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こんにちは。地方国立大の院生で、大手メーカーに内定した者です。私は大学受験で英語を勉強して以来、学部3年の夏まで英語の勉強をしていませんでした。この記事では、勉強前にTOEIC685点(受験英語の貯金とマークシートの勘)だった私が、就職活動でTOEICが見られると知り、800点を目標に勉強を始めて短期間で685点→830点まで伸ばした方法について解説します。また、就職活動におけるTOEICの重要性を解説しますので、これから本格的に就活を開始される方はぜひ参考にされてみてください。
就職活動におけるTOEICの位置づけ
結論から言うと、就職活動をこれから始める人はTOEICの勉強をした方がいいです。特に難関大に通っていない学生には強くオススメします。しかし、書類や面接でTOEICの点数が低いから落ちる、高いから受かるということは無いと思います。では、なぜTOEICを勉強した方がいいのか解説します。
視野が広がる
企業によっては「※TOEIC800点以上推奨」など実質的な足切りを公開しているところがちらほらあります。実際に私が志望していた企業では、募集要項に推奨点数が書かれていました。この点数が無ければ受からないということは無いと思いますが、自信をもって選考に進むためにも高得点の取得をお勧めします。
地頭力を担保できる
この点に関して、難関大・有名大に通っている学生は、その大学名が自身の能力をある程度保証しているため気にしなくてよおいと思います、一方で、地方大学・無名大学から大手企業を目指す人は能力を示す必要があると考えます。いくら面接で能力を示しても人事の中でこの学生を採用していいのか、リスクを考えるかと思います。
そこで、TOEICの高得点があれば最低限このレベルはできるという地頭力の担保になり、採用を後押ししてくれると考えます。最近は多様性の観点から地方大学・無名大学から積極的に採用していこうという風潮があります。そのため、TOEICを勉強することで地頭力を示し、人事の背中をお勧めします(笑)。
同レベルの就活生に打ち勝つ
これはよく言われている話かもしれませんが、選考を進み、最終的に同じ評価の学生が複数いたとき「この子はTOEIC800点あるんだ」と少し有利に立つことができると思います。自分が他の就活生よりも圧倒的に優秀であると思っていない就活生にこそ、TOEIC高得点の取得をお勧めします。
勉強期間&勉強時間
勉強期間は半年間です。私は半年間で800点を超えることができましたが、一日の勉強時間を増やすことで4か月程度で800点を超えることができると思います。
勉強時間は毎日1時間です。研究活動や部活動、アルバイトとの両立が難しくこれがMAXでした。しかし、必ず毎日なにがあろうとも1時間は英語を勉強するようにしていました。勉強時間は長くなくても良いと思いますが、試験まで毎日英語に触れることが高得点の秘訣だと考えます。
使用参考書
「金のフレーズ」
言わずと知れたTOEIC最大手の単語帳です。私は単語はこの参考書からしか勉強していません。しかし、5周ほどやり込みました。英語から日本語、日本語から英語にノータイムで行き来できるようにするのはもちろんですが、出てきた例文まで覚えるようにしていました。
私は単語を覚えるのが苦手だったため、「音声を聞く」「口に出して読む」「単語を書く」「テストする」「間違えた単語をもう一度」の流れで暗記していました。このやり方は時間がかかりますが、結果的に早く覚えられるためかなりおすすめです。
「文法問題でる1000問」
文法はこの1冊しか行っていません。1周+間違えた問題だけもう1周 することで文法の苦手意識は無くなりました。文法問題は量をこなすことが重要だと思います。この参考書は量が圧倒的に強みであり、一冊で文法を完成できるためぜひ使ってみてください。
「1駅1題TOEIC L&R読解特急」
この参考書は名前の通り、1駅で1題の長文を解くことができます。時間がなく、隙間時間に勉強したい学生にお勧めします。私は隙間時間などを合わせて1日1時間勉強していたため移動時間は絶好の勉強時間でした。
この参考書は読解の方法を学びながら単語や文法も復習になるのでTOEIC勉強の地力がかなりつきます。また、かなり軽くどこにでも持ち歩けるのも推しポイントです。私は学校、バイト、帰省の際に必ず持って行ってました。いわば相棒です。一方で、単語や文法がわからなければ何もできないため先に前述の2つの参考書をマスターしてください。
「TOEIC公式問題集5冊」
リスニングはこれしかやっていません。最終的にリスニングは440点取ることができたのでこの勉強法の効果は絶大です。使い方はシンプルでリスニングパートの問題を解くだけです。私が唯一工夫した点は音声を1.5倍速にしたことです。1.5倍速でリスニング練習をすることで本番は落ち着いて解くことができました。
私は1.5倍速に慣れてきたらさらに速度を上げて聞いていました。リスニングはabceedというアプリで音声を流すことができます。このアプリは音声の速度を自由に変えることができるため使わない手はありません。
やってよかったこと
リスニング1.5倍速
私がリスニングで高得点を取ることができたのは、1.5倍速で日常的に聞き続けたのが一番の要因です。特に本番は聞き逃すと焦ってしまうと思いますが、普段1.5倍で聞いていると不思議と聞き逃しにも対応できるようになります。
苦手な人は1.2倍速からでもいいと思います。ぜひ、音声の速さを上げてリスニング練習をしてみてください。
単語を日本語から英語に変換できるようにすること
TOEICでは英作文などは無いため、ただ解くだけならば英語から日本語に変換できれば問題ありません。しかし、日本語から英語に変換できるようにしたことで、英語→日本語の変換速度が速くなったと思います。
本番の長文問題にかかる時間は「英語→日本語への変換する時間」+「問題を解く時間」だと思いますので、この前半の時間を短縮することが速読への近道だと思います。私は速読の練習はしていませんが、この取り組みを行ったことで結果的に解くスピードが速くなりました。
とりあえず試験を受けてみる
最終的にどんな姿になっていればいいのかイメージするためにもゴール(本番の試験)を知ることが重要であると考えます。ゴールを知るためには実際に受けてみることが効果的です。大学でIPテストなど無料で受けることができますのでとりあえず受けてみましょう!
やらなくてよかったこと
無理に全部の問題を解く
これは本番の試験の話です。受けた人はわかるかもしれませんが、TOEICは時間との勝負で長年勉強しているい人でも解き終えるのは難しいと聞きます。そのため、急いで解き切る必要はないです。私は全部解き終わらないことを前提に考え、解いた問題を確実に正解することを意識しました。私自身、最初の受験では速読を意識しすぎたあまりに正答率が悲惨でした(笑)
YouTubeでのTOEIC学習
YouTubeでTOEIC対策や勉強法の解説動画が多く上がっています。私自身も勉強を始めた際は見ていました。しかし、途中で他のエンタメ動画に移動してしまい、結果的に勉強の邪魔になってしまいました。誘惑に強い方にはいかもしれませんが、ほとんどの人は見ない方が良いと思います。また、参考書をやり切れば十分高得点は取れるので、信じた方法をやり抜きましょう。
総括
ここまで読んでいただきありがとうございます。TOEICで就活は変わり、就活で人生は大きく変わると思います。すなわちTOEICは人生を変えるといっても過言ではありません。半年あれば800点を超えることは難しくないと思います。やってみようと思った人はぜひ、私の方法を参考にしてください! Good luck!
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