【必読の名著10選 vol.01】外資系投資銀行内定者10人が選んだ『財務とM&Aを理解するために最適な10冊』

2016/08/05

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◆企業買収の実務プロセス

企業買収の実務プロセス
著:木俣 貴光

景気の変動や事業構造の変化などに柔軟かつすばやく対応するための手段として、M&Aは日常的な経営課題となりつつある。本書は、企業が日常的にM&Aに対応できるよう、買い手企業の担当者がディールを遂行する上でのポイントを時系列にわかりやすく解説している。
現場で使える具体的なノウハウや考え方を盛り込み、“もっとも使える”マニュアル書を目指すものである。

内定者のコメント
一般的の事業法人のM&Aや経営戦略の担当者向けの本です。M&Aの全体のプロセス、提案や企画からはじまり、具体的な実行の段階、そして買収を終えたあとの処理などについて書かれています。デューデリジェンス、買収の契約にまつわることや税務のことまで基礎を理解するのに最適です。著者はM&Aコンサルタントを務めているため、各段階での注意点や留意点などにも記述があります。

◆M&Aを成功に導く 知的財産デューデリジェンスの実務〈第3版〉

M&Aを成功に導く 知的財産デューデリジェンスの実務〈第3版〉
編集:TMI総合法律事務所編集:デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社

企業がグローバル市場で勝ち残るためには、自社開発技術だけで勝負することは難しく、他社と提携したり、他社の技術を買い取ったりすることを検討する必要がある。技術の取得を主たる目的としたM&Aは今後も増加し、M&Aを行う際の調査項目として、知的財産に関する事項は今後ますます重要になると思われる。
本書は、知的財産デューデリジェンスという分野を体系化したものであり、全体を通読・俯瞰したい場合にも、案件で見つかった問題点を個別に調べたい場合にも、手元ですぐに参照できるよう記述を工夫している。
第3版では、最新の実務を反映するとともに、法改正や重要判例等を織り込んでいる。

内定者のコメント
新卒で投資銀行に入った場合、アナリストとして一番最初にやるのがデューデリジェンス(DD)という仕事です。そのプロセスに焦点を置いたのが本書で、M&Aの路地回りとして、多岐にわたる調査項目のなかで知的財産の価値をいかに適切に評価し、その評価額に基づいて買収/売却の金額を決めていくべきかが書かれています。

おわりに

外資系投資銀行を志す方やM&Aに興味をある方には、下記のコラムもお勧めです。
より知識を深め、自らの糧としてください。

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