【東大生へ】就活を舐めているとしっかり落ちます!私が学んだ就活の勝ち方・戦略

【東大生へ】就活を舐めているとしっかり落ちます!私が学んだ就活の勝ち方・戦略

2025/01/15

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こんにちは。私は東大生で、戦略コンサルや総合コンサルと、外資系投資銀行を中心に就活していた者です。今回は、私の体験談をもとに、就活と受験の違いについてお伝えできればと思います。

就活と受験は全く違うゲームです。東京大学をはじめ、難関大学の「学歴」に自信を持つのは素晴らしいことですが、その成功体験が就職活動で通用するとは限りません。

この記事では、受験と就活の違いや、東大生(のみならず、多くの難関大学の学生)が直面しがちな落とし穴、そして勝つための具体的な戦略を紹介します。

そもそも受験と就活は全く違う

受験での成功体験を引きずっていると痛い目に遭う

受験勉強は、時間をかけて積み上げた努力が結果に直結する世界です。また、努力が点数・偏差値という形で常に定量評価され、結果の把握が容易です。

一方、 就職活動は、限られた時間の中で自分を効果的に売り込む、ある種の「ビジネスゲーム」です。そのため、努力の方向性を間違えると、いくら頑張っても結果につながりません。 さらには、点数や偏差値のようなわかりやすい定量的指標も存在しないため、自分の立ち位置の把握が困難で、定性的な比較がメインになります。

すなわち、そもそも受験と就活は全く違うゲームなのです。従って、受験時の成功体験に過度な自信を持っていると、痛い目に遭うのです。

就活には就活の勝ち方・戦略がある

受験勉強のように「いい成績を取る」ことがそのまま採用に結びつくわけではありません。 就活では、企業の求める人物像を正しく理解し、それに合った自分を効果的にアピールするスキルが求められます。

どの企業にも通用する共通した基準があるわけではなく、個社ごとに、全く別の理想的な人物像があるのです。

私の周りの東大生の就活成績

実際に私の周りにいた東大生の就活成績と状況を紹介します。以下のようなパターンがとても多かったです。

◆たしかにES・webテは通過率が高い

東京大学生の強みは、 基本的な学力と論理的思考力です。 そのため、エントリーシートやWebテストはスムーズに突破できる人が多いというのは事実です。

◆意外と初期段階の面接で落とされる

しかし、面接の段階に進むと、話が変わります。 受験の実績や学歴だけでは面接官の心を動かすことはできません。 人間性や職場での貢献度を伝えきれず、初期段階の面接で不合格となる人も珍しくありません。

◆最終面接で落とされる

さらには、最終面接では、採用の可否がその人の本気度や熱意に大きく依存します。ここで 志望動機や自己理解が浅いと判断されると、あっさりと落とされることもあるのです。

◆就活当初に描いていた理想がどんどん下がっていく人たち

最初は「外資系コンサル」や「大手金融」を目指していた人が、途中で挫折して「日系企業」や「中堅企業」に目標を切り替えるケースも多いです。 私の周囲の東大生でも、当初行きたかった企業に入れずに、別の企業群・業界を受けに行く、あるいは大学院進学に切り替えるというパターンを何人も見ました。

東大生は「本気を出すと」強い

東大生は、高校時代に「目先の遊びを我慢し、将来の大きな目標を達成するために努力する」という経験をしていることから、「頑張ること」の能力は高いのだと思います。 就活においても、いち早く目標を明確化し、正しい方向で努力すれば勝てる確率が高いと思います。 つまり、「本気を出すと」強い人種です。

私や周囲の友人を見て、就活で良い結果を出している人の共通点は以下の3つです。

①まず敵を知ること

企業の選考基準や業界動向を徹底的にリサーチすることが第一歩です。相手を知らずに戦うのは無謀です。

また、 OBOG訪問やセミナーを積極的に活用 して、できるだけ多くの一次情報を仕入れることが非常に役立ちます。

②自分の立ち位置に危機感を持つこと

東大生というブランドにこだわらず、自分の実力を冷静に評価して歩みを進めましょう。 面接やGD等で周りとのレベル差を確認し、危機感を持って行動する ことが大事です。

③あとはとにかく走るだけ

リサーチが終わったら、すぐに行動を開始することが重要です。 考えすぎて動けない「分析オタク」に陥らないよう注意 しましょう。

勝つか負けるかは「行動量」の差でしかない

では、具体的に何をすれば良いのか? 私の事例を紹介します。

① 信頼できるコミュニティ・メンターを確保する

学内の先輩やアルムナイ的なコミュニティに参加し、情報収集とメンターを用意しました。 定期的に情報を仕入れ、時期に応じた適切な就活戦略を立てること をおすすめします。

② 自分の軸をとことん言語化し、ブラさない

「何のために働くのか」を 自分の言葉で明確にし、どんな会社でも言い切れるように しました。就活を進めていくうちに、軸がぶれてしまわないように気をつけていました。

③ 志望動機・キャリアプランを個社nizeしていく

各会社の特色や価値観に合わせて志望動機やプランをカスタマイズしましょう。HP等で掲載されている 「求める人物像」を読み、重視されているポイントを押さえておくことも重要 です。

これから就活を始める東大生へ

まだ就活を始めていないのであれば、 今すぐに動き出しましょう。 私自身は学部3年の4月頃から情報収集を少しずつ始め、5月頃からES提出・面接に臨んでいました。周りの意識の高い友人は学部2年の1月頃から動いていました。私ももっと早く始めていたら、余裕を持って面接対策ができていたなと感じます。早め早めの対策が重要だと思います。

情報収集を怠らず、業界や企業を幅広く調べることが大切です。そして、自分の軸を明確にしつつ、早い段階で信頼できる相談相手を見つけるよう努めましょう。

すでに就活を始めている東大生へ

もし、選考で思うような結果が出ていないと感じているのであれば、まずは自分のアプローチを見直してみてください。志望動機の深掘りや、面接での伝え方に課題があるかもしれません。また、とにかく行動量を増やし、新たなチャレンジを恐れないことが重要です。毎日毎日、何かしら「就活」に関する行動を続けましょう。

就職活動は、一度きりの「大人への一歩」です。東大生という武器を活かしつつ、計画的かつ大胆に行動しましょう!

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