
世界を舞台に挑戦できるフィールドで。日系投資銀行だからこそ得られる専門性と長期キャリア
Sponsored by みずほ証券
2025/06/24
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投資銀行の仕事に興味はあっても、その実態を詳細にイメージできているという人は少ないかもしれない。本コラムでは、複数の部署を経てM&Aアドバイザリーのキャリアを切り開いているH.O.氏と、専門性と語学を駆使してクロスボーダーのDCM(債券引受)業務に携わるK.M.氏のキャリアをひもといていく。
入社動機から業務内容、やりがいと苦労、求める人物像まで深掘りすることで、投資銀行の本質と自身の可能性を探るヒントを提示する。将来のキャリア選択の羅針盤として、ぜひ参考にしてほしい。
※内容や肩書は2025年6月の記事公開当時のものです。所属先企業の意向によりイニシャル表記になっています。
情熱とロジカルさを併せ持つロールモデルとの出会い。2人が語る「みずほ証券を選んだ理由」
――まずはみずほ証券への入社動機から聞かせてください。
H.O.:私は農学部出身でしたが、文系職に興味があり、金融やメーカーなど幅広くOB・OG訪問で話を聞いていました。投資銀行は当初なじみがなかったものの、出会った人たちの仕事に対する責任感やパッションが自分の理想像と重なり、興味を持ちました。
日系中心に見ていく中で、みずほ証券は温和ながらも熱意を持って働く社員が多く、「ここでなら自分らしく働けそうだ」と感じたことが入社の決め手です。実際に入社してからもその印象は変わりません。ハードなときもありますが、チームのサポートもあって過度な負担のない環境です。
K.M.:私は海外留学中にファイナンスの授業を受け、周囲に投資銀行志望の留学生が多かった影響もあり、帰国後に投資銀行を志望しました。M&Aや財務戦略など経営の根幹に関わる仕事なので、成長環境としてもベストだと感じています。
みずほ証券に決めた理由は、説明会でロールモデルとなるような先輩社員に出会えたことです。落ち着いたロジカルな話しぶりに「こんな先輩と一緒に働きたい」と思ったことを覚えています。入社して4年ほどたちますが、仕事内容もカルチャーも期待通りかそれ以上ですね。
――現在はどんな仕事を担当しているのでしょうか。
K.M.:クロスボーダーのDCM(債券引受)部署に所属しています。企業が資金調達のために債券を発行する場合、われわれ証券会社が引受をして投資家に販売します。私はその中でもクロスボーダーの案件を担当していて、日本企業が発行する外貨建ての債券、あるいは海外企業の円建て債券を扱っています。
市場動向を常にウオッチして、企業の債券発行ニーズを先読みして提案するタイムリーな業務はとてもダイナミックです。専門性の高い仕事ですが、入社1年目は週に一回必ず講習会がありましたし、チューターとしてマンツーマンで指導してくれる先輩社員も付いてくれたので、順調に成長することができたと感じます。
入社時からグローバルな舞台で働くことを希望していて、現在の部署はまさに希望通りです。ただ今後はカバレッジ部署など異なる領域も経験し、投資銀行のバンカーとして総合力を高めていきたいと考えています。
H.O.:入社から3年間は船舶・航空機・設備等を対象としたリースファイナンス等の企業財務ソリューションに係る業務を担当していました。現在はM&Aのエグゼキューションに携わっています。クライアントと共に適切な戦略やストラクチャーを選定するところからスタートし、デュー・ディリジェンス、企業価値評価やドキュメンテーションのサポート等、クロージングまでのプロセスにおけるアドバイスや体制構築に係るサポートを行うことが担当領域です。
当初から財務ソリューションを含むM&Aのアドバイザリー業務に興味を持っていて、キャリアの初期の段階から希望業務を経験することができました。
難題を乗り越えたときにこそ、充実感と自らの成長を手にできる
――この仕事のやりがいはどんなところだと思いますか。
H.O.:クライアントの非常に重要な経営判断に関与し、世の中にインパクトを与える瞬間を目の当たりにできることです。M&Aのプロセスでは大変なこともありますが、プロジェクト完了後にクライアントから「ありがとう」「よくやってくれた」と感謝される経験は私自身の原動力になっています。
また、前部署での経験を生かしつつ、新しい部署への挑戦を認めてくれる風土は、「自分の成長が組織の成長につながるのだ」という実感にもつながっています。日系企業ならではの面倒見の良い環境と、責任ある仕事を任されてチャレンジできる環境の中でチームに貢献できるという実感が原動力になります。
K.M.:難しい仕事だからこそ乗り越えたときのやりがいが大きい、というのが私の実感です。例えば、債券を発行する企業側は「できるだけ利率は低く大きな金額」で起債したいと考えるのが当然ですよね。一方で投資家側は、できるだけ利回りの高い商品を求めています。債券引受は利害が一致しない両者を結び付ける仕事ですので難しい調整が必要とされます。
さらに言えば、案件進行においてはクライアントだけでなくみずほ証券社内の法務部やセールス部門、社外の関係者も巻き込んでいく必要があります。そうした状況で、社内外のステークホルダーから「君のおかげで案件がスムーズに進んだ」と言ってもらえたときは、本当に大きな達成感を得られます。
――逆に、この仕事で一番大変だと感じる点は何でしょうか。
H.O.:企業価値の算定には“正解”がないので、そこは毎回苦労しますね。多くの要素を検討してロジックを組み立てる必要がありますし、説明責任も重いです。これに限らずアドバイザリー業務は、最初は先輩と二重チェックをしながら進めますが、徐々に任される仕事の範囲も増えていきます。
もちろん社内には過去のナレッジが蓄積されていますし、周囲のサポートもありますので、そこまで不安に思う必要はありません。意欲さえあれば、一歩ずつ確実にキャッチアップし、前向きに業務に取り組むことができると思います。
K.M.:やはり先ほども伝えた通り、企業と投資家の利害を調整するところは難しいです。さらに、クロスボーダーの案件では両者の言語や文化が異なる点も大変さにつながっています。海外企業と日本の投資家を結び付ける案件であれば、企業側には日本の市場の魅力を知ってもらい、国内の投資家にはなじみの薄い海外企業の魅力や特徴を伝えていく必要がある。両者に働きかける点が、難しさでありやりがいでもあります。
求めるのは、自らの仮説をベースにチームと連携して成果を出せる主体性を持つ人材
――チームのサポートが手厚いという話もありましたが、働き方の実態について詳しく聞かせてください。
K.M.:ハードワークになることもありますが、市場の繁忙期と閑散期のメリハリがはっきりしているので、一年に一度は必ず1週間程度のまとまった休暇を取ることができます。これは私にとっては大きなメリットです。毎年海外旅行に行く同期も多いですし、普段も在宅勤務と出社をフレキシブルに組み合わせられるので、趣味やプライベートと両立しやすい環境です。
H.O.:私も毎年1週間程度の連続休暇を取得して、海外旅行を楽しんでいます。普段の休暇では、サイクリングやコンサートに行くことも多いですね。
――女性の長期キャリアも築きやすい環境なのでしょうか。
H.O.:育児や介護などライフステージの変化に合わせて柔軟に働き方を調整することも可能です。実際に産休・育休を取得した後に復帰して、第一線で活躍している社員もいると認識していますし、工夫次第だと思います。われわれはチームワークをベースに業務を行っていて、子供が熱を出したときなどは、先ほどの話の通り周囲も可能な範囲でサポートしますから、仕事にまい進しつつプライベートとのバランスも自分次第で調整可能ではないでしょうか。
――なるほど。みずほ証券にはどんな人が向いていると感じますか。
K.M.:「自ら課題を発見し、情報を収集して仮説を立て、上司やチームに積極的に提案できる主体性」を持つ人です。投資銀行業務は日々変化するマーケットやクライアントの要望に応じたストラクチャー設計が求められるため、自分なりの仮説を素早く組み立て、検証していく姿勢が欠かせません。
また、クロスボーダーの案件では英語でのコミュニケーションや異文化理解も必要になりますから、語学力はもちろんのこと、「分からないことをちゅうちょせず質問し、人との対話から学び取る力」も大切です。限られた時間の中で優先順位を見極め、高いクオリティーを維持しながらスピード感を持って切り開いていける人は、特に向いていると思います。
H.O.:M&AアドバイザリーもDCMも、多様なステークホルダーを巻き込みながら一つの案件を成功に導いていく仕事です。そのためには調和力、つまり周囲の状況や相手の立場を想像しながら適切に働きかけ、意見をまとめ上げるコミュニケーション力が求められます。
あとは、どれだけ複雑で大変なプロセスでも最後までやり抜く姿勢も不可欠です。プレッシャーのかかる局面であっても、決して諦めることなく取り組み続ける責任感と、プロジェクトの最後まで体力・集中力を維持できるタフさがある人は、この仕事にフィットするでしょう。私個人としては、変化の激しい環境の中でも前向きに取り組み、自ら学ぶ姿勢を忘れない人と一緒に働きたいと思っています。
――そうした素養を持つ就活生の皆さんにメッセージをお願いします。
K.M.:ネット上の情報だけで判断せず、ぜひ実際に社員と会うことをお勧めします。リアルな職場の雰囲気や働き方を肌で感じることで、自分に合う環境かどうかがはっきりと見えてきます。ロールモデルとなる先輩との出会いは、長期的なキャリアビジョンを描く上で大きなヒントになりますし、説明会に加えてインターンシップなどの機会をフル活用して積極的に足を運んでほしいですね。
H.O.:就職先に“絶対の正解”はないと私は思っています。年収ランキングや人気業界といった情報に振り回されず、まずは自分自身が何に価値を感じるのかを見極めることが大切です。その上で、K.M.も言った通り実際に足を運んで企業文化や仕事の実態を確かめて、納得感を持って選択してほしいと思います。みずほ証券は主体的に動く人を歓迎しますので、ぜひ一歩踏み出してチャレンジしてもらえればうれしいです。
