グローバルの英知を日本の産業へ。多様な知見とテクノロジーで、モノづくりの未来を設計する

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2025/11/18

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世界55カ国でIT事業を展開するタタ・コンサルタンシー・サービシズ(以下、TCS)の一員である日本TCS。日本単体でも社員の約3分の1が外国籍という多様性あふれる環境が特徴だ。文系出身で入社した澤路繭弓氏も、その環境で着実にキャリアを築いてきた一人。自動車業界を対象に業務自動化やプロジェクトマネジメントに携わり、半年間のインド赴任も経験した。異文化で培った「伝える力」と柔軟な思考を武器に、大きな成長を遂げている。

〈Profile〉
澤路繭弓(さわじ・まゆみ)
IoT&デジタルエンジニアリング統括本部
長野県出身。大学卒業後、2021年に日本TCSへ新卒入社。初期配属から約2年間、自動車メーカー向けの業務自動化プロジェクトを担当し、ITの知見と自動車エンジニアリングの双方を学ぶ。現在はプロジェクトマネジメント部門のサポートを担い、これまでの経験を生かして業務効率化の提案にも取り組んでいる。

※内容や肩書は2025年11月の記事公開当時のものです。

未経験からITの最前線へ。コロナ禍の就活で見つけた「日本で最もインドに近い会社」

――就職活動では、どんな基準で企業を探していましたか。

澤路:大学ではヒンディー語を専攻し、インド関連の研究をしていたので、インドに関わる会社で働くことが目標でした。本当は現地に行ければ良かったのですが、私の就活中はちょうど新型コロナウイルスが流行していた時期。渡航どころか家から出ることさえ難しい状況でした。

そんな中で出合ったのが当社です。日本TCSはインドの出自で、グローバルに展開する企業でありながら日本市場にも深く根差しています。「日本で最もインドに近い会社」だと感じ、入社することを決めました。

――IT業界に興味があったわけではないのですね。

澤路:正直に言うとその通りです。ただ、コロナ禍の就活でTCSは他社に先駆けてオンライン面接に移行しており、「ITの力があれば制約の多い環境でも人や社会をつなげることができる」という実感はありました。学生時代に訪れたインドでもデジタル決済が広がっていましたし、目に見えないところで社会を支えるIT領域に自然と引かれていった印象です。

――文系出身で不安はありませんでしたか。

澤路:ITを学んだことがなく、プログラミングの知識もゼロでしたから、多少の不安はありました。とはいえTCSはグローバル全体で教育体系が整っていますし、何より「インドと関わる仕事がしたい」という気持ちが強く、不安よりも期待の方が勝っていたと思います。入社前から学びをサポートしてくれる制度もあって、出遅れないように努力してきたつもりです。

――研修内容をもう少し詳しく教えてください。

澤路:年によって多少異なるかもしれませんが、私のときは入社前にオンラインで学習できるライセンスが配布されました。コーディングの基礎やPythonなども学ぶことができる内容です。入社後は約3カ月間かけて、ビジネスコミュニケーションやコーディング、クラウドやオンプレミスの基礎を幅広く学びます。オンライン形式でしたが、同期と教え合うグループワークも多く、着実に知識を身に付けることができました。

――研修後はどのような業務を経験したのでしょうか。

澤路:最初は自動車メーカー向けの業務自動化プロジェクトに携わりました。ITに加えて業界知識も必要なので、やればやるほど分からないことが増えていくような感覚です。でも、私自身新しいことを学ぶのが好きなタイプですし、インドにいるエンジニアの皆さんも丁寧に教えてくれて、安心して取り組むことができました。

TCSは、未経験者でもスキルを磨けるように豊富な学習リソースが用意されていますし、分からないことを率直に聞ける文化もあります。学びたい、成長したいという意欲を持った人には、どこまでも応えてくれる会社です。周囲にはさまざまな領域の専門家が在籍していますから、未知の領域に飛び込んで実力を磨きたい人には最適な環境だと思います。
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多様性こそが発想の源泉。異文化の交わりから育まれる、個の成長とチームの進化

――日本TCSで働く魅力や醍醐味(だいごみ)について教えてください。

澤路:最大の魅力は、国籍も文化も異なるメンバーと協働できることです。インドをはじめ、アメリカやヨーロッパなど、世界各国のエンジニアと連携しながら進める環境は刺激にあふれています。常識も働き方も国によって全く違うため、自分自身の視野が自然と広がりますし、多様な考え方を取り入れることでより良い解決策が生まれることも多いです。

一方で、そこに"難しさ"があることも事実です。TCSはオフショア体制を取っており、私が日本のクライアントと向き合いながら、開発は主にインドのメンバーに依頼して進めてもらいます。環境もバックグラウンドも違うので、共通の理解を得るまでには時間がかかることもありますね。

特に自動車業界には独自の専門用語や慣習があり、それを遠く離れたメンバーに正確に伝えるのは簡単ではありません。最初は苦労しましたが、やりとりを重ねる中で「相手の前提を想像しながら言葉を選ぶ力」が磨かれていったと感じます。

――澤路さん自身もインドで働いた経験があるそうですね。

澤路:はい。2024年に、社内の若手向け海外研修プログラム「Gurukul」に参加して、6カ月間インドに滞在しました。まず驚いたのは、街中にあふれる"TATA"のロゴ。TCSが、グローバルグループの一員として社会の基盤を支える存在であることを改めて実感しました。

――現地での学びについても聞かせてください。

澤路:学生時代の短期訪問とは全く違い、現地のTCS社員として働くことでインドの生活や働き方を肌で理解することができました。インドは一見インフラが整っているように見えますが、日本と比較するとかなり脆弱(ぜいじゃく)です。例えば、少し雨が続くだけでネットワークが止まったり、道路が渋滞して通勤に何時間もかかったり。日本にいるときは半信半疑だった話の多くが事実でしたね。

ただ、そうした状況でもメンバーは前向きに工夫を重ねながら業務を進めています。不安定な環境下で柔軟に対応していく姿勢には、多くの学びがありました。

私自身の変化という点では、先ほども少し触れた「伝える力」の重要性を強く意識するようになりました。インドにいる開発メンバーには、日本の業務環境やテストデータを直接見せることはできません。言葉や資料だけで、正確に意図を共有する必要があります。どういうところに注意して説明すれば、自分が見ている光景を相手に再現できるのか。現地で働いてみて初めて、その感覚をつかめた気がします。

――その気付きは、帰国後の業務にも生かされているのでしょうか。

澤路:もちろんです。「国籍や言語が違っても、ゴールを共有して協働すれば必ず大きな力になる」。そして、「多様性の中にこそ新しい発想や成長の機会がある」。そうした確信を得られたのが、インドでの半年間でした。

また、後輩や若手社員に自身の経験を伝える機会も増えています。オンラインでも伝わりやすい表現や資料の作り方を、自分が現地で感じたことを踏まえてアドバイスできるようになったのは、大きな成長だと感じています。
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新しい挑戦を後押ししてくれる文化。ここは、挑み続ける人が育つ場所

――現在はどのような業務を担当しているのでしょうか。

澤路:自動車メーカーのプロジェクトマネジメント部門を支援しています。日本・インド・アメリカなど複数の国のチームと連携しながら、開発・検証・マネジメントを一体的に進めていく役割です。各国が時差を補い合う形でプロジェクトを推進できるのは、グローバル企業ならではの強みだと思います。24時間どこかの拠点で作業が進んでいるので、スピード感や連携の密度は非常に高いですね。

もう一つ、タイヤサプライヤー向けのセンサー開発プロジェクトにも関わっています。こちらはソフトウエアだけでなく、車両に搭載するハードウエア試作まで支援するもので、エンジニアリング要素の強い領域です。異なる性質のプロジェクトに並行して関わることで、技術と業界の両面から知見を深めることができています。

――国をまたいだ24時間体制はすごいですね。他にもTCSならではの強みはありますか。

澤路:やはり、グローバルで知識と経験が共有されていることです。TCSには「Center of Excellence」と呼ばれる専門チームがあり、AIやRPAなど各分野の最先端の知見が世界中から集約されています。日本の現場で課題に直面したときも、「海外ではこういう方法で解決している」といった情報にすぐアクセスできます。多様な視点を組み合わせながら、クライアントに新しい提案ができるのは当社ならではの強みです。

さらに、自動車領域に限らずさまざまな業界特有の知識も豊富に蓄積されています。テクノロジーの最新動向に加えて、業界の構造や開発プロセスも理解した上で、世界各国の拠点と連携しながらサポートできる会社はTCS以外ほとんどないのではないでしょうか。

――なるほど。澤路さん自身の今後のキャリア目標も聞かせてください。

澤路:より幅広い領域で専門性を磨いていくことが目標です。TCSには業界や国境を越えてさまざまなプロジェクトに挑戦できる環境があります。会社としても「やってみたい」という声を歓迎してくれる文化なので、今後も積極的に新しい分野に関わっていきたいと思っています。

特に、クライアントの業務フローそのものを変革するようなプロジェクトに興味があります。業務効率化や自動化に携わってきた経験を生かし、テクノロジーを通じて組織の仕組みをより良くしていく。そうした変革の一端を担えたらうれしいです。

また、機会があればもう一度インドにも行きたいですね。現地で働くことで得られる学びは多く、自分の考え方や働き方を見直すきっかけになりますから。

――後輩の育成にも携わる立場だと思いますが、どんな人に仲間として加わってほしいですか。

澤路:自分の意見を臆せず発信できる人ですね。日本TCSは立場や年次に関係なく意見を言える雰囲気があり、良いアイデアはすぐに採用されることも多いです。上司も背中を押してくれるので、主体的に動ける人にとってはやりがいを感じられる環境だと思います。

ITや業務知識は入社後にいくらでも学べます。社内にはオンライン研修や専門家によるセッションなど、学習機会が豊富に用意されていますから、経験よりも「学び続けたい」という意欲の方が大切です。自分の意見を持ち、前向きに挑戦できる人と一緒に働ける日を楽しみにしています。
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インターン2028卒ITエンジニアシステムエンジニア(SE)
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場所
オンライン(最終面接はオンラインもしくは対面)