【徹底解説】内定者が語る、三井物産の「自分史」対策①

【徹底解説】内定者が語る、三井物産の「自分史」対策①

2025/06/20

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総合商社の中でも独自の採用方式で知られる三井物産。その選考プロセスの第一関門となるのが「自分史面接」です。「自分史って何を書けばいいの?」 「普通の履歴書とは何が違うの?」 「どうすれば選考官の心に響く内容になるの?」このような疑問を持つ就活生は多いはずです。

実は、三井物産の自分史は単なる経歴の羅列ではありません。あなたの人生における価値観の形成過程、挑戦への姿勢、そして成長の軌跡を総合的に評価するための重要なツールなのです。

本記事では前編と後編に分け、読者がイメージしやすいように実際の内定者の事例や仮案など、多くの具体例を交えながら、三井物産の自分史攻略法を徹底的に解説します。長いですが、まずは目次から目を通して、興味のあるところから読んでみてください。

前編では、三井物産が自分史を重視する理由、構成時におさえるべき要素について記します。

後編を読みたい方はこちら!


第1章:三井物産が自分史を重視する本当の理由

まずは「自分史」の基本を理解しましょう。三井物産の自分史は、小学校以前から大学時代までの人生を時系列で記述する課題です。各時代ごとに以下の文字数が指定されています:

  • 小学校以前:250文字以内
  • 中学時代:500文字以内
  • 高校時代:750文字以内
  • 大学以降:1,000文字以内

合計2,500文字という限られた文字数の中で、あなたの人生の本質を伝える必要があります。

この自分史の特徴は、一般的なエントリーシートとは根本的に異なる点にあります。通常のESが「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」など特定の項目について記述するのに対し、自分史は人生全体を俯瞰的に捉え、価値観の形成過程を時系列で描写する点が独特です。さらに、文字数制限が厳しく設定されているのも特徴の一つです。これは、限られた文字数の中で要点を整理し、読み手に伝わりやすい形で表現する能力を測るためです。総合商社の業務では、膨大な情報を整理し、要点を簡潔に伝える能力が求められるため、この課題自体が実務能力の一部を評価していると言えるでしょう。

◆三井物産の採用哲学:「人」を見る理由

三井物産の採用において最も重視されるのは「人間力」です。これは単純な学歴や資格では測れない、その人固有の価値観や行動様式を指します。

なぜ三井物産がこれほど人間力を重視するのでしょうか。その理由は、総合商社の業務の特殊性にあります。

1. 総合商社業務の特殊性

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