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入社5年目で50人規模のチームをマネジメント。“ストレッチ・アサインメント”が個人の成長を加速

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P&Gのマーケティングやブランド戦略の素晴らしさについては、過去にさまざまな場所やメディアで語られてきた。しかし、世界最大の消費財メーカーである同社において、そのビジネスの根幹を支えているのは間違いなくモノづくりの現場だと言えるだろう。

今回は、モノづくりの全工程を担うプロダクトサプライ部門でディレクターを務める藤縄みず季氏にインタビュー。プロダクトサプライ職の柔軟なキャリアステップや、個々人の成長スピードを高める取り組みについて話を聞いた。

〈Profile〉
藤縄みず季(ふじなわ・みずき)
プロダクトサプライディレクター
2011年にP&Gジャパン プロダクトサプライ部門に新卒入社。衣類洗剤、柔軟剤などの製造拠点である高崎工場に配属され、生産管理、製造部リーダーを経験。製造部リーダーとしては50人規模の組織をリードし、生産効率の改善・ロス削減に貢献した。2019年からはシンガポールにて柔軟剤レノアの新製品プロジェクトマネジメントを担当、レノアリセットをはじめとする新製品を市場に売り出した。現在は、高崎工場にてサプライチェーン最適化プログラムをリード。より早く消費者の皆様の手に商品が届くよう、サプライチェーンの生産効率改善を進めている。

※内容や肩書は2023年11月の記事公開当時のものです。
 

個々人の成長に寄り添って、最適なキャリアプランへ導いてくれる

――藤縄さんは薬剤師の資格を持ちながらP&Gのプロダクトサプライ職を選んで入社されたと聞きました。まずはその理由から教えてください。

藤縄:元々化学や生物学の研究をしたくて薬学部に入ったため、薬剤師の資格は取得したものの、就活においてはその道に絞ってはいませんでした。とはいえ周りは大半が製薬企業の研究開発やMR、薬剤師の道に進んでいましたし、私もせっかく6年間学んできた知識を生かしたいと思って、就活当初は製薬企業を中心に見ていました。P&Gは、偶然先輩から「選考がとても面白かったよ」と聞いて興味を持ちましたが、正直に言うと、最初は軽い気持ちでエントリーした感じですね。

――実際に面白かったのでしょうか?

藤縄:面白いというよりは、カジュアルな雰囲気の面接を通じて会社のことを色々と知ることができ、私自身もリラックスして素の自分を出せたという印象です。静かな雰囲気で緊張感があった他社の採用試験と比べ、私はP&Gの雰囲気が好きでした。純粋に、この人たちと一緒に働きたいと思いましたね。

もう1つ入社の決め手になったのは、個人の成長スピードが速い環境があることでした。製薬業界と消費財メーカーを比較すると、開発スピードが大きく異なります。製薬においては、副作用のリスクを減らす研究などもあるため、1つの薬を開発するのに10年以上かかるのが常です。自分の成長を軸に考えた時に、キャリアの前半においては特に、商品サイクルの早い消費財メーカーに身を置き、スピード感を持って成長したいと考えていました。

――その考えは正しかったですか?

藤縄:製薬業界で働いたことがないので比較はできませんが、P&Gには成長する機会やチャンスがたくさんあることは間違いありません。いい意味でのギャップもありました。外資系企業はドライで厳しいんじゃないかと思っていましたが、意外なほど個々人の成長に寄り添ってくれる環境だったことです。「あなたはこういういいところがあるから、ここを伸ばすためにこんなキャリアを考えてみたらどう?」と、上司や同僚が親身になって、入社してから今日までサポートしてくれています。

――他にも入社後に感じたギャップがあれば教えてください。

藤縄:想像以上にグローバルな環境でした。私自身も2年間シンガポールに駐在していましたし、アメリカやヨーロッパで活躍するチャンスもあります。これが1つの会社だとは信じられないくらいキャリアの可能性が広がっていて、たまに焦点が定まらなくなるほどです。

私は好奇心が強いタイプなので、社内にまだまだ知らないことがあるというのは、モチベーションにもつながっています。選択肢が多いので、次にどんな領域に挑戦するかは常に悩み続けています。先が見えないとか、行ける所が限られているという状況とは真逆です。われながらぜいたくな悩みですよね(笑)。

幅広く経験しながらキャリアを構築する道も、専門性をとことん突き詰める道も

――プロダクトサプライ職のやりがいはどんなところですか?

藤縄:やはりメーカーなので核となるのはモノづくりです。原材料の調達から、実際に製造する工場、それをお客さまの手元に届ける物流。細かく見るともっとありますが、そうしたモノづくりのプロセスを全て統括できる人材になることがプロダクトサプライ職で目指せるキャリアの1つです。

ほかにも設備の設計を担当するエンジニアリングなどは専門性が高いので、技術職としてそこを突き詰めるという選択肢など、さまざまなキャリアがあります。そうしたキャリアパスの幅があるのも良いことだと思いますし、どの道を進んでも会社の根幹を支えているという事実は間違いなくやりがいにつながっていますね。

――藤縄さんはどちらのキャリアパスを歩んでこられたのでしょうか?

藤縄:私は2、3年に1回くらいのペースでポジションをチェンジしながら幅広く学んできています。モノづくりの現場が好きなこともあり、最初は希望して高崎工場への配属になりました。まずは現場から、と考えたんです。洗剤や柔軟剤の生産工程の改善などに携わりながら、どういうプロセスで商品が製造されて、どうやって品質管理されているのかといった知識を身に付けていきました。

その後は少し特殊な部署で、各現場の製造効率を改善するために必要なアプローチを考え、部門長たちに提案、実行するという仕事を担当しました。言い換えると、社内のコンサルタントのような役割です。P&Gの強みの1つでもあるグローバルのノウハウを活用し、それぞれの現場にノウハウを応用する形でプロジェクトを進めていきました。

その後製造部門のリーダーに就任したのですが、入社5年目で50人規模のチームをマネジメントしており、この時が一番大変でかつ一番自分が成長した時期だと思います。

――それはすごいですね。藤縄さんが特例なのか、わりとそういうケースは多いのかでいうと、どちらですか?

藤縄:何年目に必ずリーダーをやるという決まりがあるわけではありません。ただ、P&GではDay1(配属初日)から裁量権を持ち、プロジェクトをリードすること、常に成長することが期待値としてあり、またプロダクトサプライ職でも、できるだけキャリアの早い段階で大きな組織をマネジメントする経験を積むという方針はあります。

“少し上”のストレッチしたアサインメント(役割や業務)を早期に経験することで、大きな成長を促すというのが企業文化としてあるのです。ただ、この時のアサインメントは少し上ではなく、かなり上に思いましたね(笑)。

リーダーとして、まず初めに組織として今期何を達成するのかというゴールを設定して、達成に向けた戦略を策定。社員が高いモチベーションを持って働ける環境づくりにも取り組みました。工場のオペレーターには、自分よりも何十年もキャリアを積まれている方も多くいらっしゃるので、最初は緊張もあって壁の高いチャレンジでしたが、その分やりがいも大きかったですね。

製造現場でいろいろ経験した後は、ビジネスの上流で何が起きているのかを知りたいという希望を出して、シンガポール本社で新製品開発のプロジェクトマネジメントを担当することになりました。マーケティングやファイナンスなど、それまで関わりが希薄だった部署の人たちと協働するので、また新たな学びを得ることができたと思います。

プロジェクトマネージャーとして、経営陣に適切な情報を共有し、意思決定を補佐する役割も担っていました。上層部での意思決定プロセスも知ることができ、また定期的にジェネラルマネージャー(意思決定層)とコミュニケーションしていたので、どうすれば自分の考える方向に物事を持っていけるかというコミュニケーション力も鍛えられましたね。

どんな研究やバックグラウンドも生かせるチャンスがある

――現在はどんな仕事を担当されているのでしょうか?

藤縄:2021年に日本に帰ってきて、最初は新製品を正しい品質で製造するために工場での製造プロセス等を管理するチームに入り、海外のチームと連携しながら新製品のプロジェクトをリードする仕事を担当しました。シンガポールでの経験を合わせると、新製品の企画から開発、製造まで全てを経験したことになりますね。

現在は、トータルサプライチェーンの改善を担っています。原材料の調達から消費者の皆さまの手に届くまでの全プロセスを見渡して、他部署と協働しながらどう全体最適化するかを考え、実現していくポジションです。製造現場は多くのエネルギーを使用しますし、CO2や水の問題、廃棄の削減といったサステナビリティの観点から考えることも多くあります。

――これまで幅広く経験してきたからこそできるポジションですね。

藤縄:そうですね。ただ、リーダーやディレクターを経験して感じるのは、必ずしも自分が全領域のエキスパートになる必要はないということです。入社した頃は「私が全部知っていないとチームを動かせない」と思っていましたが、領域ごとに自分より詳しい人は必ずいます。誰に何を任せればいいのか、そしてその人をどうサポートすれば結果を出しやすくなるのか。そういったことを考えることが、リーダーにとって一番のミッションだと理解しています。

――ご自身の成長にとって、最も役に立ったと感じる制度はどんなものですか?

藤縄:1つに絞るのは難しいですね。研修もすごく豊富にあって、国籍やカルチャーの違うメンバーもいるチームをけん引するためのリーダーシップ研修や、シンガポールに渡航する前の英語トレーニングも役立ちました。日本オフィスにいても外国籍のメンバーはたくさんいるので、自然と英語を身に付けられる環境はありますが、語学研修を受けていたことでより効果的に英語でコミュニケーションを取ることができたと実感しています。

ダイバーシティ関連の研修もありましたし、ワークライフバランスの取り方といった講座も受けました。ライフが充実しないとワークも頑張れませんし、個性を尊重するための相互理解は最終的に仕事でも結果に影響しますから、そういった機会が多いのは素晴らしいと思っています。

ただ、この十数年でのハイライトを挙げるとしたら、制度ではないですが、やはり5年目で50人の組織をマネジメントしたことでしょうか。先ほど申し上げた「リーダー像」の変化も当時の経験があったからこそですし、あそこでマインドセットが変わったおかげで、その後の成長スピードが速まったと感じています。

――ありがとうございます。最後に、就職活動中の学生たちにメッセージをお願いします。

藤縄:特に理系の皆さんにお伝えしたいのは、プロダクトサプライ職はどんな研究やバックグラウンドも生かせるチャンスがあるということです。私は微生物や生物学の研究をしていましたが、洗剤やシャンプーの製造現場での一番のリスクは、工程の途中で微生物が混入することなんですね。私も入社後に気付いたことですが、意外なところで当時の知識が役立っています。

また、最大の魅力は「立証したいことや達成したいことに対して適切なプランを立てて、実験の結果を見ながら少しずつゴールに近づけていく」という思考プロセスがそのまま活用できることです。ロジカルシンキングと言い換えてもいいですが、これは大半の理系学生が鍛えられているスキルだと思います。「自分の専門とは違うから」と感じても、ぜひ1度P&Gの説明会やイベントでプロダクトサプライ職の話を聞いてみてもらえたらうれしいです。

P&Gのプロダクトサプライ職は、幅広く経験して全体を見渡すポジションを目指す道と、自分自身の専門性を突き詰めていくキャリアのどちらを選ぶこともできます。個人の志向に合わせて柔軟に成長することができるので、安心してチャレンジしてください。


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