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最終回:「デベロッパーらしさ」のその先へ ― 内定はゴールではなく、地図作りの始まり
こんにちは。デベロッパー内定者の慶應生です。この連載ではこれまで、GDや面接といった「対人戦」の場で、いかにして「デベロッパーらしさ」を伝え、評価されるかについてお話ししてきました。
この最終回では、その長い戦いを終え、内定という一つの結果を手にしたあなたが、どのように就職活動を締めくくり、そして未来のデベロッパーとして、どのような第一歩を踏み出すべきか、私なりの考えをお話しします。
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法①GD編 - チームを勝利に導く議論設計術
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法②一次・二次面接編 - 個を際立たせる対話戦略
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法③覚悟と相性が問われる最終面接
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法④内定という通過点―プロフェッショナルへの思考転換
あなたが示した「デベロッパーらしさ」の内訳
最終選考を突破したあなたは、面接官に「デベロッパーとして活躍できる素養がある」と認められたということです。それは、具体的にどのような点だったのでしょうか。改めて、この連載で語ってきた「デベロッパーらしさ」を、ご自身の就職活動と重ね合わせながら振り返ってみてください。
誠実さ
面接で厳しい質問をされた時、あなたは取り繕うのではなく、正直に自分の考えや、時には弱さを語れたでしょうか?その姿勢が、ステークホルダーとの信頼関係構築に不可欠な「誠実さ」の証明となりました。
調整力
あなたがGDで多様な意見をまとめ、一つの結論へと導いたこと。あるいは、面接で対立する概念を統合し、自分なりの答えを導き出したこと。そのファシリテーション能力やバランス感覚が、無数の利害関係者の間に立ち、プロジェクトを前に進める「調整力」のポテンシャルとして評価されたのです。
粘り強さ
あなたが深掘り質問に対し、すぐに諦めずに思考を続け、自分なりの答えを導き出したこと。その知的タフネスが、数十年単位のプロジェクトをやり遂げる「粘り強さ」の証と見なされました。
長期的な視点
あなたが志望動機で、目先の利益だけでなく、10年、20年先の街の未来を、自分の言葉で語ったこと。その視座の高さが、デベロッパーとしての「当事者意識」の表れとして、面接官の心を動かしたのです。
内定とは、これらの「デベロッパーらしさ」が、あなたの経験に裏打ちされた本物であると、企業が認めてくれた証に他なりません。
内定後に始まる、本当の「街づくり」思考
しかし、内定を掴んだ先にあるのは、もはや「デベロッパーらしさ」を面接官に示すことではありません。本物のデベロッパーとして、未来の地図を描き始めることです。そのためには、就活生としての視点を、一日も早くプロフェッショナルの視点へとアップデートする必要があります。
私自身が内定者として、今まさに意識している「思考の転換」について、ご紹介します。
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