根源的な課題解決を目指して。戦略と人をつなぎ、企業の未来を形作る

根源的な課題解決を目指して。戦略と人をつなぎ、企業の未来を形作る

Sponsored by コーン・フェリー・ジャパン

2024/12/12

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正解のない課題に挑み、クライアントと共に変革を生み出す。戦略を描くだけでなく、実現に必要な人材を見極め、育成し、組織を変革することで未来を形作っていく。これが、コーン・フェリー・ジャパン(以下、コーン・フェリー)のコンサルティングスタイルだ。外資系投資銀行、戦略コンサルティング会社での経験を有する酒井博史氏は、「戦略だけでは企業は変わらない」と語る。企業変革の鍵を握る“人と組織”の力。そのポテンシャルを引き出すコーン・フェリーの挑戦に迫る。

〈Profile〉
酒井博史(さかい・ひろふみ)
シニア クライアント パートナー
大阪大学工学部卒、大阪大学大学院にて工学修士と経営学修士を修了後、JPモルガン、ベイン・アンド・カンパニーを経て、2014年コーン・フェリーに参画。経営体制の改革、経営者のサクセッション、人事戦略の策定、人材ポートフォリオの変革、ジョブ型制度の構築・浸透、社員エンゲージメント向上などの包括的なプロジェクトを数多くリード。

※内容や肩書は2024年12月の記事公開当時のものです。

戦略だけでは企業は変わらない。人と組織の力を引き出し、本質的な変革を促す

――コーン・フェリーへの入社動機と、それまでのキャリアについて教えてください。

酒井:新卒で入社したのは外資系投資銀行です。M&Aや資本調達のアドバイザリーとして、企業の買収やグローバルオファリングをサポートしていました。非常にダイナミックでやりがいも感じていましたが、基本的に投資銀行の各プロジェクトは、企業が「某企業を買収する」といった意思決定がなされた後にスタートします。一方、企業価値を本質的に高めるためには、もっと手前の段階で「今真に解決すべき課題は何か」から考える必要があるのではという思いが芽生え、外資系戦略コンサルティングファームに転職しました。

希望通り戦略案件に複数携わり、その経験を通じて問題解決のための思考の型を身に付けることができました。同時に、この時に感じたのが「ただ戦略を立てるだけでは変わらない」ということです。真の意味で企業を変革させるには、人や組織の領域に踏み込まなければ難しいと思うようになりました。

そうした課題意識を持っている時に出合ったのが、コーン・フェリーです。人や組織を切り口に経営を変革するためのコンサルティングを行っていると知り、「これこそ自分が追い求めていたものかもしれない」と感じたことを覚えています。

――実際に入社してからはどう感じていますか。

酒井:まさに思い描いていた通りの環境で、戦略と人や組織をリンクさせて、企業全体の変革を支援することができています。さらにポジティブなサプライズだったのは、“戦略から人”という流れだけでなく、クライアント企業内で「戦略を作る人材を育てる」支援もできること、すなわち“人から戦略”の流れも生み出せることです。戦略ファームに頼るのではなく、経営のかじを握る次世代のリーダーを選抜して育成することは、他のファームではなかなか経験できない大きな魅力だと思っています。

――改めて、コーン・フェリーが提供しているサービスについて教えてください。

酒井:コーン・フェリーは、人と組織にフォーカスを当てながら、経営の在り方まで含めたコンサルティングを提供するグローバルファームです。例えば、人材戦略や人的資本経営の支援、人材育成やアセスメントを通じた経営陣の改革、さらには組織カルチャーの変革まで、クライアント企業の経営課題を包括的に支援しています。

私たちのサービスの大きな特徴は、戦略から実行まで一貫してサポートすること。多くの戦略ファームは「戦略立案」に特化していますが、コーン・フェリーはその先、つまり戦略を実行するために必要な「組織の設計」「人材の選抜・育成」「制度・仕組みの構築」までカバーしています。また、人材に関するアセスメントツールや、グローバルネットワークを活用した最先端の方法論を駆使し、実効性の高い解決策を提供できる点も強みです。

社内には私の所属するコンサルティング部門以外にも、エグゼクティブサーチ部門(経営幹部を対象にしたエグゼクティブリクルーティング)やRPO部門(採用業務のアウトソーシング)、デジタル部門(アセスメントや従業員サーベイなどのプロダクトソリューションの提供)といった多様な部門があります。これらの部門が密接に連携することで、一気通貫でクライアントの変革を実現できます。

例えば、私たちコンサルティング部門が経営陣の改革プロジェクトを進める中で、クライアント内部に適材が見つからず「新たなCFOが必要だ」という結論に至った場合には、エグゼクティブサーチ部門と連携して候補者を探し出し、候補者の選抜や採用後のフォローまで支援します。各部門が持つ専門性を融合させて、クライアントの課題に対して柔軟かつ的確な解決策を提供する。それがコーン・フェリーのサービスの神髄であり、私自身もこの仕事に大きなやりがいを感じています。
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未来を担う人材を“見える化”する。戦略実行を支える人材ポートフォリオ設計の実例

――酒井さんが担当したプロジェクトの中で、特に印象深い案件について具体的に教えてください。

酒井:印象深い案件は数多くありますが、最近支援した「人材ポートフォリオ」の設計プロジェクトを紹介します。人材ポートフォリオとは、企業が戦略を実現するために必要な人材を類型化し、その配置や育成の仕組みを体系化する取り組みです。「事業ポートフォリオ」の概念を人材の領域に応用した形ですね。

この案件では、クライアントが新たな成長領域に進出するために、どのようなスキルセットや経験を持つ人材が必要かを見極めるところからスタートしました。まず、現在の組織内にどのような人材がどの程度在籍しているのかを「見える化」し、その上で不足しているタイプの人材を特定するというステップで進めていきます。今回のケースでは、既存領域には豊富な経験を持つ人材がいる一方で、新規事業に求められる素養やイノベーション志向を持つ人材が不足していることが見えてきました。

そこで、既存の人材に戦略的なローテーションやアサインメントを通じて新たなスキルを習得してもらうのと同時に、どうしても社内にないスキルセットについては中途採用で補っていく戦略を立案。さらに、それを実行していくための人材マネジメントの仕組みも構築しました。こうした取り組みを通じて、企業の成長戦略を支えるための「最適な人材の配置や育成」を実現していったのです。

――適切な人事戦略を描くためには、経営全般を理解しておく必要があると感じます。

酒井:その通りですね。カウンターパートも人事の方だけでなく経営トップを含めた経営陣になります。彼らと対話しながら新たな組織を形作っていくためには、大きく分けて三つの能力が必要です。まずは企業戦略を深く理解して、それを咀嚼(そしゃく)しながら人事や組織の打ち手につなげていく力。次に、実際に変革を推進するための人事的な専門性や知見です。こちらについては、日本だけでなくグローバルレベルでの最先端の事例やノウハウも熟知しておく必要があります。最後に、人や組織の変革を実現するためには、経営陣から社員に至る多様なステークホルダーを巻き込み、合意形成を図っていく力も重要です。ファシリテーション能力と言い換えることもできます。

――非常に高い専門性が求められる仕事だと思いますが、なぜ新卒採用にも注力しているのでしょうか。

酒井:これも二つありまして、一つは企業としてのDNAを育てていくためです。中途採用者が多い企業では、それぞれの社員が前職で培ってきたスタイルや価値観を持ち込むため、企業文化が多様である一方で、固有の「らしさ」が形成されにくいという側面もあります。新卒社員を迎え入れて育てることでコーン・フェリーらしさを育みながら、多様なメンバーと融合を図り、さらに強い組織にしていきたいと考えています。

二つ目は純粋な戦力化の観点です。コーン・フェリーのコンサルティングスタイルには、一般的な戦略ファームとは異なる特徴があります。戦略系のコンサルタントが得意とするロジカルシンキングや問題解決能力ももちろん重要ですが、それだけでは足りません。

人や組織の領域においては、必ずしも論理やデータだけでは割り切れない世界が存在します。そのため、クライアントとディスカッションしながら合意形成を図るコミュニケーション能力は、通常の戦略ファームをはるかに超えるレベルで求められます。言うなれば、論理的思考力と対人スキルの二刀流。この両方を鍛えられるファームは世の中にも多くはありません。新卒社員を採用して早い段階から二刀流のスキルを体系的に育成することで、コーン・フェリーが求める理想のコンサルタントを育成できると思っています。
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論理と対話の二刀流で課題に挑む。新卒社員が磨くべきスキルと成長の場

――新卒入社の方々は、必要な能力をどうやって身に付けていくことになるのでしょうか。

酒井:トレーニングやサポート体制は、非常に充実しています。コンサルタントの基本的なスキルを学ぶ機会は豊富にありますし、グローバルレベルでの最新メソッドや方法論を学ぶことも可能です。プロジェクトのマネージャーとは別に、個人のキャリア構築や日頃の悩みを相談できるメンターもつきます。週に一度か、少なくとも隔週ペースで1対1の面談を実施して、若手の成長を促していますね。さらに、パートナークラスもマネージャーやメンターとの面談の場に参加して、一緒に議論をしながら密にサポートすることが日常です。

ただ、やはり実際のプロジェクトの中で学んでいく部分も多いです。論理的思考力については、中途入社のメンバーは戦略ファーム出身者が半分以上を占めているので、彼らと協働しながらどんどん鍛えていってほしいと思います。また、コーン・フェリーでは、入社1年目からクライアントの前に出てプレゼンを担当することも特徴です。私もジュニア時代に戦略ファームにいましたが、一般的なファームではそのような機会はほとんどないと思います。

もちろんマネージャーやパートナーも議論に参加しますが、議論が停滞した時にサポートする役割になることがほとんどです。若手を主役としたチーム構成で進めていくプロジェクトが多いので、コミュニケーションについても実践の中でスキルを磨いていくことができるでしょう。

――素晴らしい育成体制ですね。そんな環境にぜひチャレンジしてきてほしいと思う、「求める人物像」を教えてください。

酒井:コーン・フェリーでのプロジェクトには、「これが正解だ」という答えがありません。クライアントの課題は一つ一つ異なり、その解決策も決して画一的ではないからです。だからこそ私たちが求めるのは、そんな「正解のない世界」に好奇心を持って挑める人です。自分自身の好奇心をベースに課題の背景や本質を探り、新しい解決策を考え抜く力を身に付けてほしいと思います。

もう一つ重要なのが、対話力です。コーン・フェリーでは、クライアントと共に課題を解決するスタイルを大切にしています。さらに、社内のチームメンバーとも多様な視点を交わしながら答えを導き出していきます。こうしたプロセスでは、柔軟に他者の意見を取り入れて、自分の考えを深めていく力が不可欠です。「正解がない」からこそ、多くの対話を通じて可能性を広げていける人を求めています。

専門知識は入社後にいくらでも身に付けられるので、それよりも、好奇心と対話力を武器に正解のない課題に立ち向かっていける方に来てほしいですね。

――ありがとうございます。最後に、就職活動中の学生たちにメッセージをお願いします。

酒井:コーン・フェリーのコンサルティングは、クライアント企業の未来に深く関わるやりがいのある仕事です。プランを考えるだけでなく、クライアントと並走し、実行のプロセスまで支援する。そんな環境で成長したい方には最適なフィールドです。

また、コーン・フェリーは、コンサルティングファームの中でもワークライフバランスを保ちながらキャリアを積みやすい環境でもあります。グローバルファームならではの豊富な知見やツールを活用することができますし、分析や資料作成に膨大な時間をかけるというよりも、クライアントとのディスカッションを通じて解決策を練り上げていくスタイルなので、長時間労働が少なく柔軟な働き方が可能です。

結果として女性社員の比率も高く、グローバル全体では約6割、日本でも半数ほどが女性社員という構成になっています。私自身も小学生の娘がいる父親として、朝夕の時間帯は子育てのために確保できるようスケジュールを調整しています。もちろん私だけの話ではなく、誰もがこうした柔軟な働き方を当たり前のものとして捉えていますね。

正解のない課題を前向きに楽しみ、クライアントと対話しながら変革を生み出す仕事に興味がある方、そして自分のキャリアだけでなく人生そのものを大切にしたいと考える方に、ぜひ挑戦してもらいたいと思っています。
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