はじめに
就活の企業選びは、「自己分析と企業分析の掛け算だ!」と良く言われます。
私はそもそも分析の切り口が分からず、高レベル人材か高レベル企業かというレベル分けのみの切り口を根拠に、難関企業の選考を受け続けていました。
今回は、そんな私が見つけた企業選びの軸についてお伝えいたします。
偏差値型就活からの脱却
大学受験は、万人に対して公平な評価指標があり、評価レベルと大学レベル(難易度)が一致しています。しかしこれと同じスタンスで就活に臨むと、学生にとっても企業にとっても不幸なミスマッチが発生します。俗にいう偏差値型就活と言われるものです。
この点については、当サイト『見栄やエリート意識から自由になれ』のエントリも大変参考になります。
いわゆる「優秀」のモノサシが、大学受験ではほぼ単一基準です(AO入試を除き)。
それに対し、就職活動は「優秀」の定義が業界によって異なった変数を持つため、学生はそれを見極めて企業・自己分析にも役立てる必要があります。
実際に私は就活がシーズンインしてからしばらくの間この思考で、一時期何も手がつかない大スランプに陥りました。
・自己分析と言われると・・・
「まあとりあえず世間的には上位大学だから、難関どころを受ける資格くらいはありそうだ・・」
「頑張ったこと、という素材はあるものの、その原動力を言語化できない・・」
・企業分析と言われると・・・
「難関受かれば外れはないだろう。とりあえず選考受けるだけでも、面接力キャッチアップになるし・・」
という思いで年末まで外資を受けておりました。
もちろん、当サイトコラム、『国内大企業志望であっても外資を受けるべき5つの理由』で書かれているとおり、外資選考過程で文章力(ES)、ロジカルシンキング(GD)と、対大人コミュニケーション能力(面接)が磨かれ、年明け以降の選考にも大いに役立ったのは事実です。
なのでもちろん、この時期は受けるべきです。
しかし最終的に意思決定(最終面接や内定承諾)の段階に入ると、これらのベーススキルはクリアしている段階なので、もっと本質的なやりたいことと適性のマッチングが必要になってきます。
では、どうやって分析すればよいのでしょうか。
「他者設定と自己設定」という分析をしてみる
結論から言いますと、
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