コンプレックスがある人ほど大きな事業を成功させられる:ベンチャー投資のルーキーへインタビュー【後編】

2016/10/27

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はじめに

ベンチャー投資のルーキーへインタビュー【前編】ではインドネシアへのインターンを経て、その後VCでのインターンにフルコミット。さらに海外で事業を立ち上げた経験まで、詳しくお話しいただきました。

後編では、現在勤務されている戦略投資室のお話や、今後のベンチャー市場についてなど、経営者であるオトナリと意見交換をした模様をお届けします。
コンプレックスがある人ほど大きな事業を成功させられる:ベンチャー投資のルーキーへインタビュー【後編】88551_1

写真:ハウテレビジョン代表 オトナリ

東大卒、コンサル勤務、にはできないギリギリのラインを攻める

―転職先はどのように見つけたのですか
インドネシアからネット検索し、VCのような投資事業ができる会社をいくつか選びました。その候補の中から、一緒に働きたい人と確実に机を並べて働ける環境であることと、収入等の観点から現在の勤務先を選びました。

実は、企業の募集要件には「金融機関で3年以上の勤務経験があること」という条件がついていたのですが、どうにかなるだろうと思い応募してみたところ採用されました。まずは行動してみると良いこともあります。現在は企業のExitを支援できる、魅力的な業務を担当しています。中には同年代の人が立ち上げた企業もあり、刺激になります。

―限られたポジションだと思いますが、ご自身では何を評価されて採用されたと思いますか
過去のインターンや起業経験から、突破力とコミット力が評価されていたと思います。
「コンサルティングファームでバリバリやっていた」とか、「ビジコンで入賞しまくっていた」などの経験を持つ人がこの業界に入ると、王道ど真ん中にいこうとしてギリギリのラインを攻められないことがあります。

固定概念にとらわれない自由な発想のもと、プライドを捨ててひたすら行動すること。それが私のようなある意味人と違っている人間だからこそできることだと思っています。

ちなみに私の前任者の離職理由は、「スタートアップコミュニティに入っていけなかったこと」だったそうです。ハーバードでMBAを取得し、戦略コンサルを経て入社された方で、非常に期待されていたとのこと。

しかしこの業界は、スーツで決めて商談にいくよりも、半袖半ズボンで訪問してレッドブルを20本くらい差し入れた方がうまくいくような世界なので、ピカピカの経歴をお持ちの方だと逆にやりにくい、ということはあるのかもしれませんね。

―やりたいことの軸でいうとコンサルなども当てはまりそうですが、他の選択肢は考えなかったのですか

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