【28卒】外銀 vs 戦略コンサル|年収・働き方・転職市場で見る5つの判断軸

【28卒】外銀 vs 戦略コンサル|年収・働き方・転職市場で見る5つの判断軸

2026/05/09

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eyecatch

こんにちは。外資就活ドットコム コラムチームです。

「外銀と戦略コンサル、どっちを志望すべきか」「両方併願するのは現実的?」「キャリア後の選択肢で見るとどっちが有利?」——28卒就活生から最も多く寄せられる比較質問です。

外銀(GS・JPM・MS等)と戦略コンサル(MBB・ATカーニー等)は、 就活生が最も憧れる2大難関業界 ですが、入社後の働き方・キャリアパス・年収カーブには明確な違いがあります。「漠然とどっちもいいな」では選考で落ちます。

本記事では、 5つの判断軸(年収・働き方・キャリア・転職市場・適性) で外銀と戦略コンサルを徹底比較し、自分がどちらに向いているかを判断するための材料を提供します。サマーインターンの併願戦略まで含めて、28卒就活生が今読むべき完全ガイドです。

※年収・働き方の数値は外資就活ドットコム編集部が体験記・各種公開情報をもとに推定したレンジで、企業・年度・職種により大きく変動します。最新情報は外資就活ドットコムの募集情報ページでご確認ください。

まず両業界の基本構造を理解する

外資投資銀行(外銀)とは

外銀の主要業務は M&A助言・資金調達アドバイザリー・トレーディング・リサーチ 。「金融のプロフェッショナルが顧客企業の財務戦略を支援する」ビジネスです。

[外銀の主要部門]
- IBD(投資銀行部門):M&A・資金調達
- Markets(マーケッツ):株式・債券のセールス&トレーディング
- Research(リサーチ):上場企業・市場の分析
- Asset Management(アセットマネジメント):機関投資家向け運用

戦略コンサルとは

戦略コンサルの主要業務は 経営戦略・新規事業・M&A戦略・組織変革の助言 。「企業の経営課題を解決するためのソリューションを提案する」ビジネスです。

[戦略コンサルの主要ファーム]
- MBB:マッキンゼー、BCG、ベイン
- 戦略系専門:ATカーニー、Strategy&、L.E.K.、Roland Berger
- 大手ファームの戦略部門:DTC、PwC Strategy&、EY-Parthenon、KPMG-Strategy

共通点と相違点の概要

[共通点]
- 高年収(新卒1年目で1,000万円超のレンジ)
- ハードワーク(深夜まで残業が標準)
- ロジカル思考が必要
- グローバルなキャリアパス

[相違点]
- 顧客との関係性(外銀=取引、戦略コンサル=長期パートナー)
- 仕事の単位(外銀=ディール、戦略コンサル=プロジェクト)
- アウトプットの形(外銀=ピッチブック・モデル、戦略コンサル=戦略提案書)
- 退職後のキャリアパス(外銀=PE/HF、戦略コンサル=事業会社/スタートアップ)

▶ 関連: 【28卒】外資系投資銀行(外銀)内定ロードマップ


判断軸1:年収カーブの比較

新卒〜2年目(アナリスト期)

[外銀IBD]
- 1年目:基本給1,000-1,200万円 + ボーナス(300-500万円)= 計1,300-1,700万円
- 2年目:基本給1,100-1,300万円 + ボーナス(500-800万円)= 計1,600-2,100万円
- 特徴:ボーナスのウェイトが大きい、市況により変動

[戦略コンサル(MBB)]
- 1年目:基本給800-900万円 + ボーナス(100-200万円)= 計900-1,100万円
- 2年目:基本給900-1,000万円 + ボーナス(150-250万円)= 計1,050-1,250万円
- 特徴:ボーナスのウェイトが小さい、安定的な昇給

新卒1-2年目の年収では 外銀の方が300-700万円高い のが一般的(ただし外銀のボーナスは市況により変動大)。

3-5年目(アソシエイト期)

[外銀]
- 3年目:1,800-2,500万円
- 5年目(VP昇格時):2,500-4,000万円

[戦略コンサル]
- 3年目(コンサルタント昇格時):1,200-1,500万円
- 5年目(マネージャー昇格時):1,800-2,500万円

3-5年目の差は大きく、 外銀が500-1,500万円高い 。ただし戦略コンサルは昇進すれば等差で年収が上がる。

7-10年目(VP/マネージャー期)

[外銀VP]
- 4,000-7,000万円

[戦略コンサル プリンシパル/マネージャー]
- 3,000-5,000万円

差は縮小し、両者とも数千万円台。 この時点で多くの人が転職 を選択する。


判断軸2:働き方の比較

1日のスケジュール例

[外銀IBD アナリスト]
9:00 出社、メール対応
10:00-12:00 ピッチブック(提案資料)作成
12:00-13:00 ランチ(デスクで)
13:00-19:00 財務モデル更新、データ分析
19:00-22:00 上司レビュー対応
22:00-翌2:00 修正対応、深夜まで残業
2:00 帰宅
週末:ディールが動いている場合は出勤

[戦略コンサル コンサルタント]
9:00 出社(リモート併用)
9:30-12:00 クライアントとのMTG、データ分析
12:00-13:30 ランチ(チームで)
13:30-19:00 分析作業、提案書作成
19:00-21:00 チームディスカッション
21:00-23:00 個人作業、翌日準備
23:00 帰宅
週末:基本オフ(プロジェクト終盤は出勤あり)

外銀の方が 労働時間は長い が、戦略コンサルもプロジェクト終盤は深夜・週末勤務が発生。 月平均労働時間は外銀280-320時間、戦略コンサル250-280時間 程度。

出張頻度

[外銀]
- 出張は少ない(顧客企業がオフィスに来ることが多い)
- 海外出張:年に数回(IPO・大型M&A時)

[戦略コンサル]
- 出張多め(顧客企業先に常駐するプロジェクトあり)
- 平日出張:月の半分以上のことも
- 海外出張:プロジェクトによっては月1-2回

戦略コンサルの方が 出張・出勤地の変動が多い


判断軸3:キャリアパスの比較

5年目までの典型的なキャリア

[外銀]
- アナリスト(1-3年目)→ アソシエイト(4-5年目)→ VP(6-8年目)
- 同じ部門で専門性を深める(IBD→IBD、Markets→Markets)
- 業界カバレッジ(金融、テック、エネルギー等)が固定

[戦略コンサル]
- アソシエイト(1-2年目)→ コンサルタント(3-4年目)→ マネージャー(5-7年目)
- プロジェクトごとに業界・テーマが変わる
- 複数業界・複数機能(戦略・M&A・オペレーション)を経験

戦略コンサルは 業界横断的な経験 を積めるのが特徴、外銀は 金融の深い専門性 を磨ける。

退職後のキャリアパス

[外銀から多い転職先]
1. PE(プライベートエクイティ):カーライル、KKR、ベインキャピタル等
2. ヘッジファンド:Citadel、Millennium等
3. 事業会社のCFO、財務戦略責任者
4. 起業(フィンテック、PEファンド創業)

[戦略コンサルから多い転職先]
1. 事業会社:COO、新規事業責任者、経営企画
2. PEファンド:VP、ポストMBA採用
3. スタートアップ:CEO・COO、執行役員
4. 投資銀行:IBD(特に金融系経験者)
5. 起業

「金融キャリアを極める」なら外銀「事業会社・経営側に行きたい」なら戦略コンサル が王道です。


判断軸4:転職市場での価値

20代後半(27-29歳)の市場価値

[外銀出身者]
- PE/HF採用市場で圧倒的に有利(経験必須要件)
- 金融機関のCFO・財務戦略担当として高評価
- スタートアップのCFOとしてニーズあり
- 想定年収:3,000-5,000万円

[戦略コンサル出身者]
- 事業会社の経営企画・新規事業責任者として高評価
- スタートアップのCOO・経営層として人気
- PEファンドのポストMBA採用枠
- 想定年収:1,500-3,500万円

30代の市場価値

[外銀出身者(30代)]
- PE/HFパートナー候補
- 大手企業のCFO
- フィンテック創業
- 想定年収:5,000万円〜億単位

[戦略コンサル出身者(30代)]
- 上場企業の役員・経営層
- ベンチャー上場時のCxO
- 自社起業
- 想定年収:3,000万円〜億単位

両者ともに30代で年収1億円超え は十分可能。ただし、外銀は 金融キャリアでの最高峰 、戦略コンサルは 事業経営側での最高峰 を目指せる、という違いがあります。


判断軸5:適性の自己診断

外銀向きの人

[外銀向きの特徴]
□ 数字・財務分析が得意
□ プレゼン資料作成が好き
□ 短期的な成果を出すのが得意
□ ハードワーク耐性が極めて高い
□ 金融・市場のニュースに興味がある
□ 専門性を深めるキャリアが好み
□ 「ディール」を成立させる達成感に魅力を感じる

戦略コンサル向きの人

[戦略コンサル向きの特徴]
□ 論理的思考が得意
□ 業界横断的な好奇心がある
□ 課題発見と解決のプロセスを楽しめる
□ チームでの仕事が好き
□ 複数業界の知識を吸収したい
□ 事業経営に関心がある
□ 「クライアントの問題解決」にやりがいを感じる

両方の特徴を持つ人は、 5年単位でキャリアチェンジ する戦略もあります(外銀→戦略コンサル、戦略コンサル→外銀の転職事例も存在)。


サマーインターン併願戦略

「両方受ける」は可能か

結論:可能だが、対策時間の配分が鍵

[併願時の時間配分推奨]
- 第一志望:60%
- 第二志望:25%
- ESの作り込み:15%(両方共通の素材活用)

[併願のメリット]
- 両方の体験を比較できる
- セーフティネットが2つある
- ES作成スキルが上がる

[併願のデメリット]
- 対策時間が薄まる
- 志望動機の使い回しが難しい
- 面接スケジュールの衝突リスク

併願時の対策共通項

[共通対策]
- 論理的思考力(ケース・問題解決)
- 数字・財務分析の基礎
- HireVue(録画面接)対策
- 自己PR・ガクチカの完成
- 業界動向の把握

[業界別の独自対策]
- 外銀:M&A・市場ニュース、英語面接、財務モデル
- 戦略コンサル:ケース面接、フェルミ推定、業界横断知識

結論:第一志望を決めて集中投下

「両方を全力」は時間的に厳しい。 自分の適性と志望度を5つの判断軸で評価し、第一志望を決めて集中投下 するのが28卒のリアルな戦略です。


まとめ:5つの判断軸で「自分の道」を選ぶ

  • 外銀と戦略コンサルは「高年収・ハードワーク」の共通点があるが、仕事の本質・キャリアパスは大きく異なる
  • 年収:1-5年目は外銀の方が高い、10年目以降は両者とも数千万円台
  • キャリアパス:外銀=金融キャリア、戦略コンサル=事業経営側
  • 退職後の選択肢:外銀=PE/HF、戦略コンサル=事業会社/スタートアップ
  • 適性診断で第一志望を決め、サマーインターンは集中投下が現実的

「どっちもいいな」では選考で落ちます。 5つの判断軸で自分の優先順位を整理し、第一志望を決めること が、サマーインターン突破の出発点です。

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