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※内容や肩書は2024年11月の記事公開当時のものです。
承認欲求ではなく信念で動く。自分の価値観を軸にしたキャリア選択
――まずはレバレジーズへの入社動機から聞かせてください。
本多:時系列で話をすると、大学2年の秋ごろから就職活動を始めたので、周囲は外資系のコンサルティングファームや投資銀行部門(IBD)を目指している人がほとんどでした。私自身もそれまではセンター試験などの“ルールがある戦い”しか経験していなかったので、いわゆる就活偏差値に基づいて戦っていくんだろうと漠然と考えていましたね。
最初はコンサルティングファームを検討していたのですが、いくつかサマーインターンに参加するうちに、自分の中で違和感を覚えるようになりました。違和感の正体は二つあります。一つは事業軸で、コンサルタントは基本的にクライアントのために動くことになりますよね。そうすると、どれだけ素晴らしい提案だったとしても、顧客側の組織の論理や思惑によってうまく進まないこともあるでしょう。
私は生来わがままなところがありまして、やりたいと思ったことは絶対にやり遂げたいので、そういう環境ではストレスを感じてしまう。であれば、若いうちから裁量を持てる環境で自社事業に集中した方がいいだろうと考えました。
もう一つは人の観点です。自分の中ではどういう人と一緒にいるかも大切な軸だったのですが、コンサルタント志望者の中では「あの会社に行くのはすごい」とか「あそこのケース面接に受かるのは優秀だ」というような話が多かったんですね。もちろん人として素晴らしいコンサルタントの方がいることも理解していますが、残念ながら私の経験上はあまり出会えなかった。承認欲求を満たすためではなく自分自身の信念に従って社会人生活を送りたいと思ったことが、事業会社を選んだ理由です。
――事業会社にもいろいろあると思いますが、なぜレバレジーズだったのでしょうか。
本多:重視していたのは「裁量×規模感」というポイントです。普通この二つはトレードオフの関係にあると思うのですが、レバレジーズはこの規模になって優秀な人もたくさんいるにもかかわらず、新卒社員に圧倒的な裁量を持たせ、自由に挑戦させてくれます。実際に私は内定者時代からインターンとして働いていたのですが、その時も年間20億円くらいの予算を任されて、ちょっと心配になるほどでしたね(笑)。
――そうした環境で働くことで、自分自身が「大きく成長した」と実感した経験はありますか。
本多:やはり裁量と関わっていますが、ネガティブな経験とポジティブな経験があります。ネガティブな方から説明すると、先ほど話したインターン時代にマーケティングで一定の成果を上げたことで、入社1年目から4人のチームのマネジメントを任されました。しかし当時は自分が最強だと思っていたので、私のやり方や価値観を押し付けてしまったのです。成功はアートな側面もあるのに一つの手法に固執してしまったことで、チームを崩壊させてしまいました。
言葉や概念としては「相手に合わせたマネジメント」があることを知っていましたが、その時に初めて実感しましたね。人の成功は多様であり、自分の価値観に縛られているようでは大きな価値は出せないことを。今は20人ほどのチームをリードしていますが、当時の失敗と反省があるからこそ何とかやれているのだと思います。
0→1を実現する責任感。レバテックの市場拡張に挑んで得た成長と自信
――先ほど「成功はアートな側面がある」と言っていましたが、それはどういう意味でしょうか。
本多:成功する時はさまざまな要因が複合的に絡み合っていて、一度成功したパターンでもそのまま再現できるわけではありません。その時々の状況や人の特性も含めて変数が非常に多いので、柔軟に対応を変化させる必要があります。当時の私はその事実を理解できておらず、自分の成功パターンに当てはめようとしたわけです。
逆に言うと、失敗はサイエンスです。恐らく皆さんも、こうすれば失敗するというのは直感的に理解しやすいでしょう。自分のやり方に固執するというのも、失敗する一つの方法ですね。失敗の要因を極限まで減らしていくことで、アートである成功の確率も高められると考えています。
――なるほど。ポジティブな方の経験についても聞かせてください。
本多:入社2年目に、レバテックの市場拡張戦略を立案し、1年かけてやり切ったことです。当時既にレバテックは業界1位だったので、同じことをやっているだけではこれまでのような成長率は見込めない。そこで、対象顧客を広げることを事業部に提案したところ、「やってみようよ」と言ってもらい、進めることになりました。
マーケティングの戦略立案から始まり、必要人員の採用も実施。営業部の優秀なリーダーも数人巻き込んで、責任を持って0→1の部分をやり遂げたことで、大きな自信につながりましたね。分かりやすいハードスキルの成長ではありませんが、「あの時できたんだから今回も大丈夫だ」と思えるようになり、それまでよりもさらに自信を持って難題に向き合うことができるようになりました。
――現在はどんな仕事を担当されているのでしょうか。
本多:20人のチームをマネジメントしながら、レバテックのプロモーションを統括しています。現在のレバテックには五つ以上の事業がありまして、各事業やマーケットを知り尽くした上でそれぞれに最適な戦略を考え抜くことが求められます。
これだけで頭の中は常にフル回転なのですが、さらにチーム間連携や事業同士のシナジーを考える必要もありますから、自分自身も成長し続けることが不可欠ですね。
――レバレジーズで成長するためには、何が必要だと思いますか。
本多:成功や失敗を短期的に判断せず、長期的な目線を持つことでしょうか。例えば「1カ月後にこれだけの成果を出してください」と言われて、できなかったとします。短期的に見れば失敗ですが、その失敗を糧に1年後に巻き返すだけの成果を上げれば成功ですよね。先ほども言った通り、失敗を繰り返して学び、失敗の再現性をつぶせば成功確度は上がるわけです。短期的な失敗は今後の学びのために重要だ、そう思えるマインドは持っていてほしいと思います。
もちろんこれはレバレジーズだからというわけではなく、どこの会社でも大きく成長する人は間違いなく持っている素養です。ただその中でもレバレジーズは、失敗を許容してくれる上司や、常に一つか二つ上の役割を任せてくれるカルチャーがあるので、そうした素養を持った人の成長スピードは間違いなく上がるでしょう。
有機的なマーケティング組織をつくりたい。次世代を担うリーダーが目指す未来像とは
――今後の目標を教えてください。
本多:有機的なマーケティング組織とは何か。これを言語化して、自分の手でつくり上げてみたいですね。営業やエンジニアの組織論はかなり研究されているのに対し、マーケティングの組織はあまりにも事例が少ない。レバレジーズとしてもマーケティングは重要なテーマであり、会社と自分の関心事が一致しているのでここは追求していきたいと思っています。
レバレジーズは、トップマーケターのスキルは非常に高いですが、人による偏差はまだまだ大きいですし、今後も新卒を中心にどんどんメンバーは増えていきます。マーケティングの組織づくりが重要な経営課題であることは間違いありません。
――現時点で、メンバー育成に際して気を付けているポイントはありますか。
本多:先ほど相手に合わせたマネジメントをするようになったと言いましたが、こちらから要求レベルを下げることは絶対にありません。レバレジーズに入社した人で、成長意欲の低い人は一人もいない。だとすると、最大限成長できるようサポートしなければ申し訳ないですよね。何かしら成長を阻害する要因があるならその障害を取り除き、その上で高い水準の仕事を任せていく。失敗と成功を繰り返しながら、その人のマックスを引き上げていくことがマネージャーの使命だと考えています。
――どんな人に入社してほしいですか。
本多:今レバレジーズに入っても遅いんじゃないかとか、組織が大きくなり過ぎているんじゃないかと思っている人に来てほしいですね。そういう人って、若いうちから裁量を持ってチャレンジしたい人だと思うんです。でも、レバレジーズの売り上げや社員数のグラフを見て、「こんなに大きい組織になっているのならもう若手には任せてもらえないだろう」と感じている。しかしそれは事実ではありません。
確かに現在の社員数は多いですが、それ以上に事業の数も多いので、100人以下の組織も新規事業もいくらでもあります。むしろ、会社としての土台が強固になった今の方が、任される幅や金額は増えているとも言えるでしょう。
――ありがとうございます。最後に、これから就職活動に臨む皆さんにアドバイスをお願いします。
本多:一つだけ言えることがあるとするなら、周りの声を気にして就活するのだけはやめた方がいい。だって、自分の人生じゃないですか。40年近く働く最初のきっかけにもなりますから、あくまでも自分事として取り組んでほしいですね。
その中で、とにかく早く成長したいとか、若いうちから事業づくりに挑戦したいという方は、レバレジーズも検討してみてください。成長するって素晴らしいことですよ。登ってみて初めて見える景色もあるので、3年前の自分では想像もつかなかった自分になれることもあります。その経験をする前に、自分の可能性を低く見積もって諦めてしまうのはもったいない。ぜひ、自信を持ってチャレンジしてほしいと思います。
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