべきことをポストイットに書いて、PC画面の横に貼るなどしていつも目に見える位置に置いていました。クセ付けできたと自分で判断したときにそのポストイットを外すようにしていました。

③どう試行回数を増やすか
本で学ぶ、人から教わる、、色々な形で提示される成長の種を自分のものとするためには結局「自分でやってみる」しかないと思います。
そのため、「これは実験だから、失敗をしたとしてもいい」と最初に自分自身に宣言したうえで、やってみることを大切にしています。
ロジカルシンキングの本を読んだら、そこで書いてあった方法で資料をまとめてみるとか、ホウレンソウのタイミングについて指導されたら、意図的にああしてみるこうしてみるとか、そういう小さな実験です。
大切なのは失敗しても「よし、いい実験データがとれた!」と思うことで、変にくよくよはしないことです。チャレンジなくして成長なし、くらいの気持ちでいます。

参考になればと思います。

回答日:2021/02/24

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