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フルコミッションで働くには?インターンや新卒でも採用、活躍できる働き方

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あなたは就職活動を行うにあたって、何を重視して活動しますか?
就職先の会社名(ブランド)でしょうか?職種でしょうか?収入や勤務地でしょうか?
それともキャリアや働き方(雇用形態)でしょうか?
最近は様々な働き方があり、派遣社員だけでなく副業やフリーランスを選ぶ人も多く、更にはフルコミッションという働き方もあります。
特に働き方や収入を重要視するならばフルコミッションはそれを実現するのに近い働き方だとも言えます。
あなたの理想とする働き方、そしてその先の将来を考えるならばフルコミッションで働くことも選択肢の一つとしてみてください。

フルコミッションで働くのも一つの選択肢です。

フルコミッションとは?

フルコミッション(full commission)、略してフルコミとは、成果に応じて報酬が決定される精度であり、日本語では「完全歩合制」とも呼ばれます。
成果に応じて報酬が支払われる給与形態でありインセンティブと似ていますが、フルコミッションは基本給が想定されていない給与形態であり、インセンティブは基本給が想定された給与形態となっています。
つまり、成果があがらなければ収入を全く得ることができないのです。
また、労働基準法第27条では労働者に対する賃金保障が定められているため、フルコミッションで働く場合は雇用契約ではなく業務委託契約を交わして働くことになります。
何千万円も稼ぐ人がいる一方で、収入がゼロになる人もいるのがフルコミッション。
完全に実力主義の働き方と言えるでしょう。

どんな仕事内容なのか?主な業界は?

フルコミッションという言葉を聞くと多くの人が営業職をイメージするのではないでしょうか。
特に「飛び込み営業」や「電話営業」、そのノウハウを伝える営業コンサルティングなど、体育会系でソルジャー気質を求められる仕事だというイメージを抱くのではないでしょうか。
そんなブラックなイメージの強いフルコミッションですが、実はフルコミッションには様々な業種、職種があり、グローバルな環境で働くこともできるなど、意外と幅が広い働き方なのです。
代表的な業種には「金融」や「不動産」、「保険」などがあり、最近では「IT」でもフルコミッションでの働き方が取り入れられています。
ここでは、代表的な業種について解説します。

主な業界その1「金融」

金融業におけるフルコミッションは、お客様の資産運用のアドバイスを行う金融アドバイザーや、投資家や富裕層から資金を集めて利益を出すヘッジファンドなどがあります。
残念ながら金融業におけるフルコミッションは、学生や新卒ではなかなか携わることが出来ません。
それだけ経験と実績が必要な職種でもあると言えますので、外銀への就職を選択肢の一つとして検討してみてください。

主な業界その2「不動産」

不動産業におけるフルコミッションは、営業や仲介エージェントなどが主な職種であり、フルコミッションで働く人が多い業界です。
営業職は新規開拓はもちろん、見込み顧客のリストからアポイントメントを取る電話営業など仕事内容は様々です。
仲介エージェントは説明から契約、引き渡しと基本的には全てを任されます。
更には土地や建物を仕入れたり、企画、開発を行うフルコミッションもあります。
副業や会社に属さずに完全にフリーランスとして働く人も多く、学生や新卒にも門戸の開かれている、成果を出せるならば経歴は全く問わない傾向もある業界でもあります。

主な業界その3「保険」

保険におけるフルコミッションは、営業はもちろん保険プランナーや保険コンサルタントなど多岐に渡り、対象となる顧客も個人だけでなく企業や法人、代理店なども対象となります。
不動産業と同様に、営業職は新規開拓はもちろん、見込み顧客のリストからアポイントメントを取る電話営業など仕事内容は様々です。
プランナーやコンサルタントは、説明から契約までの全てを担います。
また、保険会社は外資系企業も多く、国内の企業よりも外資系企業のほうがフルコミッションで働く人が多いのも特徴です。
更にFPとしての知識はもちろん、保険募集人として活動するためには一般過程試験に合格しないといけません。
知識と資格があれば学生や新卒でもフルコミッションとして働ける業界でもあります。

主な業界その4「M&A」

M&A(企業買収、合併)におけるフルコミッションは、M&Aアドバイザーや仲介コンサルタントとして売り手と買い手の間に立ち、中立的な立場でアドバイスを実施する役割を担います。
M&Aは相手企業の選定はもちろん、法務的な手続きや税務処理を行うため、幅広い経験が必要不可欠です。
また、マッチングに成功した後も中立的な立場でサポートを行い、取引を成功に導くことも求められます。
学生や新卒にも門戸の開かれている業界ではありますが、企業、法人を対象としているので幅広い経験や知識はもちろん、人脈や企業とのコネクションがないと難しい業界でもあります。

主な業界その5「IT」

最近ではIT業界もフルコミッションでの働き方が多くなりつつあります。
職種はソリューション営業という形でツールベンダーと提携して導入から業務支援を行う職種や、プログラマー、ソフトウェアエンジニアとしてシステムやツールを内製、カスタマイズして納品する働き方もあります。
特に後者のプログラマーやソフトウェアエンジニアは実質フリーランスのような形で実績を積む人も多く、知識と技術さえあれば学生や新卒でもフルコミッションとして働けます。
学生時代からフルコミッションとして働き、卒業後は企業へ就職せずに自ら起業することも多い業界でもあるのです。

このように様々な業界で企業はフルコミッションを採用しています。
フルコミッションにて求人を行っている企業には、クレディ・スイス、オープンハウスグループ、木下グループ、プルデンシャル生命保険、ジブラルタル聖賢保険、東京会場あんしん生命保険株式会社などがあります。

どんな人に向いているのか?

フルコミッションは成果でしか査定されない実力主義でもあるため、成果が自身の報酬に直結する働き方をしたい人には向いている働き方です。
しかし、収入は不安定にもなりやすく、場合によってはゼロにも成り得ることもあるので安定性を重視する人にはあまり向かない働き方でもあります。
企業に属して指示を受けて業務をこなす、マニュアルやルーティーンに従って業務をこなすのではなく、自分で考えて自分で業務をこなすように動ける人が向いている働き方だと言えます。
また、フルコミッションは営業のイメージが強いため、向いているのはコミュニケーションに秀でていて、かつ押しが強い人だと思われがちですが、実はお客さんが理解、納得してくれるように事前準備が出来る人が向いている働き方でもあるのです。
例えば決められたルールやマニュアルに沿って話すことよりも、お客さんの悩みを解決に導くためにあらかじめ想定問答を考えられる人、そしてその答えの根拠を示してお客さんが理解、納得した上で判断ができるように導くことができる人も向いています。
あなた自身の成果となる契約の締結(クローズ)は、お客様の理解と納得があってこそ成り立つものでもあります。
フルコミッションには、営業と言うよりはコンサルタント的な働き方も求められる仕事だとも言えます。
これらの特徴を踏まえて、自身の特性にもあっていると感じるならば、フルコミッションでの働き方を考えてみると良いでしょう。

フルコミッションのメリット、デメリット

フルコミッションで働くことは良い事ばかりではありません。
残念ながらマイナスなこと、リスクも多分にある働き方でもあります。
ここではフルコミッションで働くことの具体的なメリット、デメリットについて説明します。

メリット

高い収益が臨める

フルコミッションの最大のメリットは、やはり高い収入が得られることでしょう。
成果報酬額が高く設定されているため、一般の会社員より高い収入を得ることもできます。
自分の成果がそのまま収入額に反映されるので成約数が増えれば増えるほど収入も上がります。

自由に働ける(働く時間をコントロールしやすい)

フルコミッションは自分で時間を決めて働くことも可能です。
完全な成果主義なので勤務時間が定められておらず、時間配分はもちろん過ごし方も自身で自由に決めることができます。
休日はもちろん、日々の勤務時間もコントロールしやすいのでフレキシブルな働き方を実現できるのです。

自身の裁量範囲が広い

成果を出すことが最大の目的であり、そこに至るまでの過程や行動においても自身の裁量で決めて実行に移すことができます。
基本的には企業や上司の指示通りに動くことはなく(指示が来ることもなく)、自分で考えた仕事の進め方で成果を追うため過度なプレッシャーを感じにくく、働きやすさを感じることもできるでしょう。

達成感を得られる

これまでの説明通り、自身の裁量範囲が広くて時間もコントロールしやすく、更には成果を出せば高い収益を得られるため、やる気もアップしやすいでしょう。
成果数や収益額に比例して大きな達成感を得ることができるのも特徴であり、メリットでもある働き方だと言えます。

デメリット

収入が不安定

完全な成果主義は、裏を返せば成果があがらなければ収入は得られないことと同義です。
フルコミッションには固定給はないため、例え多く働いた、考えてかつ行動していたとしても成果があがっていなければ収入はゼロです。
会社員のように毎月決まった額の収入が保障されているわけではないので、ローンなどのマネープランが立てづらいこともデメリットです。

雇用契約も不安定

フルコミッションでは業務委託契約を結んで働くため、企業に属する社員のように業務に要した経費は基本的には自己負担となります。
また、雇用保険や労災などの社会保障の範囲も狭くなってしまいます。
更には、成果が出ていたとしても契約期間が過ぎれば契約解除になるのはもちろん、成果が出ていない、ずっとゼロのままだと即日契約解除になることもあります。

プレッシャーが大きい

仕事の進め方においてはプレッシャーを感じることは少ないですが、成果が出ない場合は大きなプレッシャーを感じるでしょう。
成果が出ないとどうしても焦ってしまいますし、このままではいけないと更に自分自身へプレッシャーをかけてしまいがちです。
自己管理、自己責任が必要な働き方なのです。

自身の将来像を実現させる一つとしてフルコミッションを選ぶのもアリ

以上のことから分かるように、フルコミッションでの働き方は自由度の高い働き方であると言えます。
どうしてもデメリットばかりに目がいきがちですが、その分メリットも大きい働き方であるのは間違いありません。
例えフルコミッションで働かないとしても知っておいて選択肢の一つとして考えるだけでも、その他の働き方のメリット、デメリットが見えてきやすくなります。
また、自身が働く上で何を重視するか、そして将来のどうなりたいかをしっかり考えるきっかけにもなり得ますし、メリットとデメリットを踏まえた上でフルコミッションを選ぶのもアリです。

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