個の成長を最重視するA.T. カーニー。海外でのプロジェクト経験、出向、副業、MBAなど多様な経験を推奨
2024/05/16
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sponsored byA.T. カーニー
定型のサービスフォーマットを持たない戦略コンサルティングファームでは、個々人のスキルや能力がアウトプットの品質に直結する。だからこそA.T. カーニーでは、社内の教育体制を充実させるだけでなく、社外でのキャリア開発にも力を入れているという。海外でのプロジェクトにチャレンジする機会の担保、出向や副業、MBA取得、Tech企業とのコラボなど、A.T. カーニーでは多様な経験が推奨されている。今回は、Associateの関遼治氏と、Senior Business Analystである金愛梨氏の2人に、A.T. カーニーならではの成長環境について話を聞いた。
※内容や肩書は2024年5月の記事公開当時のものです。
自分の意思と自分の成長を一致させられる(金)
――最初にお二人のキャリアとA.T. カーニーへの入社動機をお聞きしたいのですが、まずは金さんからお願いします。
金:A.T. カーニーには、2020年に新卒で入社しました。以前から経営に強い興味を持っており、就職活動で主に検討したのはコンサルティングファームと金融機関です。ただ、金融に進むと主に経営の「数字」に関わる部分にフォーカスすることになります。私としてはまず経営全般を学びたかったので、最終的に戦略コンサルティングファームを選ぶことにしました。
ファームの中でも当社に決めたのは、個人の希望を尊重したキャリア形成が重視されることが最大の理由です。開始予定のプロジェクト概要は全員に公開され、希望/非希望の意思表示ができます。その希望が最大限尊重されるため、自分が興味のある領域のプロジェクトに優先的に参画することや、今の自分に足りないスキルを伸ばせるプロジェクトを選ぶことも可能です。自分の意思と自分の成長を一致させられる環境に魅力を感じ、迷うことなくA.T. カーニーに入社しました。
――ありがとうございます。続いて関さんのキャリアについても聞かせてください。
関:大学卒業後、総合商社での勤務を経てA.T. カーニーに入社しました。新卒時は、総合商社が携わるスケールの大きな仕事に魅力を感じて志望し、実際に入社後は海外での大規模なインフラ開発や事業投資案件に携わることができました。一国の経済を変えていくようなプロジェクトを動かす業務は、やはりやりがいがありましたね。ただ一方で、そのスケールの大きさの裏返しとして、自分ならではの価値を顧客や社会に提供できている実感を持ちづらいという感覚もありました。
自分自身の創造力や実行力を高め、世の中に変革をもたらしていく機会を求めていく中で、戦略コンサルティングファームであるA.T. カーニーに出合い、門をたたくことになりました。戦略ファームはクライアントの重要な意思決定やその後の変革に少数のチームで携わり続けることになるので、自分自身の創造力や実行力がクライアントに与える影響は非常に大きくなります。また、クライアントの成果創出への貢献と信頼の獲得が、次のプロジェクト機会へとつながっていくため、クライアントへの価値提供の最大化に全力を注げる環境も魅力です。
戦略ファームの中でもA.T. カーニーを選んだ理由は、各個人の持つパッションの強さとその多様性です。選考過程を通じてさまざまな社員に会う中で、明確に他のファームとの差を感じました。日本の社会や経済に対する課題意識とそれをどう変えていくべきか、という高い視座で議論する人もいれば、特定の領域に強い興味を持ち、副業やプロボノなどを含め、積極的に社外での活動に取り組んでいる人もいます。それぞれが志を持って世の中の創造と変革にチャレンジしており、非常に刺激的な環境に感じたことを覚えています。
実行レベルに踏み込んだ経験をしたからこそ、戦略立案の精度も上がる(関)
――社外での活動も推奨されているのでしょうか?
関:はい。A.T. カーニーは通常のクライアントワークや研修、メンター制度などに加え、例えば海外でのプロジェクト経験や出向、副業、MBAなど、社外でのキャリア開発も推奨しています。それらは、当社がビジョンとして掲げている「日本を変える、世界が変わる」の実現に向け、創造と変革に貢献する強い個を育てていくための施策だと理解しています。
――関さんも社外での活動のご経験はされているのでしょうか?
関:私は直近の1年間、スポーツリーグ運営団体に出向し、経営企画業務に携わりました。元々長くスポーツに打ち込んでいたこともあり、スポーツ産業の発展にいつか貢献したいという思いを持っていたんです。そのような中、当社に出向の話が来て社内公募がかかったため、ぜひチャレンジしたいと立候補しました。
――出向先ではどのようなご経験をされたのでしょうか?
関:マネジメント直下で、リーグ運営に関わる各領域のプロフェッショナルと協働し、リーグのさらなる成長に向けた各種の改革テーマの設定とその推進を担当しました。まだまだ時間のかかる取り組みもありますが、各種の改革が着々と進んでいる状況です。
出向者として組織の中に入れていただいたことで、改革を実際に推し進める上でのさまざまな関係者との連携や、現実に立ちはだかる制約を乗り越えて実現にこぎ着けるところまで携わることができました。この経験は、ファームに戻って「目に見える成果」につながる支援を実行していく上でも、今後役立っていくものと思います。
――金さんはそういった社外でのキャリア開発を経験したことはありますか?
金:純粋な社外の経験ではないかもしれませんが、サウジアラビアの首都・リヤドに駐在して、スマートシティ化を推進するプロジェクトに参画したことがあります。この経験は非常に興味深く、学びが多かったですね。さまざまな国から専門家やコンサルタントが招かれて、彼らとチームを組んで一つずつ進めていきました。
インド人、ドイツ人、韓国人。もちろん現地の方もいました。多様な国の人が交ざることで幅広い知見を活用できる一方で、コミュニケーション方法も文化も全く違うという難点もあります。そうした中で意見を調整しながら一つのゴールを目指す経験は、とても勉強になりました。
――スマートシティ化はどういうステップで進めていくのでしょうか。
金:一口にスマートシティと言っても医療や交通、環境などさまざまな分野があるのですが、まずそれらを全てリストアップした上で、どんなスマートシティを目指すのかを検討していくことになります。その後どういう順序で取り組むのかを決めて、実装を行う企業を探したり、施策によっては小規模なところからトライアルを進めていくイメージです。
世界中の先進事例から学びつつ、サウジアラビア独自の特性も考慮して未来像を描いていきます。国としても非常に強力にスマートシティ化を進めているので、5年後10年後には現在の姿とは全く異なる都市になっているでしょう。
自分の力で社会に貢献したいというパッションを持っている方へ
――金さんは新卒入社とのことですが、未経験からどうやって成長してきたのでしょうか。
金:最初は不安をお持ちの方が多いと思いますし、私も外国人であることもあり、コンサルタントとしてのスキルのみならず言語面も不安に思っていました。ただ、内部の研修・教育制度やサポート体制が充実していますし、成長を見守ってくれる社内文化が根付いており、徐々に乗り越えられたと思います。
コンサルタントの基礎は、入社直後の研修プログラムでしっかり学ぶことができますし、研修プログラム後も実務を通じて学ぶOJT期間を通して、コンサルタントとして必要なスキルを身に付けることができます。困ったときにはメンターやチームメンバーが相談に乗ってくれるので、安心して取り組むことができました。
プロジェクトの中では、常に議論しながら業務を進めますし、希望に応じて毎週のようにフィードバックをもらうこともできます。今の自分には何が足りないのか、どうやってそのスキルを伸ばせばいいのか。そういった詳細なアドバイスをいただきながら、少しずつ成長することができたと思います。
関:私も中途入社ですがコンサルは未経験でしたから、最初の立ち上がりには苦労しました。限られたプロジェクト期間の中で成果を出すために、仮説ドリブン、ゴール逆算の最速ルートで取り組みを進めていくやり方は、前職とは大きく異なります。この点は、コンサルタントとして立ち上がっていく際のハードルとなりました。
――そのハードルはどうやって乗り越えたのですか。
関:先輩の思考や所作を観察し、まねることで自身のパフォーマンスを改善しながら乗り越えていきました。プロフェッショナルな職業なので、スポーツ選手などと同様、日々の鍛錬とパフォーマンス改善のサイクルが成長に向けて重要になります。またその乗り越える過程においては、多くの先輩方のサポートがあったことも欠かせない要因です。A.T. カーニーには個人の成長を支える制度も数多くありますが、それ以上に、成長する意欲を持つ人に手を差し伸べる社内文化があることがいい点だと思います。
――どんな人にA.T. カーニーに入社してほしいと思いますか?
関:世の中を変えていきたいというパッションを持っている方とぜひ一緒に働きたいです。A.T. カーニーには、さまざまな領域で「世の中をこういうふうに変えていきたい」というパッションを持った仲間が集まっています。
私自身、コンサルタントとして修業を続ける中で、自分を育ててくれたスポーツの世界に恩返しをしたい、人々に感動と喜びをもたらすスポーツ産業を一層発展させたいという思いがあり、スポーツ協会向けのプロボノ活動などを通じて関わり方を模索していました。その中で、先ほどお話ししたスポーツリーグ運営団体への出向機会に巡り合い、スポーツ業界で奮闘する熱い思いを持った方々と一緒に働く経験に恵まれました。もちろん、まだ道半ばですので、より一層貢献できるよう、引き続き鍛錬を重ねていく必要がありますが、そういった思いがあるからこそ、今後の鍛錬の道のりも楽しんで取り組めると思います。
パッションを持ち続けていれば、いつしかキャリアの点と点がつながり、線として思い描いた未来へとつながっていくのだと思いますし、A.T. カーニーはそういった個々人のパッションを、クライアントや社会への価値貢献を通じて体現できる環境だと感じています。
もちろん、入社前に明確に関わりたい領域が決まっている必要もありません。私自身、入社後にさまざまなプロジェクトに従事する中で、業界軸とは別の切り口で、組織変革というテーマ軸で多くの企業の支援に関わっていきたいと思うようになりました。
世の中には、大きなポテンシャルがあるにもかかわらず、組織の仕組みが戦略にフィットしていないが故にその力を発揮できていない企業も少なくありません。そうした企業をご支援し、プロジェクトを通じて仕組みを変えたことで歯車がかみ合い、変革へと向かっていく瞬間を目の当たりにした際に、大きなやりがいと面白さを感じたのです。
このように、仕事に取り組む中で、パッションを持って取り組みたいテーマに出合う瞬間が必ずあります。何か漠然とでも、世の中に対して貢献したいというパッションをお持ちでしたら、ぜひ当社への応募を検討していただきたいですね。
金:全面的に賛成です。私は新卒かつ、まだ自分の好きな領域が見つかっていない状態で入社しました。しかし幅広いプロジェクトを経験する中でグローバルやWEB3の領域など、自分がパッションを持つ軸・分野を見つけてきています。
例えばWEB3は今後確実に成長していく領域ですが、その中でもどの業界・ユースケースが先に発展するか、どれくらいのスピード感で発展するかはまだ決まっていません。民・官と共に将来を想像しながら作っていく必要があり、この段階から貢献できることは非常に意義深いことですし、パッションを持って取り組めています。
A.T. カーニーの仕事は国や業界を超えて大きなインパクトを生み出すものですから、さまざまな経験を積みながら自分の好きな領域を見つけることができるでしょう。パッションを持つ領域が決まっている方でも、まだ探し中の方でも、きっといい環境になると思います。
――最後に、そういった方々にメッセージをお願いします。
金:仕事は人生の中でも非常に大きな部分を占めると思います。自分の時間を多く使うことになりますから、自分の専攻や今までのキャリアにかかわらず、改めてご自身がキャリアを通して大切にしたいバリューが何かを考えてみていただきたいです。自分がうまくできること、やりたいこと、学びたいこと、金銭的なことでも構いません。自分が大切にしたいバリューが分かっている人は仕事の中でもより充実した日々を過ごすことができると思います。
コンサルティングはチャレンジングな面もありますが、学びが多く、成長したい方にはとてもいい環境になるはずです。自分が追求したいバリューと、戦略コンサルティングのキャリアを通して得られるバリューが一致している、あるいは一致しているか知りたいと思った方はぜひご応募ください。
関:金が言う通り、人生に占める仕事の時間はとても長いです。その仕事が楽しくて夢中になれるものなら、人生の幸福度も高まると思います。ただ、仕事を始める前から一生涯関わりたいテーマに巡り合う人もいれば、仕事に取り組む中で関わっていきたいテーマに巡り合う人もいるでしょう。
そういう意味では、キャリア探索は肩肘張らずに取り組まれていかれるといいのではないでしょうか。その中でもし、当社に興味をお持ちになっていただけたなら、ぜひご応募いただければ幸いです。皆さんが楽しくて夢中になれる仕事に出合えることを願っています。
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