
成長の鍵は、自ら考えること。“考える力”を育む組織文化
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2025/06/12
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自ら考え、選び、動く力。それを武器にビジネスの最前線で成長していくためには、どんな環境が必要なのか。シティグループは、金融という高度な専門性と瞬発力を求められる世界において、若手に大胆な裁量を与え、組織として支え続ける文化を持つ。グローバルに展開する金融機関として、業務のスケールや難度は極めて高い一方、個人の意思と成長を信じるカルチャーが社員の背中を押している。
今回は、投資銀行部門の松本浩紀氏と市場部門の小川莉奈氏にインタビューを実施。学生時代に抱いていたキャリアへの思いや社員の成長を支えるシティグループのチーム文化、そして未来を見据えた目標などの、“誰と働くか”を重視する2人の言葉から、金融業界で挑戦を続けることのリアルを垣間見る。
※内容や肩書は2025年6月の記事公開当時のものです。
“働く姿が想像できた”から、この会社を選んだ
――学生時代、どのような就職活動を行いましたか。志望業界は金融に絞っていたのですか。
松本:金融業界に絞っていたわけではなく、ビジネスそのものに興味があって、企業の経営やビジネスモデルに関われる仕事を軸に就職活動をしていました。具体的には、IBDと戦略コンサルティングファームの二つに絞っていました。
IBDを選んだのは、戦略コンサルよりもIBDの方が財務の専門性を深めながら経営に近い立場で働けると感じたからです。
――その中でシティグループを選んだ決め手は何ですか。
松本:決め手は、フィット感でした。選考の際に社員のフロアで実際に見学させてもらう機会があり、そこで働いている自分の姿が自然と想像できたのです。また、リクルーター*が非常に親身で、キャリアについて真摯(しんし)に向き合ってくれたことも大きかったです。
*シティグループでは学生一人一人に社員が付き、企業理解やキャリア選びをサポートするリクルーター制度を導入している。
――シティグループならではの魅力は、どういった点なのでしょう。
松本:少数精鋭だからこそ、一人一人に与えられる責任が大きいところです。「この仕事だけをやってください」という制約がなく、やる気次第で広範囲の業務に関われる。早く力をつけたい自分にとって、非常に魅力的でした。仮に将来的に転職することになっても、まずはこの場所で足腰を鍛えるのが最善だと思えました。
――現在の仕事内容についても簡単に教えてください。
松本:IBDの中でも、私は担当バンカーと呼ばれる営業ポジションで、消費財・小売セクターを担当しています。顧客は大手日本企業で、M&Aや資金調達のニーズに応じて提案を行い、プロダクトチームと連携して案件を執行します。直近でもセブン&アイ・ホールディングスの子会社売却や西友の買収といった大規模案件に関わっています。ニュースで見かけるようなディールの裏側に自分が関わっているのだという実感があるのが、この仕事の醍醐味(だいごみ)です。
インターンで“全てのプロダクト”が経験できる
――小川さんは、どのような就職活動をしていたのでしょう。
小川:私は海外の大学に通っており、そもそも就職活動では外資系金融機関にしかエントリーしませんでした。父もこの業界で働いており、身近なものだったため自然と関心を持つようになりました。
――どのようにシティグループに入社したのですか。
小川:大学2年の秋、ボストンキャリアフォーラムを通じてシティグループのインターンに応募したのが最初の接点です。まだ2年生なので内定には至りませんでしたが、そのときの縁で、冬休みにオフィスでのデスクローテーション*を経験させてもらえました。翌年の夏には再びインターンに参加して、そのまま内定を得ました。
*マーケッツでは、インターン期間中に異なる業務チームを順番に回る「デスクローテーション」形式を採用しており、これにより、部門内のさまざまな業務への理解を深めることができる。
――インターンではどんなことが印象に残っていますか。
小川:他社と比べて、部門内のさまざまな業務を横断的に学べる点が非常に印象的でした。一般的には債券と株式でインターンが分かれているケースが多いのですが、私が参加した当時のインターンでは、シティグループの全てのプロダクトを経験できるプログラムが用意されていました。学生の時点で部門や業務の雰囲気を比較できたことが大きな決め手になりました。
――現在の業務を教えてください。
小川:マーケッツに所属して、債券の営業を担当しています。主に海外ヘッジファンドや中央銀行などの大口顧客を相手に、日本国債やそれに関連するデリバティブ商品の取引をサポートしています。トレーダーとの連携も密接ですし、価格や情報をどう届けるかによって顧客との信頼関係も変わります。自分の発言や行動が何億円という取引につながる場面も多く、緊張感はありますが、非常にやりがいのある仕事です。
裁量が大きいからこそ、多くを学べる
――インターンや入社後を通じて、シティグループの社員の雰囲気にどんな印象を持ちましたか。
小川:マーケッツのトレーディングフロアは、学生の目にはすごく緊張感のある場所に映りますから、正直に言うと最初は怖かったです。でも実際には、想像以上にチームワークを大切にするカルチャーがありました。インターンのときも学生の話をしっかり聞いてくれたり質問に丁寧に答えてくれたりする先輩が多くて、教育熱心な人が本当に多いなと感じました。
松本:業界全体で見れば、社内での競争が激しかったり“社内政治”があったり、という話も聞きます。でも当社に関しては、そういうピリピリした感じはあまりないですね。上下関係も必要以上に厳しくありませんし、後輩からの提案がよいものであれば先輩や上司がしっかり耳を傾けて、意見を柔軟に取り入れてくれるような文化もあります。
――入社前と比べて、いい意味でのギャップはありましたか。
松本:IBDの仕事が忙しいのは否めませんが、チームの雰囲気がよく人間関係のストレスがないため、仕事に集中できることがありがたいです。チーム全体でディールを進めていく感じが強くて、学生の文化祭のように全員で何かを作り上げるような雰囲気があります。忙しさの中でも前向きでいられるのは、そういうカルチャーのおかげだと思います。
小川:マーケッツもそうです。ジュニアでも発言の機会がありますし、マネジメントのミーティングに呼ばれて意見を伝えることもあります。若手でも信頼して任せてもらえる環境があるのは、他の会社にはあまりないことかもしれません。
――そうした社風が、キャリアの形成にも影響していると感じますか。
小川:間違いなく影響しています。裁量が大きいからこそ責任もありますが、その分、早い段階から実践を通じて多くを学べますし、自信にもつながります。加えて、グローバルとの連携も活発なので、視野もどんどん広がっていきますね。
指示を待つ日々から、自分で答えを探す立場へ
――働く中で、やりがいや自身の成長を実感するのはどんなときですか。
松本:顧客と向き合ってディールを進める中で、責任の重さと影響力を実感する場面ですね。自分の準備や働きかけによって案件の進行スピードもクオリティーも大きく変わってきます。最近では、実務面においてシティグループの顔として価値を提供できているかどうかが問われる局面ばかりになっています。責任の範囲が年々広がっていく一方で、少しずつできることが増えている実感もあり、そこに一番成長を感じています。
――日々の業務レベルにおいても変化を感じることはありますか。
松本:入社後2〜3年は先輩からの指示に沿って資料を作るのが主でしたが、今は「そもそも何を伝えるべきか」を自分で考え、構成して、メッセージを導き出すようになりました。正解のない問いに自分で向き合う機会が増えた分、顧客との距離も近づいてきた感覚がありますね。
小川:今は日本とアメリカの金融政策が注目されていて、円金利や債券のニュースが日々報道されています。新聞で取り上げられるようなマーケットの動きを、自分が担当している顧客と一緒に追っていく。貴重な現場のただ中にいるのだなと実感できます。
――仕事の進め方に変化はありましたか。
小川:以前よりも「どう伝えると顧客の反応が引き出せるか」を考えるようになりました。トレーダーとの連携も含めて、常に自分の考えや分析力が試される環境になってきています。最近は出張の機会も増えて、顧客から「次に何かやるときにはまた連絡しますね」などと言われたときには、頑張ってきてよかったなと安堵(あんど)します。
――どんな人がシティグループに向いていると思いますか。
小川:一つの正解にこだわらず、柔軟に考えられる人です。フレキシブルな発想で、さまざまな角度から物事を捉えられる人は、変化の多い金融業界では強みになります。
松本:IBDの仕事には、世の中に出ない情報や動きがたくさんあります。最終的に案件が表に出ずに終わることも多いですが、そのプロセス自体が面白いと感じられる人には、とても魅力的な仕事だと思います。案件ごとに状況も関係者も違う中で、オーナーシップを持って自分で考え抜ける人にぜひ来てほしいですね。
進路に迷うあなたへ、今伝えたいこと
――就職活動中の学生が、もしもシティグループと他社で迷っていたら、どう背中を押しますか。
松本:顧客と向き合って、一から案件を組み立てて、最後までやり切る。このプロセス全体に携われる環境があるのは当社だけだと伝えたいです。会社によっては分業体制が強く、一部分にしか関われないこともあります。その点、シティグループでは担当バンカーとして全体をリードしながら最善の選択肢を提示できる。もし「本当に顧客にとってベストな提案をしたい」と思うなら、ここは間違いなくフィットする環境だと思います。
小川:私が何よりも大事だと思うのは、その学生自身が「何に興味を持っているか」です。例えば債券に興味があるならシティグループはとても強いですが、他に関心がある分野があるなら、その強みを持つ会社に行くべきだとも思います。シティグループが全ての人にとってベストな選択肢であるとは限りません。でも、自分の興味と強みが合う場所を選ぶことが、納得のいく選択につながるはずです。
――チーム文化やグローバルな環境も、働く場所を選ぶ上で大事なポイントですね。
小川:はい、シティグループはチームプレーを重視する文化がとても強い組織です。例えば、マーケッツでは異なるプロダクトの担当者同士が協力して、新しいサービスを生み出す「クロスセル」が推進されています。何かを作りたいという意欲がある人やアイデアを形にしたいという人にとっては、本当にやりがいのある職場だと思います。それに、シティグループには世界中に拠点があり、グローバルに活躍したい人にも門戸が開かれています。
――2人の今後の目標についても教えてください。
小川:まずは現在任されている役割をしっかり果たすこと。そして、後輩にとってロールモデルになれるような存在でいたいですね。チーム全体の動きにも目を向けながら、他の部署とも連携して、会社全体の成果に貢献できるような人材になれたらと思っています。
松本:私は、顧客から「松本さんにお願いしたい」と名指しで頼ってもらえるような存在になることが目標です。案件を作り出すことは簡単ではありませんが、顧客にとって本当に価値のある提案をできる人間でありたい。シティグループという組織の一員であること以上に、私個人として顧客に信頼されるような存在を目指していきたいと考えています。
