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これまで商社・デベロッパー業界を中心に企業分析を行ってきましたが、今回からは 金融業界 に視点を移し、各企業の独自性や魅力を深掘りしていきます。私自身の分析的なアプローチと、サレマさんの待遇ランキング記事のスタイルを融合させながら、就職活動生の皆さんに有益な情報をお届けします。
金融シリーズの20本目となる今回は、 国際協力銀行(JBIC:Japan Bank for International Cooperation) を取り上げます。
「JBIC?政策金融公庫と何が違うの?」と思われがちですが、実は国際協力銀行は 日本企業の海外展開支援に特化した唯一の政府系金融機関 です。政策金融公庫が国内中小企業支援、政策投資銀行が国内大型インフラ支援とする中、JBICは海外プロジェクトファイナンスと資源確保に特化し、初任給26万円(院卒28万円)、30代で1,000万円超という高待遇と、グローバルな案件に携わる環境を実現しています。
【金融シリーズ②】三菱UFJ銀行|日本最大の金融グループが誇る「総合力」と「グローバル展開」
【金融シリーズ③】三井住友銀行|デジタル変革を牽引するメガバンクの戦略と待遇の実態
【金融シリーズ④】みずほ銀行|投資銀行業務で存在感を放つメガバンクの戦略と待遇の実態
【金融シリーズ⑤】横浜銀行|地方銀行トップの実力と首都圏特化戦略の実態
【金融シリーズ⑥】りそな銀行|「信託銀行機能」を持つ唯一の都市銀行の実態
【金融シリーズ⑦】三井住友信託銀行|「不動産×相続」で最強の信託銀行の実態
【金融シリーズ⑧】三菱UFJ信託銀行|「年金運用×証券代行」で最大手の信託銀行の実態
【金融シリーズ⑨】野村證券|日本最大手の証券会社が誇る投資銀行業務の実態
【金融シリーズ⑩】大和証券|リテールNo.1を誇る証券会社の戦略と実態
【金融シリーズ⑪】SMBC日興証券|SMBCグループの総合力を活かす証券会社の実態
【金融シリーズ⑫】日本生命|生命保険業界最大手が誇る総合力と待遇の実態
【金融シリーズ⑬】第一生命|「銀行窓販No.1」を誇る生命保険会社の実態
【金融シリーズ⑭】住友生命|「代理店ネットワーク」で差別化する生保の実態
【金融シリーズ⑮】明治安田生命|「相互会社」として顧客本位を貫く生保の実態
【金融シリーズ⑯】東京海上日動火災保険株式会社|損保業界の「絶対王者」が持つ圧倒的な競争力
【金融シリーズ⑰】三井住友海上火災保険株式会社|MS&ADグループの中核として「改革にチャレンジする風土」を体現する損保
【金融シリーズ⑱】損害保険ジャパン株式会社|「挑戦を後押しする風土」と業界最先端のDX戦略で変革を推進する損保
【金融シリーズ⑲】株式会社日本政策金融公庫|100%政府出資で「民間補完」と「セーフティネット」を担う政策金融機関
【金融シリーズ⑳】国際協力銀行(JBIC)|日本企業の海外展開を支える政府系金融の実態
企業分析:国際協力銀行の独自ポジション
①「海外特化型」という明確なミッション
国際協力銀行の最大の特徴は、 日本企業の海外事業を金融面から支援する という明確なミッションを持つ点です。
政府系金融機関には、日本政策金融公庫(国内中小企業・創業支援)、日本政策投資銀行(国内インフラ・成長産業支援)、商工組合中央金庫(協同組合支援)などがありますが、JBICは 唯一「海外」に特化 しています。日本企業の輸出、資源輸入、海外M&A、インフラ開発など、国境を越えるビジネスを支援する専門機関です。
この特化戦略により、JBICは 資本金2兆3,328億円、出融資残高15兆7,921億円 という規模を誇りながら、社員数はわずか740人という少数精鋭体制を実現しています。一人当たりの案件規模は数百億円から数千億円に及び、若手でも入社数年で大型プロジェクトの中核を担います。
また、海外18ヶ所に駐在員事務所を展開し、シンガポール、北京、バンコク、ハノイ、ジャカルタ、マニラ、ニューデリー、シドニーなど、日本企業の進出先で現地情報を収集し、案件組成を行っています。
つまりJBICの本質は、「国内型」ではなく「グローバル型」。この特化戦略が、他の政府系金融機関との大きな差別化要因となっています。
②「4つの金融機能」という多面的な支援体制
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