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sponsored by PwCアドバイザリー
M&Aや事業再生をはじめとする「企業の重要な局面」に対応する専門家が集うPwCアドバイザリー合同会社(以下、PwCアドバイザリー)。専門的なファイナンスの知見はもちろんのこと、企業と企業、人と人を結び付けるためのあらゆるスキルを駆使しながらプロジェクトを成功に導く。専門性と総合力という、一見相反する能力を身に付けた真のプロフェッショナル集団だ。同社で活躍する平岡今日子氏と濱野秀吾氏に、この場所で働く魅力について伺った。
※内容や肩書は2023年7月の記事公開当時のものです。
買収側、売却側、そして海外進出する際の現地の方々。全員にとってのポジティブな未来を描いていく
――最初にお二人の入社の経緯からお聞かせください。
平岡:私は2017年に中途採用で入社しました。新卒では他のプロフェッショナルファームに就職し、そこで主に担当していたのはグローバルプロジェクトです。もともと途上国の開発支援に興味があったのですが、インドネシアのスマトラ島沖大地震が起きた際、その経済復興支援プロジェクトに関わったことが転機になりました。
インドネシアの田舎の方にも行ったのですが、訪問した先々の村長さんが、私が日本人だというだけで、日本の製品がいかに彼らの生活や経済向上に役に立っているかを語ってくれて、とても歓迎してくれました。
開発支援にもさまざまな手法がありますが、日本企業の海外進出をサポートする仕事も1つの支援の形であることを強く実感しました。もちろん、日本企業にとっても新たな市場の開拓につながるので両者にメリットがあります。その経験をきっかけに、日本企業の海外進出支援に携わりたいと思い、キャリアをクロスボーダーM&Aに移すことに決めました。
そして、PMI(買収後の統合支援)を専門にスキルを磨いていた中で、PwCアドバイザリーがクロスボーダー案件の人材を拡充すると知り入社を決め、現在に至っています。
濱野:私は新卒入社なのですが、大学時代は言語学を学んでいました。当然ながら経営についての知識はゼロ。M&Aやファイナンスにはまったく無縁の世界にいました。大学での学びがビジネスの世界で直接的に生きることはないだろうと、半ば諦めに近い感情を抱きながら就職活動をしていたのを覚えています。
そういうわけで、就職先は自分が勉強してきた分野にとらわれることなく、幅広い業界を検討していました。最終的にこの会社を選んだのは、コンサルティングならさまざまな業界と接点があるので、その中から自分の興味のある業界が見つかるだろうと考えたことが理由です。
ただ、6年目の今になって思うことですが、クライアントが漠然と抱えている課題を整理して説明できるものにしていく(ロジックとストーリーを構築していく)ような部分は、意外と当時自分が学んでいた学問に近いものがあったのかも…と感じています。
コンサル業界はかなりハードワークのイメージがあり、自分がまったく接点のない世界だったので、正直不安はありましたね。しかし、当時相談した同じ大学出身の先輩から「貴重な機会だし、興味があるならチャレンジしてみれば」と背中を押していただいて、思い切って飛び込むことにしました。
――実際いかがですか。やはり忙しいでしょうか?
濱野:忙しくないとは言い切れないですが、残業時間やPCの稼働時間がモニタリングされており、規定の就業時間を超過するとアラートが出るなど、年々働きやすさが改善されているのを感じます。また、プロジェクトの切れ目では長期休暇も取りやすいので、総じてバランスが取れていると思います。
――コンサルティング業界やアドバイザリー業界の中でもPwCアドバイザリーを選んだ理由は何でしょうか?
濱野:いろいろな方からお話を聞く中で、特にM&Aの仕事に惹かれたことが大きかったですね。例えば自分の所属する会社がM&Aをしたり、逆にされたりするのは、会社員人生の中でそうあることじゃないと思います。いわば買った側も買われる側も企業にとっては一大事ですよね。その重要な場面に立ち会うわけなので、すごく責任があり、そこにやりがいを感じます。
また一般的なコンサルティングファームは、一度特定の業界・セクターに所属すると、その業界軸でキャリアを歩んでいくようなイメージもありました。しかし、PwCアドバイザリーは業界横断でM&Aや事業再生などの局面における経験・専門性をキャリアの軸として持てるため、この環境は魅力でしたね。
あとは、月並みかもしれませんが「この人と一緒に働きたい」と思う人が多かったというのもあります。自分がこのプロジェクトを担当したんだよとか、こういう課題に取り組んでいるんだよとか、みなさんすごく熱意を持ってご自身の仕事を楽しそうに話してくれて、自分の仕事を楽しんでいる方々と一緒に働いてみたいなと思ったのも大きかったです。
数字だけではない。人と人とを結び付け、1つのチームにすることが使命
――M&Aのやりがいはどんなところにあるのでしょうか。
平岡:先ほども少し触れた通り、私はM&Aの中でもクロスボーダーのPMIを専門にしています。M&Aというと企業を買ったり売ったりしてそれで終わりという印象があるかもしれませんが、実はM&Aを成功させるには買収後のプロセスが重要なんです。
PMIの仕事では、二つの会社が共通の目標に向かう組織の設計や戦略を考え、一体となって成長していくためのサポートを行います。そのプロセスでは、経営戦略、業務の運営、人材配置、ITシステム、会社の文化など、企業のさまざまな面に深く関与します。このような役割を果たすことで、自分が企業の「進化」に直接関与していると感じられることが大きなやりがいです。
特にグローバルなプロジェクトでは、異なるバックグラウンドを持つ人々との間で信頼関係を築き、これから一緒に新しい組織を作るための一体感を醸成する環境をつくることが重要です。
例えば、Day1の日など、二つの会社の従業員が初めて対面する場に立ち会うこともあります。企業によっては昨日まで競争相手だったというケースもあり、双方が戸惑うこともあります。だからこそ私たちがしっかりとファシリテートし、二つの会社がスムーズに会話できるよう支援することが重要になります。今後の新しい会社の価値観を合わせていき、どのように目標を達成するのかということをお互い納得した上で進めていくことが不可欠になります。
会社といっても結局は人と人。どれだけ素晴らしい組織やビジョンや制度を作っても、人の行動が伴わなければ絵に描いた餅です。コミュニケーションを深めて双方を結ぶ役割も私たちに求められますので、必要な場面ではオフサイトのイベントなども企画して、お互いが気を許してコミュニケーションを取れるような機会を作ることもあります。
最初の3カ月が過ぎたあたりの「Day100」時点で、両社の方々が今後の活動について活発に議論しているのを見ると、とてもうれしくなります。私たちがそう感じるときはクライアントも同じように感じてくださっていることが多いようで、「ありがとうございます」と感謝の言葉を頂くことも少なくありません。そういうときは、ご支援できてよかったと心から感じますね。
濱野:M&A、特に私たちがフォーカスしているPMIの領域は、数字だけではなく、人も重要な要素になります。会社間の思惑や力学、経営者の思いや、そこに所属する従業員への影響、またプロジェクトに関わるクライアント個人の心情も推し量り、バランスを取りながら物事を進めていく。そういう意味では、M&Aに関する知識や専門性だけでなく人としての総合力が問われる仕事だと思います。
――他のファームと比べ、御社で働くことの魅力はどこにあるでしょうか。
平岡:私自身がクロスボーダー案件を多く担当していることもありますが、PwCの海外メンバーファームとの距離の近さは魅力です。152カ国に及ぶグローバルネットワークがありますし、海外とのコミュニケーションは非常に活発だと思います。日本のメンバーが中心になって海外のメンバーと協働で進めるプロジェクトもありますね。
濱野:オフィスにいれば日常的に英語が聞こえてきますし、若手でも海外出向や海外出張に行くという話もよく聞きます。それに対して驚きもなく、よくあることだと認識されるほどですので、グローバルに活躍したい人にはすごくいい環境ではないでしょうか。
あとは業界再編とか世間を賑わすような規模の大きなプロジェクト、新聞の1面に載るようなメジャーなプロジェクトも多く、世の中に大きなインパクトを与えるような仕事に貢献できていると感じられるのはやはりうれしいですね。
若手のうちから多様な経験を積むことで、経営の視点から課題の構造やつながりを捉える力が鍛えられる
――濱野さんは、入社してからご自身が一番成長したと感じるのはどんなところですか?
濱野:その時その時を必死で積み上げてきている感じなので、パッとこれですとはなかなか言えないのですが、いろんな引き出しは増えてきているなと感じています。若手には多様な経験をさせるという会社の方針もあって、私はPMIだけでなく、戦略や事業再生に関するプロジェクトや、人事、サステナビリティの分野、また金融から建設、製造、広告、物流などの幅広い業界に関与してきました。
そのおかげもあって「この業界はあの業界と似ているからきっとこういう構造だろう、あの時のアウトプットが参考になりそうだ」と、これまでの経験から得た点と点をつなげてそれぞれの仕組みや構造をつかみ取れるような機会は増えているなと感じています。
一見まったく関係ない業界の共通点が見つかることや、ビジネスの仕組みや業界の構造、経営戦略や人事制度の思惑・価値観が明らかになっていく感覚は、個人的にとても面白いなと感じています。
――バラバラの情報から素早く本質を見抜けるようになったということでしょうか?
濱野:すごくかっこよく言うとそうなのかな(笑)。あとは私たちの仕事の性格上、会社全体として経営の観点から細部を見ていくことになるので、若手のうちから視座を高く持てるようになるのはこの仕事ならではかもしれません。
――新人はどのように育成されるのでしょうか。
濱野:1年目はM&A、ディール戦略策定、事業再生、公共インフラ/社会インフラの領域を数カ月ごとにローテーションしています。その後いずれかの領域をコア領域として持つようになります。
早く特定の領域にフォーカスしたい人もいると思いますが、ディールはPre~Postまで一連の流れの中で進んでいくので、「ディール全体がどのように進んでいくのか」「隣の部署がそれぞれどのような切り口・観点でディールに取り組んでいるのか」を理解した上で業務に当たることはとても重要です。また、ローテーションの中で部署を超えたネットワークを築いておくと、その後長期にわたっての強みとなるので、その点も大きいと思います。このあたりはある意味で新人の特権ですね。
さらに当社は、1年目だからこの仕事しか任せない、というような考え方ではないと感じています。できそうならどんどん任せてみようというカルチャーです。もちろん大きな裁量を任せてもらえるようになるには、一つ一つの仕事で実績を積み上げていく必要はありますが。
私も1年目の最初のプロジェクトで、一部のパートの資料作成からクライアントへの説明まで一貫して担当できたのは、大変貴重な経験でした。やってみてだめなら先輩や上司に頼ることができるのも若手の特権なので、どんどん仕事を取りにいって成長できる環境でもあるのかなと思っています。
平岡:現在は、1つの部署のメンバーだけでプロジェクトを組むケースはかなり減っています。例えば、M&Aの案件であっても税務や監査のチームと連携して推進するプロジェクトは非常に多いです。異なるフェーズの案件を経験することで、本人の専門は特定の領域のM&Aだとしても、他の領域についての知識やスキルも身に付けることができます。専門家でありながら、幅広い知見を持つ人材になっていくことができる環境だと思います。
チャレンジ精神、知的好奇心を持つ人と働きたい
――お二人が一緒に働きたいと思うのはどんな人でしょうか。
平岡:とにかく何にでもチャレンジする意欲のある方がいいですね。いろいろなことに興味があり、グローバルに活躍したいと考える人も大歓迎です。
濱野:同感です。正直なところ毎日のように知らない事柄がどんどん出てくるので、それを苦に思わない、むしろ逆に楽しめてしまう知的好奇心のある方はきっと活躍できるのではないかなと思いますね。
平岡:冒頭でハードワークのイメージだったという話もありましたが、当社は性別やバックグラウンドに関係なく働きやすい環境です。実際、私のチームも5人のメンバーのうち3人が女性です。PMI領域は特にコミュニケーション力や察知力などが求められる分野ですので、男女問わず、ぜひ多くの方に興味を持っていただければと思います。
――最後に就活生にメッセージをお願いします。
平岡:実際にいろいろな場所に行って、人とたくさん触れあってほしいですね。そうやって自分自身の器を広げることは、将来仕事をする上でも必ず役に立つと思います。その意味では就活も肩肘張らず、自分の視野を広げるためのものと考えて臨んでみてはいかがでしょうか。
濱野:私自身、大学時代の専門分野とはまったく無縁な世界からPwCアドバイザリーに入ってきましたが、ここには多様な人間がいて、また受け入れてくれる懐の深さがあると感じています。それは、それだけ多くの属性を持つ人間が活躍できる幅広い選択肢があり、そのための環境が整っているということに裏付けられているのかなと思います。
実際に就職先を決めるときは迷うと思いますが、ぜひいろいろな会社を見てたくさん迷っていただいた上で、当社に関心を持っていただけたのであれば、思い切って門をたたいてみるのもいいんじゃないかなと思っています。
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