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多方面から熱い視線が注がれる。世の中のニーズも希少性 も高い トラストサービス のプロフェッショナル

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監査法人と聞くと、ほとんどの方が公認会計士を思い浮かべるだろう。資格を持っていない自分には関係のない企業だと。しかしPwCあらた有限責任監査法人(以下、PwCあらた)のブローダーアシュアランスサービス(BAS)は、財務諸表監査と並ぶ同社の柱とも呼べるビジネスであり、会計士に限らず広く優秀な人材を募っている。

クライアント企業のビジネスリスクを洗い出して未然に防ぐこの領域のプロフェッショナルは、専門性と希少性の高さゆえに多くの企業が注目しているのだという。BASとはいったいどのようなサービスなのか。この場所ではどんな成長を遂げることができるのか。同社のパートナーである綾部泰二氏に話を聞いた。

〈Profile〉
綾部 泰二(あやべ・たいじ)
パートナー
大手監査法人に入所後、システム子会社へ出向し、主にビジネスプロセスの変革などを実施。また、銀行、保険、証券会社、大手メーカー、大手通信、大手自動車など、業種を問わずサービスを提供している。現在はサイバーセキュリティー、プロジェクト監査、ITガバナンス、システムリスク管理関連業務の責任者として多数のクライアントにサービスを担当。特にITガバナンスの知見を生かしたサイバーセキュリティーにおけるガバナンスを検討することを得意とする。また、インシデントが発生した場合の再発防止策検討や有効性評価の実績を多数保有。2019年7月よりPwC Japanグループのサイバーセキュリティー Co-Leaderを務める。

※内容や肩書は2022年7月の記事公開当時のものです。
 

「信頼を生み出す」ゲートキーパー

――綾部さんは監査法人の公認会計士ではなく、プロフェッショナルサービスの別領域のパートナーでいらっしゃると聞きました。具体的にどのようなサービスなのでしょうか?

綾部:一言でいうとトラストサービス、つまりさまざまな企業やテクノロジーに「トラスト=信頼」を付与するサービスです。元々監査法人は企業が公表する財務諸表をチェックして、これは信頼していいですよという保証を与えることが主要業務ですよね。一方で、私たちは財務領域以外の幅広い領域に信頼を付与するチームであり、この業務をブローダーアシュアランスサービス(BAS)と呼んでいます。

事業会社側がいかに「自分たちを信用してほしい」といっても限界があるので、私たちが第三者の立場から検証して、信頼を付与するというわけです。

――他の監査法人も同様のサービスを提供しているのでしょうか?

綾部:いわゆるBIG4などの大手監査法人は実施していますが、売上比率でいえば、他法人は会計監査がほとんどを占めると思います。私たちはほぼ半々ですから、そこは特徴と言えますね。グローバルレベルでナレッジが蓄積されていますし、当社は経営陣も若く新しいものをどんどん取り入れていくカルチャーなので、この領域の開拓者として常に進化し続けています。

また、働く側の関係性も非常にフラットです。公認会計士は財務の、私たちはテクノロジーやセキュリティーの専門家として、お互いにリスペクトし合っています。会計士だけが給与が高いといった不均衡もありません。

――IT企業ではなく監査法人がそうしたサービスを提供する理由を教えてください。

綾部:そもそも監査というビジネス自体が財務諸表の妥当性を保証する仕事なので、「信頼を保証する」ノウハウを持っていることが一つ目の理由です。また、監査法人は「株式会社」ではありません。PwCがグローバルネットワークを持ち、そのメンバーファームが高品質なサービスをクライアントに提供するために互いに協力しているのは事実ですが、そこに法的な親子関係や資本関係はありません。法人の出資者はパートナーになるため、どこかの資本が入っているわけではないんですね。

経済的にも独立している存在であり、だれかに便宜を図るといったインセンティブが働かない。だからこそ第三者として客観的に評価しやすいという側面もあります。

私自身が監査法人に興味を持ったきっかけは、この仕事が社会を支えるゲートキーパーであることです。公認会計士であれば、投資家や金融機関が数字を見誤るような不正は許さない。BASも同じで、みんなが安心してそのサービスを利用したり、個人データを預けたりできるような「信頼を生み出す」仕事にやりがいを感じています。その点は、監査法人のビジネスに共通している部分ですね。

たとえジュニアスタッフでも、言うべきことは臆さず言う

――実際のソリューション事例をお聞きすることはできますか?

綾部:これが非常に心苦しいところでして、機密レベルが高すぎて詳しくお話しできないプロジェクトがほとんどなんですよね。面白い話がたくさんあるんですが、なかなか話せないというか、話さないことが世の中からの期待でもあって。墓場まで持っていかなければいけないような話もいっぱいあります(笑)。

とはいえ、何かしらお伝えしないとイメージが湧かないと思うので、概要だけいくつかご紹介します。例えば、金融機関のシステム障害が起こったとします。その際に金融機関が策定した再発防止策が妥当かどうかを検証するといった仕事もBASのカバー範囲です。

キャッシュレス決済や、非金融企業が金融サービスを提供することも増えていますので、そのような企業のリスクマネジメントが一定の水準に達しているかを評価する案件も昨今のトレンドですね。

――やはりシステムが関連する案件が多いのでしょうか。

綾部:そうですね。近年はITの基盤がクラウド化していますし、GAFAのようなビッグデータを扱うビジネスも出てきているので、そういったシステムがセキュリティーを確保できているか、データを不正に扱っていないかを誰かがチェックすることは重要だと思います。

ただ、システム以外の監査をすることもありますね。例えばプロジェクト監査。聞き慣れない言葉だと思いますが、私が過去に経験した最大のプロジェクト監査は、ある団体の民営化プロジェクトです。莫大な金額が動くプロジェクトだったので、もしもどこかで問題が起きたりスケジュールが遅れたりすると、それなりのポジションの方々が責任を取らなければなりません。それゆえ、現場からは「間に合っている」「特に問題はない」というきれいな報告を上げるインセンティブが働いてしまうのです。そこで私たちが第三者として、本当に正しい報告を発信しているのかを評価させていただきました。

私の場合は、その他に不正対応の案件も多いですね。いわゆる内部統制という領域ですが、クライアント社内のルールやカルチャーなどを検討しながら「こうすれば不正ができてしまうので、制度を変えた方がいいですよ」とご提案します。

これは社員を信用していないといったレベルの話ではなく、人間ってそもそも弱いんです。お金がなくて困っている時に財布が落ちていたら、魔が差すことがゼロとは言い切れないでしょう。そういった人間の弱さと向き合いながら、マネジメントやルールをどう変えていくのかを、経営者と正面からディスカッションしていきます。

不正を発見したある案件では、「これはルールが悪いです。会社の仕組みが悪事を働かせることもあるんですよ」とお伝えさせていただいたこともあります。

――厳しい言い方かもしれませんが、とても大切なことですよね。

綾部:はい。私たちの仕事はジュニアスタッフであっても、クライアントの経営者に「もっとこれをやってください」とか「これではいけません」と伝える必要があります。しかもその内容は、直接的に利益が上がるとか業務効率化につながる話ではありませんし、ともすれば手間が増えることもある。それでも、私たちが介入することで不正やトラブルを未然に防ぐことができますし、もし何か起きたとしても経営者や従業員の方々が疑われなくて済むわけです。

ゲートキーパーとして社会に貢献すると同時に、クライアントも信頼という観点から保護する。非常にやりがいがありますね。

世の中の劇的な変化は、自分自身の無限の可能性でもある

――この仕事に向いているのはどんな人だと思いますか?

綾部:自分を信じてこだわれる人。プロフェッショナルサービスは自分自身が商品なので、商品価値を高めるためには自らが成長し続けなければいけません。自分をあきらめず、世の中のニーズを捉えてスキルを磨いていける人でなければ、すぐに通用しなくなってしまうでしょう。私もこの仕事を始めた頃はクラウドもありませんでしたし、常に勉強する日々です。それができなくなれば引退しなくてはならないと考えています。

もちろん一人で何でもやらないといけないわけではなく、他領域のプロフェッショナルとコラボレーションすることも大切です。PwCあらたには、多様な専門性やバックグラウンドを持った人間が集っていますし、グループ内に目をやれば、税務や法務、コンサルティングのプロもいます。そういったメンバーと協働して取り組む“クロスロス(X-LoS:Cross Line of Services)”のプロジェクトも多いので、自分以外も含めた「人間」が好きな人と言い換えてもいいかもしれません。

――グループ内の別法人との協働プロジェクトもあるのですね。

綾部:異なる専門性をクロスさせてクライアントの課題に立ち向かっていくことを“クロスロス”と呼んでいるのですが、ここはPwC Japanグループとして強く推進しているところです。例えばプライバシーデータを取り扱うなら法律の規制も関係しますし、関連する部署や法人と密にコミュニケートすることは非常に重要です。

海外とのつながりもかなり強いですね。同じ専門領域は、グローバルでワンチームだという考え方です。日系企業の海外進出に伴って、私たちから海外メンバーにリサーチを依頼することもありますし、その逆ももちろんありますので、英語が得意な人はとても楽しいでしょうね。日本法人の中に外国籍の職員もたくさんいますし、違う文化で育った人が一つの目的に向かって仕事をするのは本当にエキサイティングですから。

――非常に刺激的で、自分を成長させられる環境だと感じます。

綾部:その通りですが、誰にでもできる簡単な仕事ではありません。無知な人が「これは大丈夫です」と言っても信用してもらえないですよね。トラストサービスは信頼を付与するエキスパートでなければ務まらない。高い専門能力が求められるのも事実ですが、だからこそ希少性があるとも言えますね。

T型人材という言葉を聞いたことがあると思いますが、私たちが目指しているのはπ型人材。つまり幅広いビジネスの知見をベースとしつつ、一つではなく複数の専門性を持つということです。例えば一つがITだとしたら、もう一つは内部統制やクライアントの業界に対する知識。ITの中にもさまざまなジャンルがありますし、複数の強みを持てば持つほど、世の中から求められる希少価値の高い人材になることができます。

希少価値の高い人材になれば、この領域の専門家として、いろいろな企業から案件をお任せいただけることにもなり、その経験が自分自身を大きく成長させてくれるでしょう。

――これから社会に出ていく学生に、メッセージをお願いします。

綾部:今、世の中はかつてないスピードで変化しています。私の息子はインターネット上の高校に通っているんですが、今度オンラインで海外の人と現地の踊りを踊るイベントが開催されるそうです。私たちが学生の頃には考えられなかったようなイベントですが、実はビジネスや経済社会でも同じように劇的な変化が起きています。

皆さんにはぜひ、そうした環境変化をチャンスだと捉えてほしい。世の中の変化は、自分自身の無限の可能性でもあるわけですから。変化に対する挑戦を、大いに楽しんでください。


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