「可能性を信じて機会を与える」組織が育む、挑戦と成長の文化

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2025/06/20

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市場に革新をもたらしながら、自らも成長を続けていくには、どんな環境が必要なのだろうか。この問いに対して明確な答えを持っている企業の一つが、日本ヒルティだ。世界の120以上の国・地域で事業を展開し、建設業界のプロフェッショナルに向けた製品とサービスを提供し続ける同社には、社員一人一人のオーナーシップと挑戦を何よりも重んじる文化が行き渡っている。

今回は、国内外で多様なキャリアを歩んできた関良太氏と末吉葵氏の2人にインタビューを実施。柔軟なキャリア形成を可能にするグローバルな機会、成果を正当に評価する仕組み、そして「思いやり」と「パフォーマンス志向」を両立するカルチャーなど、日本ヒルティならではの成長環境と組織文化のリアルを聞いた。

〈Profile〉
写真右/関良太(せき・りょうた)
マーケティング部門 プロダクトマーケティングチーム
経済学部卒、米国にてMBA取得。2016年に日本ヒルティに中途入社。営業職を経てマーケティング部門に異動し、2021年からは香港に駐在。海外マーケティングに携わった後、2024年6月よりマーケティング部門プロダクトマーケティングチームにて活躍中。
 
同左/末吉葵(すえよし・あおい)
マーケティング部門 戦略マーケティングチーム
国際関係学部卒。2021年に新卒で日本ヒルティに入社。入社後はMA(マネジメントアソシエイト)プログラムに参加し、人事、カスタマーサービス、営業、マーケティングの各部門を経験。2024年1月より、マーケティング部門戦略マーケティングチームに所属。

※内容や肩書は2025年6月の記事公開当時のものです。

「思いやり」と「パフォーマンス志向」を両立する文化に引かれた

――関さんの経歴を教えてください。

:現在、入社9年目です。新卒では日系の商社に入社し、サプライチェーンマネジメント領域を担当していました。当時は倉庫管理などの業務が中心だったため、もっと顧客に近いポジションで価値提案ができる仕事に挑戦したいと考えるようになり、転職を決意しました。外資系企業を志望したのは、日系企業とは異なるスピード感や裁量の大きさに魅力を感じたからです。中でもヒルティには「思いやり」と「パフォーマンス志向」を両立するカルチャーがあり、そこに強く引かれて入社を決めました。

――日本ヒルティ入社後は、どんなキャリアを歩んできたのでしょう。

:最初の2年間は、アカウントマネージャーとして設備系の顧客を担当し、現場に密着した営業活動を行いました。その後、戦略マーケティング課に異動。CRM(顧客関係管理)プラットフォームの立ち上げやデータクオリティー向上施策を手掛け、営業活動をデータで支援する取り組みに力を注ぎました。そこで3年間経験を積んだ後、念願だった海外駐在のチャンスをつかみ、香港へ異動しました。

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――香港ではどのような業務に携わりましたか。

:香港は、アジア5カ国・地域(日本・中国・韓国・台湾・香港)を統括するハブ組織「A1」に位置付けられています。私はマーケティング部門のプロダクトマネージャーとして、バッテリープラットフォーム刷新プロジェクト「NURON」の立ち上げに参画しました。マーケットリサーチ、製品ローンチ戦略の策定、各国ローカル組織との連携など、立ち上げの全てに関わる非常にチャレンジングな仕事でした。実のところ、当時の私は英語力も十分ではなく、プロダクトマネジメントの経験も乏しかったのですが、それでも上司は「行ってこい」と背中を押してくれました。

――海外駐在を経て、どのような成長を感じますか。

:文化も言語も異なる場所のマーケットを理解し、信頼関係を築く難しさを痛感しました。特にA1リージョンは、各地で宗教、商文化、商習慣全てが異なり、一筋縄ではいきませんでした。それでも、現地スタッフと対話を重ね、相手を理解し、戦略を共に形にしていくプロセスを通じて大きく成長できたと感じています。

「自分を知る」ことで、理想のキャリアを探る

――末吉さんのこれまでのキャリアを教えてください。

末吉:私は2021年に新卒で日本ヒルティに入社しました。就職活動をしていた当時、軸に据えていたのが「外資系企業であること」「人間関係がよいこと」「ワークライフバランスが整っていること」の三つです。英語を使って働きたいという思いに加え、長く安心して働ける環境と、自分らしいライフスタイルを実現できる柔軟な働き方を重視していました。

――日本ヒルティを選んだのは、どうしてですか。

末吉:さまざまな企業を見ていく中で、当社が独自に展開する「マネジメントアソシエイト(MA)プログラム」に感銘を受けたからです。入社後に複数部門をローテーションして、自分の適性や興味を見極めながらキャリアを築けるこの仕組みは、当時の私にとって大きな安心材料でした。

――入社後は、どのようなキャリアステップを歩んだのでしょうか。

末吉:まず人事部での業務からスタートして、次にカスタマーサービス部門、そして営業へと経験を重ねました。営業では、目標達成に向けた明確なゴールが設定されており、自分の努力がダイレクトに成果へと結び付く感覚に大きなやりがいを感じました。

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――マーケティングに異動してから考え方に変化があったそうですね。

末吉:営業では自分の頑張りが成果に表れるため、達成感を得やすい環境でした。ですが、マーケティングに異動してからは、少し世界が変わってしまって……。というのも、マーケティングの仕事は中長期の視点で動くものが多く、取り組みの成果がすぐには見えにくいのです。市場調査をしても、その結果が数字として表れるのは数年後。そんな中で「今、自分がしている仕事は、ちゃんと役に立っているのだろうか」と不安に思うこともありました。

――そうした葛藤をどのように乗り越えたのでしょうか。

末吉:すぐに結果が見えないからこそ、小さな積み重ねを信じることが大切だと気付きました。今は戦略マーケティングチームで、自社ECサイトの運営やリード獲得のための施策などに携わっています。さまざまな部署を経験したことが自分の力になっていると実感しています。

社員のポテンシャルを信じ、機会を与えてくれる

――NURONプロジェクト以外にも、チャレンジできる環境は豊富なのでしょうか。

:確かにNURONのような大規模なプラットフォーム刷新は、20年に一度あるかないかのスケールです。ですが、NURON対応の新たな製品群の開発が進行しています。電源コードが不可欠だった大型工具を、バッテリー駆動に置き換える取り組みで、今後3年間で約50アイテムを投入予定のため大型のプロジェクトが常に動いている状況です。

――末吉さんは営業部時代、どのような顧客を対象にしていましたか。

末吉:基本はBtoBですが、実態はBtoC的な要素も強いです。中小企業の社長など、目の前の一人一人に深く入り込んで提案するスタイルでした。

:当社の営業は、コンサルティング要素のあるBtoBと、現場密着型のBtoC、その両面を求められます。顧客の経営層に戦略提案を行う一方で、実際に工具を使う作業員にデモを実施することなんかもあります。幅広いスキルが必要ですが、それが醍醐味(だいごみ)でもあります。

――国内マーケットのシェアはどのくらいですか。

:製品にもよりますが、他の国と比べると日本での市場シェアはまだ高くはありません。 ただし、建設現場でヒルティを知らない人はいません。営業に出向いて「何の会社ですか?」などと冷たくあしらわれるようなことは、まずないと断言できます。

――組織文化についても教えてください。

末吉:非常にフラットな組織です。役職にかかわらず、「さん」付けで呼び合います。加えて、人間関係において他者を否定したりするような雰囲気もありません。社内ポータルには、同僚への感謝や称賛を伝えるフィードバック機能があり、日常的にポジティブなコミュニケーションが行われています。

また、社内には「HSY」という私も参加している有志組織があります。ここでは、社員とその家族を対象とした社内バーベキューやファミリーデーなどのイベントを企画することで、部署を超えたつながりづくりを促しています。

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――その他に、会社の特徴や魅力はありますか。

:当社は「人への投資」を徹底している組織だと思います。スキルや実績のみで評価するのではなく、「あなたはどんな人間か」「将来どうなりたいか」という問いが常に重視されます。入社時だけでなく現在も定期的にキャリアビジョンの確認が行われますし、私が香港駐在に抜てきされたときにも際立った実績があったわけではなかったのに、ポテンシャルを信じて機会を与えてくれました。“即戦力”の登用に偏らず、社員一人一人の将来性に投資する。このスタンスは、他の外資企業とは一線を画していると感じます。

――外資系企業=成果主義・シビア、というイメージとは異なりますね。

:当社には「失敗から学べばいい」という文化が根付いています。ミスを恐れず、誠実に挑戦し続けること。その姿勢を支える意識が徹底しているんです。個人の資質や意思に応じて柔軟に道を開拓し長期的な視点で育成していくのが、ヒルティの根本的な人材戦略です。

ベストパーソンではなく、ライトパーソンであれ

――どんな人が活躍できると思いますか。

:「他者に興味を持てる人」ですね。自分のこと以上に、周囲の成長やアクションに関心を寄せ、そのために時間を使える人は、当社で自然に力を伸ばしていけるはずです。香港に駐在したことで、この感覚はより強まりました。自己完結型で「自分が全てを変える」と意気込む人より、仲間と協働しながら着実に歩を進める人が、ヒルティのカルチャーになじみ、結果を出しています。香港勤務時代の上司に言われた言葉で印象深いのが「ベストパーソンではなく、ライトパーソンであれ」でした。つまり正しい方向性を持ち、組織の文化を理解しながら適応できることが、何よりも大切だと感じています。

末吉:年功序列の考え方が存在しないため、オーナーシップを持って自分から動ける人にこそ、大きなフィールドが広がっています。最初は誰もが不安だと思いますが、受け身にならず、主体的に挑戦してほしいですね。

――英語力は必須でしょうか。

末吉:営業では日本語が中心ですが、マーケティングでは海外のハブと連携するために日常的に英語を使っています。外資系企業ではありますが、配属先によるところが大きいですね。

――もし就活で迷っている学生がいたら、どんな言葉を掛けますか。

末吉:もしも迷うならば当社を選んでほしいと思います。MAプログラムを通じて2〜3年かけて自分の適性を探れますし、上司との対話も非常に丁寧です。自分の志向に合わせたキャリアを、一緒に考えながら積み上げていけます。

――働き方はどうですか。

末吉:非常に柔軟です。私服勤務、在宅勤務、フルフレックス勤務など、体調やライフスタイルに合わせた働き方が自然に受け入れられています。「よく働き、よく休む」という文化も根付いていて、私も来月は1週間の休暇を取ってニュージーランドへ行く予定です。

:出社時間も本当に自由で、仮に朝から出社しなくても「何かあった?」と心配こそすれ、責める文化は存在しない。当社らしい風景だと思います。

――学生に伝えたいことはありますか。

:実際に建設現場に飛び込んでみて感じたのは、最大の課題は人手不足であり、現場の生産性向上が急務だということです。そうした現場のリアルな課題に対して、私たちが提供できる価値は非常に大きいと考えています。

末吉:企業選びで大事なのは「製品の知識」よりも「企業文化やビジョンに共感できるか」です。私は課題を抱える建設業界に対して、自分たちのソリューションで貢献できるというスタンスに共感して、誇りを持って働けています。

:建設現場で出会う方々も、本当に温かい人ばかりです。顧客の笑顔に直接触れられる。それもこの仕事の大きなやりがいだと思っています。

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