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マッキンゼー元コンサルタントが語る、キャリア選択の正しい悩み方 前編

はじめに

かつての就活生達は、どのような就職活動を経験して仕事を選び、キャリア人生をスタートさせていったのか。またその後、どういった考え・決断をもって、キャリアを変えていったのでしょうか。

先日、国会議員政策担当秘書として活躍している松井雅博氏よりお話をお伺いすることができました。

松井氏は1979年生まれ。慶応義塾大学大学院を卒業後、新卒でアクセンチュアに入社。その後アビームコンサルティング、マッキンゼー・アンド・カンパニーとコンサルティングファームでキャリアを積み重ね、政治の世界に飛び込んでいきました。

音楽業界→公務員→コンサルと興味が変遷

-コンサルタントをファーストキャリアとして選んだ理由はなんでしょうか。

正直に言うと、「コンサル」にどうしても行きたかった、という思いは特になく、結果としてそこしか受からなかったから、というのがネガティヴに感じるかもしれませんが、正直な答えになるかと思います。

たまたま働いてて面白そうだなあと僕が思い、向こうも受け入れてくれたのがコンサルティング会社だったというだけです。

実際、僕は就職活動でも日テレ、リクルート、楽天、その他いろんなメーカーやベンチャーまで40社以上の企業を受けました。

日テレなんかは、合宿選考も通過して最終面接まで進みましたから、もしあの時内定が出てたら、今頃楽しくディレクター人生を歩んでいたかもしれません(笑)

ただ、結果的には、コンサルタントをファーストキャリアとして選んだことはとてもよかったなと思っています。さまざまなクライアントと仕事をする中で、スキル面でも人間的な面でも大きく成長できましたし、海外に行ったりビジネスのいろんな面で課題解決に取り組むことができたり、他ではできない貴重な経験を積むことができたと感じるからです。

今は日本企業もグローバル採用を増やしたりと変わろうとしているし、外資だから、日系だから、という区分をするよりは、会社も職業もみんないいとこもあれば悪いとこもあるので、しっかりと個々の会社を見て進路を決めることが大事かなと思います。

これから就職活動をしようという方は、ぜひ先入観を持たず、自分の目でいろんな仕事を品定めしたらいいのではないでしょうか。

-就職する企業・職種はどういった経緯で決めたのですか?

僕は学生の頃は「好きなことがやりたい!」と考えてました。音楽が好きで、バンドを組んで音楽活動をやってたこともあり、ヤマハとか、音楽業界を視野に入れてましたね。

でも、人間関係や志向性の違いなんかでバンドが行き詰まったり、自分の「音楽が好き」という気持ちが他の仲間に比べてそこまで大きくない、ということに気づき、自分を見失ってしまった時期がありました。

そんな中で就職活動の時期を迎え、漠然と「自分のために生きるのがわからないなら、他人のために生きてみようかなぁ。そうだ、公務員になろう!」みたいなノリで公務員を目指したんですね。

高校生のころから、日本の教育制度や教育にまつわる価値観については文句があったので、文部科学省を目指しました。

僕は理系だったんですが、行政官として価値を出すためには法律の知識は必須だろうと考え、国家公務員一種法律職を受験し、試験には合格しました。

しかし、全然世の中を知らなかった理系学生が、法律や社会のことを学んでしまったために、公務員という働き方自体に対して、また国家のあり方そのものに対して、様々な違和感を感じてしまったんですね。

彼らの仕事や仕事っぷりが、本当に世の中のためになってるんだろうか、と。僕はむしろ、それを変える仕事をやりたい、そのためには政治だ!という形で興味・関心が変化していったんです。

しかも、最初は「公のため」と思ってたんですが、がんばって勉強しているうちに同じような志を持つ仲間ができて、楽しくなってきたんです(笑)。

その時できた仲間の中には、中央官庁で働いてる人もいれば、民間企業で働いてる人もいます。今でも大事な仲間です。

さて、一方の僕は・・・というと、民間企業で働くことを選びました。当時、「官から民へ」をキャッチフレーズに、小泉内閣が高い支持率に支えられつつ、郵政民営化などの行政改革を進めようとしていました。

「民」をもっと知らないといけないな、と考えたので、1.さまざまな民間企業の仕事の仕方・仕組みを知ることができる、2.大きな組織の方向性を決めたり意思決定に関与することができる、3.グローバルに働く機会も得られ、自分を短期間で大きく成長させることができる、という理由で、コンサルティング会社を受け、内定をいただいたので働くことに決めた、というわけです。

いくつか内定はもらいましたが、その中で決めた要因は「人」です。働いてる方と何人もお会いして、自分とフィーリングが合うかどうか、という基準で判断しました。

食事でもそうかもしれませんが、「何を食べるか?」よりも「誰と食べるか?」のほうが大事だったりしますよね。

結局、僕は「音楽」や「教育」や「行政」・・・といった「What」ではなく、好きな仲間と何かを成し遂げるということが好きだったのかもしれません。

コンサルティングファームは具体的に何をやっているのか

-コンサルタントの仕事って、具体的にはどういったことをされていたのでしょうか。

僕は、最初はアクセンチュアという会社でシステム導入のコンサルティングをやる部門にいました。その後、アビームコンサルティングの戦略事業部に移り、マッキンゼーアンドカンパニーへ行くんですけど、三者三様、別業界かと思うくらい違いがありました。

そもそもコンサルティングというのは、業種というよりは、仕事のスタイルを指していますよね。相手の悩みを聞き、問題解決をするという仕事は、全部コンサルティングということになります。

ちょうど僕が大学を卒業する頃、コンサルという言葉が流行り始め、なんでもかんでもコンサルティングと言い始めてました。

例えば不動産屋も、単に不動産を売るだけでなく、相手の抱えているニーズを把握し、それに合致した物件を提示して問題解決を図る、というスタンスをとるならば、「不動産コンサルティング」となるわけです。

ただ、一般に、「コンサルティング会社」と呼ばれる会社にはいくつか種類があります。大きく3つ、紹介しましょう。

まず、「戦略ファーム」と呼ばれる会社。人数も数百人規模で小さく、主にクライアント企業の戦略策定・意思決定を支援する仕事をしています。マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ(BCG)、ATカーニー・・・あたりが有名でしょうか。ブランドはありますが、組織としてはさほど大きくなく、少数精鋭で敷居が高い傾向があります。

【マッキンゼー以外の主な戦略ファーム】
ボストンコンサルティンググループ(BCG)
A.T.カーニー

次に、「旧会計事務所系」と呼ばれる会社。人数は数千人規模で大きく、企業戦略の策定というよりは、どちらかといえば業務変革やシステム導入・アウトソーシングといった仕事を主としています。アクセンチュア、アビーム、デロイト・・・あたりが大手ですね。人数が多い分、新人研修や社会福祉が充実している傾向があると思います。

【アクセンチュア・アビーム以外の主な旧会計事務所系ファーム】
デロイトトーマツコンサルティング
PwCコンサルティング

他に、人事やITや営業など、特定の強みに特化したコンサルティング会社もあります。大手コンサルティング会社で務めていた方が独立して事務所を持ったり、調査請負やレポート作成・販売といったシンクタンク的な仕事が主な会社だったり、いろんな形があります。

僕は、この中で「戦略ファーム」と「元会計事務所系」で働いた経験があるわけですが、やってる仕事は全然違いますので、「コンサルティング」という言葉に騙されないようにしましょう(笑)

-具体的に、どんな仕事をされてきたのですか?

アクセンチュアではERPという企業の基幹システムを導入するコンサルティングをやっていましたが、どちらかといえば、現場にどっぷり入っていって、お客さんのチームと一緒に業務プロセスを見直したり、システム要件を作ったり、その頃注目されていた内部統制対応をお手伝いしたりしていました。

システムのコンサルティングは、戦略コンサルに比べると採用人数も多く、敷居が低いイメージを持つ人もいたりしますが、とても地に足についたやりがいのある仕事です。

仕事ができる人もたくさんいたし、同期も多かったので楽しい新入社員生活でした(笑)。

また、責任ある仕事もどんどん任せてくれる面もあり、入社半年目で大連や韓国に出張したり、大変でしたけど、日々成長を感じられる毎日でした。でも2年働くうちに、やっぱり企業の意思決定に関わる仕事がしたいなと感じるようになって、アビームコンサルティングの戦略事業部への転職を決めました。

アビームでは、商社の営業戦略策定や大手物流企業の事業再編なんかをやりましたけど、成功もすれば挫折もしましたね。とてもいい評価をもらったこともあるし、全然インパクトを出せずにお客さんに怒鳴られたりもした。

戦略を立案するって聞くと、なんだか操縦席に座ってそうな華やかで大きな仕事に聞こえるかもしれませんが、地道なヒアリングや細かい分析、お客さんとのコミュニケーション、莫大な知識を一気に詰め込むガリ勉や、時には夜明けまで延々続ける泥臭い思考が求められるのであって、けっして楽しいばかりの仕事ではないことを痛感しました。

それでも、大きな組織のマネジメント層の決断を助ける、ということには、独特のやりがいも感じました。

また2年近く働いたところで、マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職をしました。よりグローバルな舞台で自分の力を伸ばしたかった、というのが理由です。マッキンゼーでは英語が日常的に使われていて、世界で一つの知見を共有しており、あまりの洗練された組織と人に愕然としました

高いプレッシャーの下で毎日苦しかったですが、アメリカ、中国、南米、シンガポール、国内も東京だけでなく関西や九州といろんな場所を飛び回り、有意義な経験を積むことができました。
(続く)

後編はこちら → マッキンゼー元コンサルタントが語る、キャリア選択の正しい悩み方 後編

松井雅博
1979年6月14日生まれ
「3.11から見る日本政治の限界」

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
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