戦略立案から伴走支援まで。グロービングで挑むAI時代の新しいコンサルティング

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2024/11/27

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〈Profile〉
孟拓宇(もう・たくう)
ディレクター
東京大学法学部卒業、東京大学公共政策大学院修了。ローランド・ベルガー(シニアコンサルタント)、ベイン・アンド・カンパニー(シニアマネージャー)を経て現職。8年の戦略コンサルティング経験の中では、主に自動車をはじめとした製造業関連の戦略案件プロジェクトと、PEファンド向けプロジェクト(BDD/PMI)に従事(ベインではPEグループのAPACマネージャーを務める)。

※内容や肩書は2024年11月の記事公開当時のものです。

自分の人生を費やす以上は、成果に結び付けられる仕事をしたい

――孟さんのこれまでのキャリアと、グロービングへの入社理由を教えてください。

:ほぼ一貫して戦略コンサルタントとしてのキャリアを歩んでいます。最初に入社したのはローランド・ベルガーです。欧州系ということもあり非常に自由なカルチャーで楽しかったのですが、何年か働く中で「自分のやり方は本当に正しいのだろうか」と考えるようになりました。もう少し体系だったマネジメントスタイルも経験してみたいと思い、2社目に選んだのが米国系のベイン・アンド・カンパニーです。

2社共に素晴らしいファームで、戦略コンサルタントとしての基礎はこの時期に身に付けることができたと思います。ベインを辞めたのは個人的な理由でして、中国の実家が営んでいた繊維工場が赤字続きで、このままではまずいということで私が立て直しの手伝いをすることになりました。

実家の手伝いが一段落した後はしばらくフリーランスで仕事をしており、そのうちベインに復職するつもりだったというのが正直なところです。しかし、知人の人材エージェントから「今とても勢いがあって、新しいことにもいろいろ挑戦している戦略ファームがある」と紹介されて、グロービングに出合いました。カジュアル面談でCSOの福田と話をさせてもらい、戦略コンサルタントとして自分がずっとモヤモヤしていた部分を解消しようとしていると聞き、非常に共感したことを覚えています。

――モヤモヤしていた部分、というのはどんなところなのでしょうか。

:よく言われることではありますが、戦略を作って終わりになってしまうところです。中国に戻った時に、過去に担当したプロジェクトのその後が気になって調べてみたのですが、真の意味で顧客を変革できたのは約30%という状態でした。残りの70%も大変なプロジェクトでしたし、クライアントのためを思って真剣に取り組んできたので、少し悲しい気持ちになりましたね。

せっかく自分の人生を費やすなら、しっかり成果に結び付けられる仕事をしたい。ずっとそう思っていたのですが、グロービングはまさにそこまで伴走することを会社全体で掲げています。クライアントと一緒にプロダクトを作って社会実装するところまで支援するスタイルに引かれたことが、入社の決め手の一つです。

それともう一つ大きかったのは、AIに関する先進的な取り組みを行っていることです。私自身、よりデジタル領域の知見を強化したいと思っていましたし、今後AIが世の中の在り方を大きく変えていくことは前職の頃から実感していました。この領域を学ぶことはこれからのキャリアで必須だと考えていたので、現在はまさに望んでいた通りの環境です。

――AIでどのような取り組みを行っているのですか。

:クライアントワークでもさまざまな形で導入していますし、社内の生産性アップにも幅広く活用しています。ベースとなっているのはグロービングインテリジェンスという専門チームです。AIの専門家が多数在籍しており、彼らが開発したAIツールを私たちコンサルタントが実証実験し、フィードバックしながら改良を繰り返しています。

資料作成などさまざまな業務フローの自動化を既に実現しており、コンサルタントの生産性だけで言っても倍以上にはなっていると思いますね。
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柔軟で素直な姿勢が成長の鍵。グロービングで活躍するために求められる資質とは

――具体的なプロジェクト事例を教えてもらうことはできますか。

:日本を代表する製造業のクライアントで、AI活用を含めた事業戦略の立案を進めています。タイミング的に、今AIと聞くと生成AIをイメージする方が多いかもしれません。もちろんそれも一つの手法ではありますが、特に製造業においては非常に幅広い領域でAIが活用されています。

例えば画像を自動チェックして品質を判断したり、AI上でシミュレーションして最適な工程を導き出したり。開発領域でもAIを使った材料や設計の最適化を進めています。もちろん事務系やコールセンターへの導入も検討しており、合わせると10個くらいのトピックを推進しているところです。

――この仕事に必要なスキルやスタンスはどんなものがありますか。

:ベースとなる論理的思考力やエクセルやパワーポイントのようなスキルは当たり前のものとして横に置いておくと、柔軟さや素直さが最も重要だと思っています。

先ほど話した通り、グロービングのコンサルタントは考えるだけでなく相手を動かして組織を変革するところまで伴走します。その過程では、クライアントと何度も壁打ちしながらアイデアをブラッシュアップしていくことになります。自分の考えだけに固執してしまう人は、どれだけ賢くてもいいコンサルタントにはなれません。

ただ、前職と比較すると非常に多様性に富んだ組織なので、その点は安心してほしいですね。一通り仕事をやってみて、上流の戦略領域に適性があればその分野で強みを磨いていけばいいし、クライアントと膝詰めでシステムを作る仕事が向いていると思えばそっちでキャリアを伸ばしていけばいい。それぞれの得意分野を掛け合わせ、チームで課題を解決していくのもグロービングの特徴の一つです。

――これからのキャリアで挑戦したいことや目標があれば教えてください。

:いずれはパブリックな領域で貢献できる人間になりたいと思っています。大学院でも公共政策を専攻していたのですが、当時の自分では実力不足だと感じていたため、コンサルティングファームで修業する道を選びました。課題解決のスキルはだいぶ習得できたと思いますが、ここからさらに人や組織を動かす力、そしてAIをはじめとしたテクノロジーの知見も身に付けて、社会課題の解決に乗り出していきたいですね。

頑張り時の30代はしっかり稼ぎ、その後は金銭的な問題からも解放された状態でパブリックな仕事に打ち込んでいくつもりです。

――なぜそこまでの思いがあるのでしょうか。

:私は孟という名字ですが、実は孟子の78代目の子孫なんです。世の中をもっと良くするために、四端(仁義礼智)を重んじ、人の本質は善であることを説いたあの孟子です。自分がそういう偉大な人物の子孫だということは、幼少期からの人格形成に大きく関わっています。

彼の人生をたどってみると、30代までは自身の鍛錬に集中し、40代になってから各国を遊説して“王道”を説くような仕事をしていたようです。そういう意味でも、まずは自分自身を大きく成長させてから、公共のために働く道を進んでいきたいと考えています。
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人とテクノロジーをリスペクトして、極限まで生産性をアップする

――仕事の中で大切にしている理念や価値観があれば教えてください。

:会社として四つの方針を掲げていて、私自身も強く共感しています。一つ目は、社会を良くしていくという志を持ち、プロアクティブに動き続けること。二つ目は、冒頭でも話した戦略コンサルティングの再定義。経営者と伴走して成果が出るところまでやり切る姿勢を重視しています。三つ目は、クライアントの変革や、自分とチームの成長に対してパッションを持つことです。

最後が面白いのですが、人とテクノロジーをリスペクトするという姿勢です。今は「AIに仕事を奪われるのではないか」と恐れている人が少なくないですし、一部は実際にそうなるでしょう。特に単純なリサーチや資料作成は、近い将来にAIに取って代わられるはずです。しかしそうした事態を恐れるのではなくテクノロジーをリスペクトして、自分自身の武器にする。効率化できるところはとことん突き詰め、人は人にしかできない領域に集中すればいいんです。

これら四つの価値観を貫き通すことで、世の中になくてはならない存在になれると思っています。

――AIとの付き合い方は、多くの人にとって重要な気付きになると感じます。

:これは本当に大切なところで、AIを使いこなせるかどうかでその人の市場価値も大きく変わってきます。新卒の方は、転職市場を見据えてファーストキャリアのブランド力を重視するところもあるでしょう。それは一定正しいのですが、当社でAIのトレーニングを受けながら仕事をすれば、AI未活用のコンサルタントと比較して1.5倍から2倍以上の生産性を上げられるようになるはずです。

例えば議事録に関しては、1年目社員が構造化して整理するのに1時間かかる内容でも、AIを活用すれば5分くらいで終わります。当社のコンサルタントであれば、単純作業をAIに任せつつ問題解決につながる本質的な思考に時間を使えるので、視座も上がりますし、圧倒的なスピードで成長することができるでしょう。

グロービングはまだ新興企業でそれほど知名度はありませんが、実力がつく環境であることは間違いないと思います。特にAIに関して言えば、ここまで活用できるファームは他に見たことがないですね。

――他に就活生の皆さんにアドバイスはありますか。

:先ほどは少し脅すようなことを言ってしまいましたが、新卒でどのような会社に行ったとしても、自分自身が志を持って成長するという強い意欲があれば、必ず社会に貢献できる抜きんでた人材になれると思います。そういう意味では、「希望の会社に入らなければ人生が終わってしまう」などとあまり肩に力を入れ過ぎず、楽しむ気持ちで就活に臨んでもらえるといいのではないでしょうか。

また、私は内定後に簿記や財務などの勉強もしましたが、本当に使えるスキルは実際のプロジェクトに入らなければ身に付きません。逆に言うとやれば身に付くので、そこは心配しなくて大丈夫です。唯一やった方がいいかなと思うのは英語ぐらいですね。英語力がないとプロジェクトの選択肢が狭まってしまうので、それだけ少し勉強しつつ、肩肘張らずに就職活動と最後の学生生活を楽しんでほしいと思います。
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