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2021年4月、リース業界に歴史的な統合が実現しました。三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱UFJリースと、日立製作所系の日立キャピタルが経営統合し、三菱HCキャピタルが誕生したのです。この統合により、オリックスに次ぐ業界2位、総資産約9兆円、平均年収1,008万円という巨大リース企業が誕生しました。三菱の金融力と日立のモノづくり力という異なる強みを融合させ、航空機リースから環境エネルギー事業まで幅広い事業領域を展開する姿が、この企業の独自性を象徴しています。初任給30万円というリース業界トップクラスの待遇と、統合シナジーを活かした成長戦略が、次世代のリース業界をリードする存在として注目されています。
【金融シリーズ㉚】東京センチュリー――伊藤忠・NTTという強力パートナーを武器に、「金融×サービス×事業」で独自ポジションを確立するリース業界の革新者
企業分析:三菱HCキャピタルの独自ポジション
①三菱×日立の統合シナジーという最大の競争力
三菱HCキャピタルの最大の特徴は、三菱UFJリースと日立キャピタルという異なるDNAを持つ企業の統合によって生まれた点です。
三菱UFJリースは金融に、日立キャピタルは産業機器や情報通信機器といったモノづくりに強い企業でした。統合により、「金融の専門性」と「モノづくりの専門性」という相補的な強みを併せ持つ企業が誕生しました。
統合後の総資産は約9兆円、営業資産は約7.8兆円と業界2位の規模です。事業領域も航空機リース、環境エネルギー、不動産、自動車、産業機器と幅広く、両社のネットワークを活かしたクロスセルが可能です。
つまり三菱HCキャピタルの本質は、「異なるDNAの融合による新しい価値創造」です。
②航空機リース事業という収益の柱とグローバル展開
三菱HCキャピタルが持つもう一つの強みは、航空機リース事業を収益の柱として確立している点です。
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