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大学のGPAは就職に影響する?選考で重視される企業の特徴を解説!

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GPAが就職活動に影響しないか不安?

こんにちは、外資就活 コラムチームです。

大学生のみなさんは、一度は「GPA」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし大学1〜2年生のなかには、実際このGPAという指標がどのように用いられるのかよくわからないという方が少なくないかと思います。

特に、大学生のほとんどがこの先経験するであろう就職活動に関連して、「GPAは就職活動とどのような関係があるのだろうか」「GPAが低いと就職活動に悪影響があるのだろうか」といった疑問を抱えている方もおられることでしょう。

そこで本コラムでは、就職活動においてGPAがどのように活用されるのかについて説明していきます。これから就職活動を迎えるという方は、ぜひご一読ください。

GPAとはどのようなものか?

GPAは「履修科目の平均成績」

GPAとは「Grade Point Average」の略であり、履修した科目の評定平均を表します。

大学の各科目の成績評価は、多くの場合「A+・A・B・C・F」や「優上・優・良・可・不可」といった5段階で付けられます。それらの評価に対して、上から「4.3・4.0・3.0・2.0・0.0」のように対応する評定が割り振られており、それらの重みづけ平均がGPAとなります。

なお大学によって成績評価の方法が異なることがあるため、別の大学の学生同士でGPAを単純に比較することはできません。

例えば同じ5段階評価であっても、GPAの上限が異なる大学の場合には、全学生のGPAの平均に差が生まれるでしょう。また、そもそも科目の成績評価が5段階ではなく100点満点で付けられているといった特殊なケースもあります。

さらに、留学の応募や他大学への進学などで外部へのGPAを提出する際には、学内でのGPAとは異なる算出方法で変換したGPAが必要なこともあります。

そのため、自分のGPAの良し悪しを判断する際には、値そのものを見るだけではなく、自分の大学の中での立ち位置も考慮する必要があります。

GPAでわかるのは「まんべんなく成果を上げる力があるか」

高いGPAを修めるためには、得意な科目で高い評定を狙うことと、苦手な科目であっても低い評定を取らないことの両方が求められます。

ほとんどの大学において、きちんと授業に出席し授業内容を理解していれば、平均的な成績を修めることは難しくないでしょう。しかし、高いGPAを狙うためには各科目で高い成績を修めなければならず、人一倍努力が必要になります。

特にA+やAといった評定に関しては、「全体の上位〇〇%以下にしか与えない」といったガイドラインが定められている大学が多いため、これらを取得するのは容易ではありません。

また、一つの科目でも不合格になってしまうと、GPAは大きく下がってしまいます。苦手な分野が必修科目となっている場合には、何とか人並みの成績を修められるよう努力する必要があります。また、高い成績を取るのが難しそうな科目を極力避けるというのも、一つの手として挙げられます。

このように高いGPAを修めるためには、自分の適性を見極めてまんべんなく努力し成果を上げる力が必要になります。

GPAを就職活動で重視する企業の特徴

上で説明したように、GPAが高いことは学業面での評価に繋がります。ここでは、学生の採用にあたって特にGPAを重視する傾向にある企業について解説します。

外資系企業は基礎学力なしでは太刀打ちできない

GPAを重視する企業の例として、外資系企業が挙げられます。

外資系企業というと、即戦力として働けるような経験を持っていないと就職が難しいというイメージがあるかもしれません。しかし新卒採用においては、その多くがポテンシャル採用を行っています。そのため特定の知識やスキルはそれほど重視されませんが、代わりにあらゆる業務で必要となる基礎的な能力が求められます。

それらが備わっているかを判断する上で、GPAは一つの有効な判断材料となります。先ほど説明した通り、GPAが高い学生は苦手な領域を作らず継続して良い結果を残すことが得意な傾向にあります。こうした学生の方が、入社後の業務でも自己研鑽を怠らず成果を残すことができる可能性が高いと評価されるのです。

外資系企業の選考では、学生情報を登録する際にGPAの記入欄があったり、エントリーの段階で成績表の提出が必要となったりすることが多いです。外資系企業の選考は他の企業と比べると早い時期に行われるため、一度GPAが低くなってしまうと選考時期までに挽回することが難しいです。そのため、大学1〜2年生のうちからGPAを高く維持できるようにしましょう。

理系の専門職では大学での学びが仕事内容に直結する

外資系企業以外に、日系メーカーの研究職をはじめとする理系の専門職でもGPAが重視される傾向があります。

理系の専門職の場合、大学で学んでいたことが仕事内容に直結することが多いです。理系学部の場合には多くの必修科目がカリキュラムに組み込まれており、それらは将来的に研究を行うための土台となります。こうした科目での成績が著しく悪く、GPAが極端に低い場合には、仕事で必要な専門的な知識に関する理解度を疑われてしまうことになりかねません。

また理系の研究室では企業とのコネクションがあり、学内推薦が受けられる場合があります。推薦を受けるためには学内で一定の評価を受ける必要があり、その際にGPAが一つの大きな指標として用いられることがほとんどです。

大学1〜2年生のうちは、大学の授業科目の面白みを感じられず、勉強がつらいと思うこともあるかもしれません。今学んでいることがその後の研究や就職活動につながる可能性があると考え、モチベーションを保つよう心がけましょう。

多くの企業はGPAをそれほど重視しない

ここまでGPAを重視する企業の特徴について解説しましたが、実は多くの企業では選考にあたってGPAがそれほど見られません。ここでは、就職活動でGPAが重視されない理由を2点に分けてお伝えします。

理由①:GPAは必ずしも学生の学力を反映するわけではない

前述したとおり、偏りなく高い成績を修められる学生はGPAが高い傾向にあります。しかし、GPAが高くなければ学業面で秀でていないのかというと、必ずしもそうではありません。

例えば苦手な必修の分野があるが、特定の分野に対する関心が高いといったケースが挙げられます。例として

Cさん:特に苦手分野はないが、学業に対する意欲がそこまで高いわけではない。GPAは3.0。
Dさん:必修となっている英語が苦手なため成績は極端に低いが、統計学がとても得意で自主的に集まって勉強会も行っている。GPAは2.0。

といった2人の学生がいたときに、どちらの学生が優秀であると言えるでしょうか。

GPAだけ見ればAさんの方が優れているということになりますが、GPAでは推し量れない部分も含めて考慮すると、単純に優劣をつけることはできないでしょう。

企業によっては、統計学に対する学習意欲があり、将来的にエキスパートとして活躍できそうなDさんの方を採用したいと考えるかもしれません。

このように、GPAはあくまで評価指標の一つにすぎず、総合的な学業面での評価に必ずしも直結するものではないのです。

理由②:学業面以外の取り組みを重視する

GPAを重視しない2つ目のケースとして、学力面以外でのポテンシャルを重視するといったことが挙げられます。

前述したとおり、たしかに理系の専門職などの場合では、大学で学んだ知識が業務に活かされることが多いです。しかしながら、それ以外の職種では大学での学びが仕事に直結することはほとんどありません。そのため、学業面以外の取り組みを重視する企業が多いのが現実です。

例えば、アルバイトや長期インターンに時間を割いてきた学生は、学業のみに注力してきた学生と比べると、GPAは劣るかもしれません。しかしながら仕事をしていく中で、色々な人たちとコミュニケーションを円滑に行う力や、主体的に課題を見つけてその解決に取り組む力などを身に付けることができるでしょう。

こうした実社会での経験を通じて得られるスキルは社会に出てからも役立つため、面接などの場でも高く評価される傾向にあります。

また体育会に属している学生の場合も同様に、日々の過酷な練習の中で培われた体力や精神力が企業に評価されます。さらにOBやOGとのつながりがある場合には選考で優遇され、GPAは影響しない場合がほとんどです。

このように、GPA以外で学生を評価する企業が多いことも、就職活動でGPAは重視されないと言われる理由になっています。

漫然とした「GPAが低くてもいいや」は甘え!

GPAが低いことはその後の選択肢を狭める

ここまで、GPAが低くても必ずしも就職活動で不利になることはないというお話をしてきました。もしかすると、ここまでコラムを読まれてきた方の中には「GPAが低くても問題ないなら頑張らなくてもいいや」と思われる方もいるかもしれません。

しかしながら、そういった甘えは捨て去るべきです。前述したように、GPAが低い場合には外資系企業や理系専門職を視野に入れることが難しくなってしまい、結果として志望先を狭めることに繋がってしまいます。

またこうした企業以外の選考でも、GPAが極端に低い場合には悪印象を与えかねません。学業以外での飛び抜けた実績があれば話は別ですが、そうではなく単に大学生の本分である学業を疎かにしている場合は「この学生は大学時代に一体何を頑張っていたのだろうか」と思われてしまうでしょう。

GPAが低いと就職活動以外にも影響しうる

就職活動以外でも、GPAが低いことで選択肢が狭まってしまうことがあります。

例えば大学在学中に海外留学をする場合、学内での選考基準としてGPAが用いられることがあります。また、派遣先の大学によっては、一定以上のGPAが無いとそもそも入学ができないといったケースもあります。いざ留学をしたいと思っても、GPAが低いという理由で選考で不利になってしまうのはとても残念です。

またゼミや研究室の選考でも、GPAは重要な指標となります。GPAが低いことで希望するゼミや研究室に入れないといったことになると、本来自分が学びたかったことが学べないといった自体が起きかねません。基本的には1~2年間同じゼミや研究室に所属することになるので、不本意なミスマッチは極力避けたいところです。

同様に、大学院の入学試験でも、GPAが低いことで希望が叶わないといったことがあります。書類選考での足切りとして用いられるほか、GPAが低い学生は筆記試験や口頭試問を突破するだけの学力が無く落ちてしまうということも言えます。

就職活動が上手くいかないという理由で大学院への進学を検討する方もいますが、大学院に入学できず、結果として学部の卒業を1年間遅らせて就職留年になるといったケースも毎年一定数存在します。

大学生活を棒に振るな!やっておくべきこと3選

ここまで、GPAが就職活動やその他のイベントに与える影響についてご説明しました。

これまでの内容を踏まえ、大学生活やその後のキャリアをより充実したものにするためにやっておくべきことを最後に3点にまとめてご紹介します。

高いGPAを目指す

一つ目は、(これまで口酸っぱくいってきましたが)GPAを高く維持するということです。

GPAはそれまでの成果が積み重なって数値として表されるため、高いGPAを目指すことは学業を頑張るモチベーションにもつながるでしょう。

高校とは異なる大学での学び方に慣れず、思うように成績が取れなかったという大学1・2年生の方もいることでしょう。しかし、履修単位数がそれほど多くないうちは、その後の努力でGPAを大幅に上げることも十分可能です。

GPAが高いことは自信にもつながりますし、就職活動においてもアピールポイントになりえます。途中で諦めることなく、できるだけ良い成績を取り続けてGPAを高く維持できるよう心がけてみてください。

学業面以外でアピールポイントをつくる

大学での勉強や研究を頑張ることも大切ですが、学業以外の取り組みに挑戦してみるといったことも、大学生活で経験しておくと良いこととして上げられるでしょう。

前述したとおり、課外活動で得られるスキルはその後の社会人生活においても発揮できる財産となります。特にチームで何かを成し遂げるという経験に関しては、高く評価してくれる企業が多いです。ある程度長い時間をかけて何かにコミットしたエピソードを最低一つ持っておくと、就職活動でも困りづらいでしょう。

学業一本だけではなく、別の軸でも頑張りを積み重ねておくと、心のよりどころにもなります。ぜひ学生生活を通じて、一生懸命取り組めるものを見つけてみてください。

少しずつ就職活動の対策を始める

最後にお伝えしたいのが、少しずつでも就職活動に向けて動き出しておくということです。

一昔前までは、大学4年生になる頃から就職活動を頑張ればよいとも言われていましたが、選考時期は年々早期化しています。大学3年生の夏の時点からサマーインターンが本格的に始まるため、この頃から本格的に動き出す学生が多いです。また特に外資系の場合には、大学3年の春や夏の時点で選考を実施し、内定を出す企業も多くあります。

こうした動きに乗り遅れないためには、早いうちから就職活動の対策を始めておく必要があります。特に、どのような業界や企業・職種があるのかといったことを調べる業界研究に関しては、大学1・2年生のうちからでも十分に行う価値があります。

また、これまでに触れてきた学業や課外活動での頑張りは、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)自己PRといった形で必ずと言ってよいほどエントリーシートや面接の場で問われます。どのように課題に取り組んだのか、どのような成果が出せたのか、モチベーションの源泉は何だったのか、といったことを人に伝えられるよう整理しておくと、本格的に就職活動が始まった際に焦ることなく対策ができるでしょう。

GPAと就職活動の関係を理解して大学生活を充実させよう

大学生は比較的自由な時間が多く、学業や課外活動など自分のやりたいことに一生懸命取り組むことができます。

「GPA〇.〇以上を目指す」といったように目標を定めることは、やる気を出すための良い方法の一つです。みなさんが何かしら自分が頑張りたいと思うことを見つけて全力投球し、その後のキャリアをより良いものにできることを祈っております。

また早い段階で就職活動に対するアンテナを張って日々情報収集を行っておくことで、将来的に他の就活生と大きな差を付けることができます。学業や課外活動を頑張ることはもちろんですが、時間のあるときにはぜひ就職活動も意識して対策を行ってみてください。

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