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経営課題をDXで解決する「SaaS業界」とは?代表的なサービス・新卒入社するメリットを分かりやすく解説

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こんにちは、外資就活ドットコムです。

みなさんは「SaaS」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
学生時代の日常生活では商品を目にする機会があまり無いため、馴染みが無い言葉かもしれません。
しかし昨今、SaaS業界は様々な企業の働き方改革やDX化を支える急成長中の業界として、キャリアやテクノロジーに関心が高い学生からの関心を集め始めています。

本記事ではそんな「SaaS」とは何か、新卒で入社するメリットについて解説してまいります。業界研究にお役立てください。

SaaSとは

SaaS(サース/サーズ)とは「Software as a Service」の略称で、「サービスとしてのソフトウェア」を意味します。
従来のソフトウェアはCD-ROMなどパッケージとしてライセンス販売されており、購入したソフトウェアをPCにインストールし、起動して利用する形態でした。一方、SaaSはクラウドサービス事業者がソフトウェアを稼働し、インターネット経由でユーザーがアクセスすることによって利用できる仕組みです。
そのため「インターネット経由でどこからでもアクセス可能」「複数のユーザーが同時に作業できる」等いくつもの利点があります。
また、SaaSは利用契約を行えばすぐに使用できるという特徴もあり、費用は利用料金として月額または年額などのサブスクリプション型での支払いが多くを占めます。

代表的なToB(対企業)向けのSaaS製品・サービスには、企業の顧客情報を管理・共有するCRM(顧客管理システム)「Salesforce」や、会計・人事労務の業務を効率化する「マネーフォワード クラウド」等があります。
学生の皆様にも馴染みがあるToC(対一般ユーザー)向けSaaSサービスだと、Google スプレッドシートやGoogleドキュメントなども、一例として挙げられます。

PaaS,IaaSとの違い

「SaaS」と類似する言葉に「PaaS」「IaaS」があります。「SaaS」「PaaS」「IaaS」はすべてクラウドサービスの一種ですが、サービスを提供する範囲が異なります。

PaaS(パース):「Platform as a Service」の略称で、「サービスとしてのプラットフォーム」を意味します。インターネット経由で、特定のソフトウェアを動作させるためのプラットフォームを提供するサービスです。
(例)Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)
IaaS(イアース/アイアース):「Infrastructure as a Service」の略称で、「サービスとしてのインフラストラクチャー」を意味します。システムの稼働に不可欠なサーバーやネットワークなどのインフラをインターネット経由で提供するサービスです。
(例) Amazon EC2、IDCFクラウド

SaaSがクライアントに提供する価値とインパクトとは

現在、外資系・日系を問わずあらゆる業界が「働き方改革」「生産性向上」を大きな経営課題として抱えており、その解決策であるテクノロジーの需要は年々急速に高まっています。
しかし様々な人材を多数抱える企業において、デジタル化を要する業務に携わるのは必ずしも「テクノロジーの知見を持った専門家」ではありません。

例えばとある企業で「膨大な時間がかかる経理作業を一瞬で終わらせ、営業社員全員にそのデータを共有できるシステム」をエンジニアが開発したとします。
しかし経理部のメンバーがそのシステムを動かせなかったり、営業社員がデータの使い方を理解できなかったとしたら、そのシステムの実用性は著しく低くなります。
当然、組織の課題は解決せず、生産性向上や事業成長は望めないままでしょう。それどころか、システムの保守・運用やリスク管理にコストを割く羽目になる場合もあります。

一方、ToB向けのSaaS製品・サービスのほとんどは「顧客目線での課題解決」を最優先としており、あらゆるユーザーが同時かつ効率的に使用できるプラットフォームをクライアントに提供できます。
先程の喩えに当てはめると「経理業務の実態に合わせて使いやすくカスタマイズされており、かつ営業社員が出張先からでもデータを確認できるソフト」などが商品の例にあがります。

それだけではなく、強力なデータ分析機能やAI技術によるソリューションを提供することにより、クライアント企業が抱えるより根本的な課題の解決や、更なる事業成長を支援できることも、SaaS企業の大きな価値のひとつです。

SaaS業界の代表的な企業

SalesForce

企業概要
SalesForceは米国カリフォルニア州に本社を置く、クラウドベースのCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)の提供企業です。世界No.1*のCRMを提供することで人と人とをつなげ、企業やコミュニティが目指す高い目標への取り組み、困難な課題の解決、そして事業利益を地球環境改善に還元するための取り組みを支援しています。

主要プロダクト
「Salesforce」は、クラウド上で顧客管理や営業管理を行えるアプリケーションで、企業として必要な機能や利用状況に応じて料金を支払うサブスクリプション型のサービスです。
世界中で15万社を超える導入事例があり、毎年25%ほどの成長を続けています。導入クライアントはAmazon Web Servicesなどのグローバル企業のみならず、日本郵政、トヨタ自動車、KDDI、三菱UFJ銀行、ローソン、小田急電鉄、楽天など、業界・規模を問わず多岐にわたります。

マネーフォワード

企業概要
「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに掲げ、個人向け・法人向けに40を超える金融系ウェブサービスの開発・提供を行う国内最大級のFintech企業です。テクノロジーの力で「お金」という社会課題にアプローチし続けており、「SaaS×Fintech領域」における事業展開を幅広く行っています。

主要プロダクト
代表的なサービスに個人の家計簿を可視化する「マネーフォワードME」や会計から人事労務まわりの業務まで対応する「マネーフォワード クラウド」があります。「マネーフォワードME」は個人向け家計簿アプリでシェアNO.1を誇る他、法人向けサービスでは導入法人事業者数は10万社を突破し、ダイハツやTVer、Dr.ルルルンなど多くの有名企業への導入実績があります。

SanSan

企業概要
「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションのもと、名刺を「ビッグデータ」として捉えたWebサービスの事業展開を行っています。2007年の創業時より提供する法人向け名刺管理サービス「Sansan」は中小企業・上場企業から官公庁まで幅広く導入しており、業界シェアトップを誇っています。

主要プロダクト
法人向けクラウド名刺管理サービスの「Sansan」にはオンライン名刺機能もあり、利用する企業は8,000社を超え、業界シェアは82%を占めています。導入クライアントは三菱地所、Panasonic、三井住友銀行、TOYOTAなど大手企業のクライアントも多数抱えています。

TOKIUM

企業概要
TOKIUMは、ペーパーレス経費精算システムや請求書オンライン受領・処理サービス等、法人向け経費精算システムを提供しています。紙文化の根強い経理業務・労働集約型業務のDXを実現することで、企業に所属する多くの人々の無駄な時間を減らし豊かな時間を創出しています。

主要プロダクト
経費精算業務を完全ペーパーレス化し、経理部から会社全体の生産性を上げる経費精算クラウド「TOKIUM経費精算」や、紙やメール、PDFなどあらゆる形で届く請求書をTOKIUMが代行受領・保管まで行い、”請求書受取のための出社”をなくして会社全体の生産性を上げる請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」等があります。TOKIUMの経費精算システムは設立された2012年から現在に至るまで、東証プライム上場企業を含む約1,400社の企業に導入されています。また、今年の5月には過去3決算期の売上高に基づく成長率140.9%を記録しており、実績がありながらも成長を続ける企業です。

SaaS企業・ビジネス職の主な職種、仕事内容と向いている人

マーケティング

ある製品やサービスなどを広く世の中やユーザーに認知してもらう業務にあたります。自社商品やサービスをより多く人々に浸透させて興味を持ってもらうために、日頃から「売れる」ための集客戦略や企画立案をします。
「他人の気持ちを深く考える傾向が強い人」「社会に向けた影響力が強い仕事をしたい人」「大学でマーケティングを学んだ人」におすすめの職種です。

セールス(インサイドセールス/フィールドセールス)

インサイドセールス
インサイドセールスとは、顧客訪問や対面をせず、電話やメールなどを駆使して展開する営業手法、ならびにそれを中心に行う業種です。SaaSの場合、顧客が商品購入・契約するまでの段階が長くなる傾向があるため、顧客との関係構築の手法として重視されています。

フィールドセールス
フィールドセールスは、インサイドセールスとは対照的に実際に顧客先問をしながら商品・サービスを売る営業手法です。あるいは、あらかじめインサイドセールスで厳選した見込み客へ、さらなるアプローチをする方法でもあります。

いずれも「人と会話することが好きな人」「自分の仕事が直接的に結果につながっていると強く実感したい人」に向いている職種です。
またSaaSはその製品の特性上、顧客との深い関係構築やITの知見が求められるため、コンサルティング職に近い経験を積むことができます。

カスタマーサクセス

カスタマーサクセスの仕事内容の特徴は、主に顧客満足度を高めるためのアフターサポートです。
商品やサービスを顧客に提供した後で、問題点が浮上した際の対応や改善、そのフィードバックをする職種です。SaaS業界及び企業においては、最初の成約で終わりではなく、その後いかにして継続率を上げるかで利益にも影響が出るため、SaaS業界の中でも一定の導入事例を達成した等、成長したSaaS企業において非常に重要な職種です。
「傾聴力があり、利他的な精神が強い人」「自分の仕事が直接的に結果につながっていると強く実感したい人」に向いている職種です。

SaaS企業・エンジニア職の主な職種、仕事内容と向いている人

SaaS業界でのエンジニアの仕事内容の特徴は、商品・サービスを顧客目線で開発・改善することです。主に商品・サービスの保守に注力しています。
加えて、SaaS業界は顧客の継続率が重要な業界であるためエンジニアは継続的なサービス改善が求められます。その為、顧客からのフィードバックを分析して、製品に反映し改善し続けていくスキルが必要になります。
技術・情報系の職種を採用している企業の中でも「クライアントの意見を吸収してアップデートを続け、一人でも多くの人の役に立つプロダクトを開発したい人」に向いている業界であると言えます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、SaaS企業でシステム全体の設計・構築・運用を担当し、ハードウェアやソフトウェアの統合を管理します。

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、SaaS企業で主にアプリケーションの開発に従事し、コードの設計・実装・テストを通じてソフトウェア製品の品質と機能を確保しています。

新卒でSaaS業界に就職するメリットとは

様々な業界の大手クライアントと関係を構築し、課題解決に携われる

多くのToB向けSaaS製品は「高単価で営業難易度が高い」という特徴を持ち、「顧客解約率をいかに低く保ち、長期的な関係を構築していくか」を重要視しています。
加えて、SaaS製品のクライアントは金融・広告・メーカーなど多岐にわたり、事業規模や業態によってそのニーズは大きく異なります。
そのため、若手時代から「決められた仕事内容をオートマチックに処理するだけではなく、クライアントと親身になって付き合い、課題を解決する力」が高いレベルで求められる現場で、経験を積むことができるのです。

将来性が期待できる

総務省のデータによると、国内でのSaaS市場は年間約13%の伸び率を示し、2024年に成る頃には約1兆1299億円の市場に拡大するだろうと予測されています。
これは日本だけの傾向ではなく、アメリカを中心とした海外でもグローバル規模の拡大が続いています。SaaS市場は年平均約20%で成長し、海外での規模は約9兆円になるといわれています。
今まさにグローバル規模で発展していく可能性を秘めたSaaSビジネスに携わることで、大きなやりがいや魅力を感じられるかもしれません。
参考サイト:総務省(外部リンクに遷移します)

若手時代から様々な経験を積み、スキルを身に着けられる

SaaS企業には創業間もない頃から急成長を遂げているベンチャー企業も多く、年次関係なく様々な業務に挑戦できるカルチャーがあります。
「新卒3年目メンバーが営業部のリーダーとして活躍し、大手企業や上位役職者を相手に提案を行う」「他社であれば40代の役職者が行う業務を20代の若手メンバーが担い、成果を出す」といったケースもあるそうです。

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