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ディストレスドのヘッジファンドやクローズドエンドファンドも海外には多くありますが、投資銀行でやっていることと違いはありますか?オープンエンドのヘッジファンド形式でやるなら解約への対応のためにファンドのALMは考えなければいけないとは思います。
この質問への回答 1件
相談室回答者
投資銀行の投資部門でのPEやディストレスト投資業務、米国MBAを経て、現在はPEファンドで様々な企業への投資、経営支援を担当。
ご質問の趣旨を正しく捉えているかは分かりませんが、投資銀行は基本的にIBD(投資銀行業務)とマーケット業務を行っています。IBDでは企業のファイナンスやM&A、IPOなどのアドバイザリー業務を行っており、マーケットサイドでは機関投資家へセールス及びトレーディングで運用のアドバイザリーや売買執行を行っています。マーケットサイドでは自己勘定で収益を狙うディーラー/プロップと呼ばれる仕事もあります。また、自己資金でディストレスト投資やPE投資、VC投資を行っているチームも投資銀行に存在していたりしますが、あくまで本業はIBDとマーケット業務です。
一方、「ファンド」と呼ばれる存在は外部投資家の資金を集めて運用しています。その運用手法によってヘッジファンド、PEファンド、不動産ファンドなどと呼び名が異なります。
そのため、例えば株式の売買、という形式では投資銀行のトレーディングもヘッジファンドによる売買も同じかと思いますが、資金属性や存在意義が異なることとなります。運用手法については、ディストレストファンドと投資銀行の投資チームと手法が一致することもあるように思います。
ご回答になっていれば幸いです。
回答日:2020/10/17
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