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22卒の者です。メガバンクの投資銀行業務とメガバン系証券会社の投資銀行部門に業務内容の違いはありますでしょうか?(例:UFJ銀行とMUMSS)
この質問への回答 1件
相談室回答者
投資銀行勤務のpokeです
あります。
(※内定者時代に読んだ関連書籍の内容を思い返してお答えします。商業銀行の投資銀行業務に関して理解が不十分な点があるかもしれません。予めご容赦ください。)
商業銀行における投資銀行業務はシンジケートローンやLBO、小規模のM&Aアドバイザリー、ストラクチャードファイナンス等を指すと理解しております。
一方、証券会社における投資銀行業務はM&Aアドバイザリー、株式や債券の引受け、ストラクチャードファイナンスを指します。
ここで、「どちらもストラクチャードファイナンスを行っているということは、同じグループ間でも競合し得るのか?」
という疑問が生まれると思うので、先回りしてこちらも併せてお答えします。
ストラクチャードファイナンスはプロジェクトや金銭債権、不動産といった個別の資産を、ペーパーカンパニーである特別目的会社(通称SPC/SPV)に譲渡し、それらが生み出すキャッシュフローを担保として資金調達を行う手法だと理解しています。
上述の通り、これは銀行も証券も手掛けております。両者の違いは「このキャッシュフローを裏付けとして、どのように資金を調達するか」という点です。
SPCに譲渡した資産が生むキャッシュフローを裏付けとして融資を行う案件を銀行が担当すると理解しています。
一方、それらのキャッシュフローを裏付けとして発行される債券や優先出資証券を引受ける案件を証券会社が担当していると理解しております。
長々と失礼致しました。
内定者時代に本で読んだ知識に基づいて説明をした事もあり、私の理解が不十分な点があるかもしれません。
現職の皆様、ご指摘等ございましたら適宜修正頂けますと幸いです。
回答日:2020/04/23
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