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※内容や肩書は2025年1月の記事公開当時のものです。
特定の領域にとどまらず、経営の全貌に関われる環境を求めて
――就職活動ではどのような軸で企業を探していたのでしょうか。
竹内:当時の軸は「経営の全貌に関われる仕事」に就くことです。私は父がいわゆるプロ経営者でして、さまざまな企業を渡り歩いていたため、幼い頃から「経営の実務」に興味を持っていました。リヴァンプを選んだ一番の理由もまさにここで、若手であっても大きな裁量を持ちながら経営に携われることが決め手です。
他のコンサルティングファームからもいくつか内定をもらったものの、その多くは「特定の機能や業務に強みを持つ」キャリア設計になっていました。私が求めていたのは経営の一機能ではなく経営全般を任される人材になることだったので、最終的にはリヴァンプを選んだということです。
かなり真剣に悩んで決めた進路だったのですが、父に報告したところ「それはそうだろう」と。間違いなくリヴァンプ一択だと言うので、私も安心はしましたが、もっと早く教えてほしかったですね(笑)。
――実際に入社してからは、期待通り成長できていますか。
竹内:まさに思い描いていた通りの環境で、特に最初の1、2年目はあらゆることが新鮮で楽しかったです。どんな業務も初めて経験することばかりで、一つ一つの仕事がアウトプットとしてお客さまに喜ばれることに大きなやりがいを感じていました。
3年目に入った頃から自分自身の目標に対してスキルや実力が追い付かず、2年ほどは悶々と過ごしていたと思います。「この会社の真の課題は何か」「何を優先して進めるべきか」を考え続ける日々でした。指示されたタスクを達成する立場から、自分で考えて価値を出す役割に変わり、殻を破るために試行錯誤を繰り返していましたね。
ただ、その期間があったからこそ「一歩深く考える姿勢」や「重要な論点を整理する力」が鍛えられ、コンサルタントとしての基盤を身に付けることができました。入社5年目になってからは、過去最高に仕事の面白さを実感しています。
――どんなところが特に面白いと感じますか。
竹内:今は主にマーケティングを中心にトップラインの改善を支援しているのですが、やったことがすぐに数字として跳ね返ってくるところが面白いですね。自分自身で打ち手を考え、実行した結果を振り返りながらさらに改善策を考えていく。基本的にはこの繰り返しですが、常に新しい施策にチャレンジしているので、飽きることはありません。
支援企業の数十億円という予算を預かって変革を目指す仕事ですから、当然プレッシャーもあります。だからこそやりがいもありますし、最先端のマーケティング手法や社内外に転がる知見を活用する機会も多く、自分の成長も日々実感しています。
マーケティング施策の見直しから組織改革まで。企業価値向上のためのアプローチとは
――現在の仕事内容について、可能な範囲で具体的に教えてください。
竹内:現在携わっているのはPEファンドの投資先企業に対する支援です。支援対象は数百億円規模のBtoC企業で、マーケティング領域を中心にファンド傘下での企業価値向上に努めています。企業価値を高めるための戦略を立て、さらに具体的な成果を追い続けるという点が、リヴァンプならではの醍醐味(だいごみ)だと思っています。
――改善策はどのようなステップで進めていくのでしょうか。
竹内:まずは課題を洗い出すところからスタートします。いろいろと精査した結果、いくつかの課題が見えてきました。最初に着手したのは、既存のマーケティング施策の見直しです。特定のチャネルに偏っていた広告施策を、デジタル広告や新規メディアを強化するプランに組み直し、マーケティング全体のROI(費用対効果)を改善していきました。
次に取り組んだのは、顧客の導線獲得から成約までの流れをシームレスにつなぎ、改善させることです。以前は、広告宣伝、コールセンター、顧客との面談(営業)と各部署が独立して活動しており、はざまで多くの顧客が離脱してしまう課題がありました。
そこで、各部署を横断的につなぎ、一貫した数値管理・施策実行を行えるチームを新たに組成しました。チームで追いかけるKPIを設定し、毎週数字を確認しながら状況に応じて施策の調整を行っています。こうしたチームアップと施策の見直しを繰り返した結果、短期間で顧客成約率が向上し、約10%の増益効果が出る見込みです。
――それは素晴らしい成果ですね。
竹内:現在は私を含めたリヴァンプメンバーが中心となってプロジェクトを進めていますが、将来的な「内製化」を視野に入れて、現場の社員が管理業務を担えるような教育・サポートも実施しています。リヴァンプの関与が終了してもクライアントが自律的にこの体制を維持し、さらに企業価値を向上し続けられる仕組みを整えることが使命です。
――本当に幅広く支援しているのですね。この仕事に求められるスキルはどんなものがありますか。
竹内:まずはハードスキルですね。例えば企業経営・会計に関する知識や、Excel・Python・ChatGPTなど。各種ツールを駆使したデータ分析スキルも役立つ場面が多いです。クライアントを支援するために必要なのはもちろんですが、自分より年齢も経験もはるかに上の経営層の方々と対等に話をするためにも、「共通言語」としてハードスキルを身に付けることが必須です。
ただ、より重要なのはコミュニケーション能力や問題解決などのソフトスキルです。一つの部門だけでなくクライアントのさまざまな部署と連携することが多いので、各部署のリーダーや現場担当者としっかり対話し、互いに納得感を持って取り組める力が欠かせません。また、日々目まぐるしく移りゆく経営アジェンダを扱うので、正確に把握できるまで質問する能力も非常に重要です。
問題解決スキルで言うと、「重要な課題を特定する力」「課題をタスクに分解する力」「一つ一つのタスクをやり切る力」などが求められますね。
豊富な実務とプロ経営者講演で鍛える、「自ら考え、動く」力
――先ほど挙げてもらったような能力は、どうやって習得していくのでしょうか。
竹内:知的好奇心や成長意欲の高い人であれば、実務の中でも身に付いていく、というのが一つ目の回答です。リヴァンプでは、プロジェクトごとに異なる課題に直面し、かつ経営に直結するテーマに携わるため、経営に関する幅広い領域に飛び込みながら学ぶことができます。周囲にはキャリア入社のメンバーを含めて専門家が多くいますから、質問・議論を重ねながら知見を深めていけるでしょう。
もちろん座学での研修やウェビナーも用意されていますし、成功した事例やノウハウの共有会なども頻繁に開催されています。一つ特徴的なのは、外部から実績のある経営者や専門家を招いた「プロ経営者講演」があることです。実際に企業の経営を担われている方から、成功体験や失敗談、日々の意思決定プロセスを直接聞くことができるので、私自身も大いに刺激を受けています。
経営目線での問題解決や意思決定の考え方をダイレクトに吸収することで、若手メンバーも「経営者視点」を養う貴重な場になっているのではないでしょうか。
――新卒の学生がリヴァンプに入社すると、他にはどんな経験ができますか。
竹内:リヴァンプで働く魅力の一つは、リヴァンプ自体が経営や投資に関する幅広い選択肢を提供してくれる「経営のプラットフォーム」だということです。経営や投資に近い領域であれば、リヴァンプでできないことはほとんどないと言ってもいい。「経営や投資に漠然と興味があるけれど、具体的にどのようなキャリアを歩みたいかはっきりしていない」という人でも、リヴァンプであればさまざまな経験を通じて自分の方向性を見いだしていけると思います。
投資について補足をすると、リヴァンプは自己資金でスタートアップなどに投資して、投資先企業の成長に伴走する機能も持っています。私も投資先企業であるエアロネクストのミーティングに毎回参加し、当社のCFOと一緒に財務戦略を中心とした経営全般のアドバイスを行っています。CFOのアドバイスを間近で見られるメリットもありますし、一般的なコンサルティングでは得られない、投資先企業のリアルな経営に触れる機会があることも、リヴァンプならではの魅力だと言えるでしょう。
――なるほど。リヴァンプに合うのはどんな人だと思いますか。
竹内:企業の経営全般に携わりたいという人には最適だと思います。さまざまな企業において、戦略立案から実行支援、振り返り、改善策の実行をトータルで担うことになりますから、複数の領域を幅広く経験しながらキャリアを磨きたい人にお勧めです。
ただしそのためには、先ほど伝えた知的好奇心や成長意欲に加え、「自分で考え、実行して、結果を出す」オーナーシップを持っていることが必須です。クライアントの組織内の問題にも一歩踏み込み、改善策を打ち出していく。当事者意識を持って率直に意見できる人に向いている仕事です。
――これから就職活動に臨む学生たちにアドバイスがあればお願いします。
竹内:このインタビューをきっかけに、自身が就活生時代にどういった企業にエントリーしていたかを振り返ってみたのですが、現職とは全く異なるジャンルの会社にも応募していて驚きました。周囲の影響もありますし、何より自分自身の判断軸が固まっていない状態で就活を進めていたことが要因だと思います。
企業研究も大切ですが、まずは自分と向き合うことをしっかり意識してもらいたいです。その上で、自分の中で大切なこと=判断軸を決めて就活に臨むといいのではないでしょうか。私の場合は最終的に三つの判断軸を設けて、リヴァンプに決めました。私たちから「企業選びにはこの三点が重要だ」と定義するのは勝手な話なので、自身にとって何が大切なのかを考えながら就職活動に取り組むといいのかなと思います。
その判断軸に少しでもリヴァンプが合いそうでしたら、ぜひ説明会に参加してください。
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